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「プリンセス・トヨトミ」万城目学
JUGEMテーマ:読書


このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。

面白い!面白いんだけど、前半部分はどうも眠くなってしまいました。

大阪にやってきた会計検査院の松平、旭、鳥居の3人。大阪城近くの空堀中学校に通う大輔と茶子のストーリーと共に語られていきます。社団法人OJOの検査をしようとしたが、約束の時間に相手が現れない。松平は私用で大阪に残り、旭と鳥居はそれぞれ東京に戻り、OJOについて調べる。そしてわかった事実。OJOの代表からもう一度検査を受けるという約束を取り付け、大阪に一人残っていた松平が連れて行かれた先は…
鬼の松平、ミラクル鳥居、そしてフランス人とのハーフでハーバード大出、内閣法制局に出向経験のある旭。3人の仕事っぷりややり取りがすごく面白かったです。ミラクル鳥居がミラクルな訳。新しいインクの匂いにお腹が敏感に反応するってあたり、かなり笑いました。

大輔が子どもの頃から女の子になりたくて、セーラー服を着て登校する話の方がどうも…茶子が何者なのかもいわれなくてもすぐにわかっちゃう。

大阪国って発想。笑っちゃいます。大阪に生まれた男の宿命ですね。年間5億ものお金を使って「もしも」の時に備えるだなんて。すべての人が秘密裏に有事を知ることが出来るようなシステムですから、それ位お金が必要なんでしょうね。

東京駅などを建築した辰野金吾。実在する人だし、長浜ビルもあるんじゃないか?って思っちゃいますよね。そして大阪城の下には…って。大阪の地理を知っていたらもっともっと楽しめるんだろうなあって思うと、ちょっと残念。

女の人たちはどうなの?って思ったら、最後にちゃんと語られてました。そうだよね。知らないわけないよね。「男はアホな生きものやから、一生懸命になって、自分たちだけで何か大切な物を守ってるつもりになっているけど、どうかそっとしておいてあげなさい」って。女の方が一枚上手です。

大輔はこの先どうするんだろう?大阪国での真田家に生まれた宿命を背負っていくのか、女性として見て見ぬ振りを決め込むのか???
| 本:ま行(万城目学) | 21:16 | comments(3) | trackbacks(5) |
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コメント
まぁ、年間五億円は遣い過ぎですなぁ(笑)
個人的には松平の父親とのエピソードが結実していないことに、かなり不満を覚えています。松平は結局、伝えられていないし、たぶん、あそこで急に伝えられても戸惑うばかりだったと思うのですよね。
自分のレビューでも書きましたが、大阪では広すぎてファンタジー世界に入り込めませんでした。
| すの | 2009/07/14 7:06 AM |
大阪ならさもありなんって思わせる話でしたね。
面白かったけど、長すぎ?
もう少し凝縮されていた方が良かったかな‥

鳥居って落語に出てきそうです。
息子△魯潺薀ル鳥居が今まで読んだ本の人物で一番好きかも!だそうです。ちなみに息子△詫邯譴眤膵イ^^

直木賞候補なんですよね。
どうなるかな?

| たまま | 2009/07/14 9:01 AM |
◇すのさん

5億、すごいですよね。
でも、有事のあの状態を考えたらそれ位かけて準備していないとダメなんでしょうね。
松平、お父さんが伝えたかった事がわかっただけでも
よかったんじゃないかなって思いました。
父親が伝えずに亡くなっても、大人になってから知ることもあるらしいし。

◇たままさん

前半がちょっと退屈でしたよね。
鳥居が落語、たしかにそうかも(笑)
ボケてるのに鋭いところがまさに「ミラクル」でした。
息子さん、落語好きなんですね。

| なな | 2009/07/14 9:10 PM |
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