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「訪問者」恩田陸
恩田 陸
祥伝社
(2009-05-14)

JUGEMテーマ:読書


山中にひっそりとたたずむ古い洋館――。三年前、近くの湖で不審死を遂げた実業家朝霞千沙子が建てたその館に、朝霞家の一族が集まっていた。千沙子に育てられた映画監督峠昌彦が急死したためであった。晩餐の席で昌彦の遺言が公開される。「父親が名乗り出たら、著作権継承者とする」孤児だったはずの昌彦の実父がこの中にいる? 一同に疑惑が芽生える中、闇を切り裂く悲鳴が! 冬雷の鳴る屋外で見知らぬ男の死体が発見される。数日前、館には「訪問者に気を付けろ」という不気味な警告文が届いていた……。果たして「訪問者」とは誰か? 千沙子と昌彦の死の謎とは? そして、長く不安な一夜が始まるが、その時、来客を告げるベルが鳴った。

「山中の湖のほとりのひっそりとたたずむ古い洋館…」そんなキーワードだけで恩田ワールドにグググっと入り込んじゃいます。

人里はなれた山中の湖のほとりに建つ古い洋館。3年前に家業を継いだ朝霞千沙子が湖で亡くなった。そこに住む朝霞家の人々・長男の千蔵、次男の千次、三男の千衛、そして末っ子の千恵子とその夫・宮脇協一郎。お手伝いの更科。訳あって面倒を見ている10歳の女の子・愛華。千沙子に育てられた映画監督・峠昌彦の親友・井上は、カメラマンの長田とともに、その洋館にやってきた。

愛華は3年前に死んだはずの千沙子を見たと言うし、千次は「訪問者に気をつけろ」という手紙をもらっていた。井上は昌彦の弁護士だったが、雑誌の取材だと嘘をついて洋館にやってきた。そこにやってきた愛華の母親。彼女の行動も不自然だ。嵐が来て、家の外に死体が。インターフォンがなり、昌彦が子どもの頃から大切にしていた木彫りの象が置かれていた。次の日の朝早くに小野寺という役者がインターフォンをならし、嵐でがけ崩れが起き道がふさがっていると言う。小野寺は見知らぬ女性に頼まれて千沙子の姿になって前日に湖のあたりをウロウロしていたのだ。
疑わしい2件の「事故死」老人の話から真実を突き止めようとする井上。思った以上に聡い家政婦の更科さん、昌彦の遠縁のようなものだという少女・愛華。ドアの呼び鈴とともに思わぬ「訪問者」が現れ、嵐が起こる。「訪問者」が現れるごとに物語がむずかしくなっていく。誰が怪しいのか全くわからず、それぞれが誰かを怪しいと思い、疑われている人は「信じてもらえないかもしれないけど…」と弁解します。そんな登場人物達と一緒に「この人?」それとも「あの人?」と考える私。

10歳の愛華があまりにもあどけなくて、幼稚園生くらいに見えたのですが、愛華の視点で語られた時にゾクっとしました。今までの周りの人からみた少女と、本当の彼女の感情の温度差が怖いです。

朝霞家の男兄弟3人。千次はインパクトが強かったけど、残りの二人はごちゃごちゃになりました。

小野寺くんが飄々としているのにズバっと核心に迫るのが面白かったです。
| 本:あ行(恩田陸) | 22:21 | comments(4) | trackbacks(5) |
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コメント
ななさん、こんにちは。
連日、暑いですね・・・。
そんな中、ちょっと涼しい雰囲気の作品でした。
静かな風が吹いてるような。
確かに愛華ちゃんのちょっとしたひと言がぞくって来ましたね。(TBさせていただきました)
| Spica | 2009/07/20 3:00 PM |
Spicaさん、こんばんは。
今日はちょっと涼しくなり、ホット一息。

舞台設定からして山中にひっそりと佇む湖畔の洋館ですもんね。
ひんやりしますよね。
愛華ちゃん、子供だと思ってたら意外と大人びていて驚かされました。
| なな | 2009/07/21 8:32 PM |
またもや迷宮に入り込んでしまった気分です。
珍しくゾクゾクしながら夢中になって読んだんですけど、やっぱり最後は訳分からなくなって。(爆)
老人たちの話、強引で無理ありますよね〜?
見知らぬ男の死体のために?あんな大芝居しますかね?
| じゃじゃまま | 2009/11/11 11:11 PM |
じゃじゃままさん、こんばんは。
「山中の洋館」雰囲気はありましたが
恩田さんってこんな風にあれ?って終わること多いですよね。
広げた風呂敷そのままって言うのか。
でもね、ネタバレしちゃいけないと思い
ラストを書かないから、全く思いつかない。
えぇ?!って思った事はおぼえてるんだけど…
| なな | 2009/11/12 12:03 AM |
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恩田陸 「訪問者」
訪問者(2009/05/14)恩田 陸商品詳細を見る 【内容】(「BOOK」データベースより) 山中にひっそりとたたずむ古い洋館―。三年前、近くの湖で不審...
| ホシノ図書館 (本と映画の部屋) | 2009/07/20 2:58 PM |
訪問者 恩田陸著。
≪★★☆≫ ひっそりと建つ洋館に、次々に「訪問者」が現れる。 「訪問者に気をつけろ」と謎の手紙が送られ、記者を騙る弁護士、秘密がありそうな母子、変装を頼まれた青年。 誰も彼もが秘密を抱えていそうで、誰もが怪しい。 そして、洋館に住む一族。彼らも秘密を抱え
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訪問者  恩田陸
訪問者/恩田 陸 恩田陸 祥伝社 2008 STORY: 山奥の洋館に朝霞家の一族がそろう。映画監督の死による遺言を伝えるため、弁護士とカメラマンがそこを訪れる。「訪問者に気をつけろ」という警告文が届いていたことも知らずに…。 感想:  特に前半、飛び
| 読書・映画・ドラマetc覚書(アメブロ版) | 2009/12/15 5:07 PM |
訪問者に気をつけろ
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| 笑う学生の生活 | 2010/10/09 1:11 AM |
訪問者<恩田陸>−本:2010-57−
訪問者クチコミを見る # 出版社: 祥伝社 (2009/5/14) # ISBN-10: 4396633173 評価:80点 アマゾンのレビューを含め、いくつかのブログにアップされている書評は若干辛い。 ミステリと呼ぶには強引なエンディングで無理にまとめた感じが確かにしないでもない。 ただ、
| デコ親父はいつも減量中 | 2010/11/22 11:22 PM |