CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< あかね空 | main | 「わくらば追慕抄」朱川湊人 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「さよならの扉」平安寿子
さよならの扉
さよならの扉
平 安寿子
JUGEMテーマ:読書


彼は逝ってしまったけれどわたしとあなたは、ここにいる。社会経験まるでなしの本妻(48歳)と、デキる独身OLにして夫の愛人(45歳)が、夫の死をきっかけに対面。そんな女ふたりが織りなす奇妙な交流を、一滴の涙を添えてユーモラスに描く。

「象の背中」に続き「癌で余命を宣告された夫には愛人がいた」ってパターン。腹立たしい。なぜに妻に愛人の存在を告げるんだ?死ぬからって何でもしていいって事はないだろうに。残された妻はどう折り合いをつけていけばいいと思ってるんだろうか。正直に言うことが正しいことじゃないと思うんだけどな…そんな風にムカムカしながら物語が始まりました。ムカムカするんだけど、物語は面白いのです。

本妻・仁恵と愛人・志生子、二人の視点が交互に語られます。末期ガンの宣告を受けた夫・卓巳から志生子の存在を知らされた仁恵。夫が最期を迎えようとするそのとき、仁恵はなぜか志生子に電話をかけてしまう。そこから始まるまさに「奇妙な」二人の交流。
夫・卓巳が死んでも悲しさをそれほど感じず、淡々と過ごす仁恵。その仁恵が志生子にする一つひとつが腹立たしい!49歳になのに「おこちゃま」なのです。愛人と仲良くなりたいってありえない。夫が付き合ってる女性ってどんな人なのか、気になる気持ちはわかります。私も出来ることならこっそり覗き見したいって思う。だけど「友達になりたい」はないんじゃないなかって思います。「友達になりたい」と思いながらも、夫とのことネチネチイヤミっぽく言ってみたり。

志生子は仁恵の電話に付き合います。不倫をしていた負い目を感じてるからなのか、ビシっと言えないんですよね。遺品を整理していて志生子が愛人なのでは?と疑った娘に対しては冷たい態度をとっているんだけど。

仁恵のストーカーのような攻撃にもかかわらず、香典返し代わりの食事会や、志生子の父親の死に立ち会ったり。最後にはボストン旅行に行ったり。なんだかんだ言って、結局は相性がいいのか?
| 本:た行(その他の作家) | 22:08 | comments(2) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| - | 22:08 | - | - |
コメント
こんにちは、ナナさん。

>ムカムカするんだけど、物語は面白いのです

本当に仁恵にイライラさせられました。
こんな女いない! と思いつつ、縮小版ならチラホラいるかも〜と思わせられて。。。
やっぱり平安寿子は読ませますね。
| かつき | 2009/09/23 12:30 PM |
かつきさん、こんばんは。
仁恵、腹立たしかったですよね。
思い出しただけで、いやーな気持ちになります。
平さんの上手さなんでしょうね。
| なな | 2009/09/23 8:31 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
『さよならの扉』 平安寿子
末期のすい臓がんで余命半年の夫から「愛人がいる」と告げられた専業主婦の仁恵。「イヤなこと、暗いこと、重いこと、難しいことは避けて通りたい」彼女は、夫が死ぬ瞬間から逃れたくて、その愛人に電話をしてしまう。その後も、お葬式が終わると愛人・志生子に連絡しお
| 猛読醉書 | 2009/09/23 12:31 PM |