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「ループ」鈴木光司
JUGEMテーマ:読書


科学者の父親と穏和な母親に育てられた医学生の馨にとって家族は何ものにも替えがたいものだった。しかし父親が新種のガンウィルスに侵され発病、馨の恋人も蔓延するウィルスに感染し今や世界は存亡の危機に立たされた。ウィルスはいったいどこからやって来たのか?あるプロジェクトとの関連を知った馨は一人アメリカの砂漠を疾走するが…。そこに手がかりとして残されたタカヤマとは?「リング」「らせん」で提示された謎と世界の仕組み、人間の存在に深く迫り、圧倒的共感を呼ぶシリーズ完結編。

ずっとホラーだから怖いって思って手にしていなかったこのシリーズ。読んでよかった。今更ながらなんだけど、読んでよかった。面白かったです。

今回の主人公は二見馨。科学者の父親とネイティブアメリカンの伝承に詳しい母親。3人の幸せな暮らしは父親の癌により一変する。度重なる癌の転移。癌で亡くなる人が多くなり、それが新種のガンウイルスによるものだということがわかる。馨は父親が昔関わった「ループ・プロジェクト」について聞いた。そのループプロジェクトのテーマは生命の誕生をコンピューターでシュミレーションすることだったのだが、パターンがガン化してしまいそのプロジェクトは終了。プロジェクトの産みの親であるエリオットは世間から身を隠し、中央部にいたケネス・ロスマンは「転移性ヒトガンウイルスの正体がわかったもしれない。カギを握るのはタカヤマだ…」という言葉を残して半年前から連絡が取れなくなってた。ロスマンが最後にいたのがニューメキシコ州のウェインスロック。そこは昔両親と旅しようと約束していた場所だった。

父親の病院で知り合った礼子とがん患者の息子・亮次。礼子に惹かれる馨は亮次の治療中に関係を持ってしまった。亮次は母親と馨の関係を知った上で、病気を苦に自殺。その時礼子は馨の子供を体内に宿していたが、自分もウイルスキャリアだと知っていたので、子供を生むか悩んでいた。

すべてを知った馨はウェインスロックに行くことを決断した。
馨と家族の関係は素敵だなって思いました。夜中だろうと馨を起こし、色々語り合うちょっと子供のような秀幸。そんな二人の会話についていけないけど、側で温かく見守る真知子。だけど秀幸が癌を発病して、3人の幸せな暮らしも続かない。馨は父親の分も母親を励まし、母親は方向は間違っていようと一生懸命夫が治るよう努力する。父親は何度発病しようとも、馨が10歳の時にした旅行に行こうという。

ロスマンが残したタカヤマって言葉。リングやらせんの世界がそういうことだったとは!と驚きました。そして馨の正体も衝撃!!!馨の最後の選択は仕方がないんだけど、あまりにもかわいそうでした。父のため、まだ見ぬ自分の子のため、すべての人のためになんだろうけど…

それにしてもなぜ馨はニューキャップで消えなければいけないんだろうか?そういうものとして考えなきゃいけないのはわかるけど、情報だけ向こう側に送ることは不可能なのかしら?
| 本:さ行(その他の作家) | 21:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
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