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「鬼の跫音」道尾秀介
鬼の跫音
鬼の跫音
道尾 秀介
JUGEMテーマ:読書


6つともじめじめした暗さとあっけらかんとした悪意に満ち溢れ、読み進めるのがいやと思いながら、でも気になる。人の悪意にゾゾゾとなり、ラストで「うわ〜そうなるか!」って驚き、もう一度最初から読み直す。道尾さん、短編もいいです。

どの物語にも鴉が出てきて、Sと言う名前の人も出てくる。

過去に遡っていく日記の「冬の鬼」で少しずつ明らかになっていくSとの事。一番面白かったです。
「鈴虫」
11年前に私が生めたSの死体について警察で聞かれた。11年前、たしかに私はSを埋めた。Sは大学入学時から気に入っていて、今は私の妻である杏子のボーイフレンドだった。

「ケモノ」
立派な家族の中で一人出来損ないの僕。ある日、転んで椅子を壊してしまった。それは祖母が友人から譲ってもらった刑務所作業製品で、折れた脚の断面に何か字が書いてあった。名前Sから検索してみたらどうやら昭和40年に起こった事件の加害者のものだった。僕は現地に行ってみることにした。

「よいぎつね」
お祭り「よい狐」の取材のために子どもの頃過ごした街にやってきた。逃げるようにして出て行ってから20年が経っていた。中学生の時、仲間4人でやっていた度胸試し。今回は俺の番、女を一人陵辱すると決まった。やるのはよい狐の日。

「箱詰めの文字」
作家の僕の所に男がやってきて「床下収納から入り込みどろぼうをした」と言う。盗んだ貯金箱を返してもらったのだが、自分の物じゃないようだ。中にはメモが入っていて「残念だ」の文字が…

「冬の鬼」
日記で綴るSとの暮らし。どんどやでダルマを燃やした。

「悪意の顔」
学校でSに虐められている僕は空き地の隣の古い家に住むおばさんと知り合った。おばさんは「絶対に内緒」だといい、僕の頭の上でキャンバスに描かれた絵を振った。そしてSに対する恐怖心が消えた。
| 本:ま行(道尾秀介) | 20:50 | comments(4) | trackbacks(1) |
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コメント
ちょっと忘れかけていますが、『カラスの親指』と続けて読んだので作品の違いにちょっと戸惑いました。
ひたすら暗くてホラーでした。
息子,脇使さん評価が↓になったようですが、私はこれはこれでありかな、と思います。
| たまま | 2009/05/18 9:03 AM |
たままさん、こんばんは。
「カラスの親指」とは違った雰囲気ですよね。
私は最初に読んだ道尾さんが「向日葵の咲かない夏」で
そちらとは似たような暗さと怖さだったので平気でした。
短編もなかなかいいですよね。
| なな | 2009/05/18 10:36 PM |
「ケモノ」ちょっとショックなラストでしたよね。
え〜〜っ!ってやり切れなくなりました。
「悪意の顔」も、結局あれは嘘?女の狂言?だとしたら、S、怖いですよね!
| じゃじゃまま | 2009/06/05 10:42 PM |
じゃじゃままさん、こんばんは。
「ケモノ」もそうですが、ラストにえぇぇぇ!って言うのが多くて。
「悪意の顔」は考えると色々謎が出てきます。
| なな | 2009/06/06 8:05 PM |
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鬼の跫音 道尾秀介著。
≪★★★☆≫ そっと不気味さが近寄ってくる感じ。 「鈴虫」 Sの死体を埋めた。11年後、男が刑事に取調べを受けている。Sの大学時代の友人で、男の妻はSの元恋人。そう来たか。 「ケモノ」 家族の中で駄目人間な僕が、偶然、刑務所作業製品の椅子の裏にあるメッセ
| じゃじゃままブックレビュー | 2009/06/05 10:40 PM |