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「向日葵の咲かない夏」道尾秀介
向日葵の咲かない夏
向日葵の咲かない夏
道尾 秀介


4年生、夏休みの前日。先生に頼まれたプリントを、学校を休んだS君の家に届けに行った僕はS君の死体を発見する。しかし先生と警察が駆けつけると死体へ消えてしまっていた。そんな中、S君が姿を変えて僕の前に現れる。S君の死の真相に迫るひと夏の物語。

えー?なんなの?全然わからない。すごいです。

まずは怖がりの私、危うくトイレに行けなくなりそうでした。読んだのが夏じゃなくてよかった。夏で蝉の鳴き声なんて聞こえていたら、S君の顔が見えそうで途中で本を投げ出していたかもしれません。

S君に頼まれてS君の死体を捜すのですが、いろいろな人の心の中の闇がしつこいほどに書かれている。自分で推理することなく、物語に乗っかっていく私は「え?この人なの?」「じゃなくてこの人?」最後には「もしかしてミチオなの?」って思ってしまい、先が気になるのです。どんどん読んで真相を知りたいって思ってしまった。

そしてラストをどう解釈していいのかわからなくて再読。そしたらいろんな所に伏線が。気がつきませんでした。後半突然出てくるミチオの苗字「魔邪」にだって意味があるんですよね?(自信なし)

主人公のミチオ、本の最初でS君の首吊り死体を発見し、家に帰ればお母さんは氷のようにつめたい態度でミチオに接する。そんなお母さんをお父さんは見てみぬふり。お母さんの冷たい態度、精神的な虐待が辛すぎます。ミチオが自分の子供だったらって想像して(するとひどい母親は私になってしまうのですが…)行き場のない怒りさえ感じました。
そしてラスト。これはどうなんでしょう…私の解釈は正しいのか知りたくてネット上をうろうろ。だけどやっぱりネタバレになるから書いてる人いないんですね。ネタバレ[ラスト、叔父さんの家に旅立ちますが、ひとりって事はやはり両親は火事で亡くなってしまったのでしょうか?]この本を読んだ方どうか意見を聞かせてください。全然読み間違ってます?
| 本:ま行(道尾秀介) | 23:28 | comments(20) | trackbacks(15) |
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コメント
ななさん、ネタバレのところですけれどその通りですよ。
妹ももちろん同じくです。
ただしこの作品はホラーではなく本格ミステリだ、というのが一つのポイントだと思われます。

ネタバレ!
ネタバレ!

ひどい振る舞いの母親も主人公も共に妄想の世界にいて、
そもそも生まれ変わりなどはない、ということです。


ネタバレ!
ネタバレ!

どうでしょう?

| りあむ | 2006/03/21 11:55 PM |
みんながゆがんだ世界に住んでいたって事ですね。

そもそもミステリのジャンルって言うのがどういうのをさすのかちゃんとわかっていないし、曖昧なのだとは思うのですが、こういうのは「本格ミステリ」なんですね。

朝、ベランダのプランターを見て、そろそろアブラムシの季節だなぁと思ったとたん、物語の世界に引き込まれてしまいました。あー暫くはひきずりそうです。
| なな | 2006/03/22 9:38 AM |
ちょっと補足を。
私が勝手に「救い」だと思っているだけで、一般的には「救いがない」作品なんだと思います。
「本格ミステリ」の定義は人によってさまざまですし、人によってはこれを「ホラー」だと考える(転生はミチオの妄想ではない)人もいるでしょうし。
いろいろな解釈を可能にしているあたり、上手いなあと感心します。
私の場合、人道的にどうというよりテクニックに見とれてしまうところがあるので・・・・。

ミチオの名字は気づきませんでした。
そういえば作者の名前も「道尾」なんですよね!
| りあむ | 2006/03/22 11:24 PM |
りあむさん、この本って本当に色々考えさせられます。
「魔邪というのは、たしか、釈迦を産んだ母の名だ」なんて書かれたら、転生もありなのかもって思えるし。だけど妄想なんだなぁって思ってみたり。
うまいんでしょうね。

そう。作者の名前も道尾さん。
「みちお」なにかあるのでしょうかね。
| なな | 2006/03/23 9:30 PM |
こんばんは。
残念ながら、こういう人の内面にあるどろどろとした悪意や、少年嗜好とかって生理的にダメなんです。
ダメ以上に力(ちから)のある作品は評価できますが、この作品は、正直、ちょっと・・・・
技術力という点で”巧い”作品だと思うのですが。

ミチオは、前作「背の眼」の語り手も作家と同じホラー作家道尾ですね。摩耶ミチオのペンネームが道尾秀介?石田衣良の本名が石平(イシダイラ)さんみたいに?(笑)
| すの | 2006/04/23 7:23 PM |
すのさん、こんばんは。
この本、児童虐待、少年嗜好、動物虐待など、今世の中で起こってる人が気分を害する事ばかり出てきました。
生理的に受け付けないっていう気持ちわかります。
それなのに読みきるすのさん、すごいと思います。

前作も「ミチオ」さんなんですね。
こうなると次の作品が気になります。
| なな | 2006/04/23 9:41 PM |
夏に読んでしまいましたあああ(>_<)そして夜中に読み終わり,朝起きたらイヤな汗かきまくりでした。ううう。読まなきゃよかった……。ものすごく「巧い」作品だなとは思ったんですが,二度読むか?と言われたら「ノー」と答えます。もうイヤ!!怖すぎて!!
| まみみっくす | 2006/07/10 7:30 PM |
まみみっくすさん、夏ですね。
そちらは蝉鳴いてますか?
鳴いてない事を祈ります。
私も再読はしたくないです。
だけど、忘れる事もなさそうで、それが悲しい。
| なな | 2006/07/10 11:44 PM |
「魔邪」って変わった名字だなぁと思ってたんですが、
言われてみるとそうですよね!なるほど・・。
ミステリーとしてはおもしろいとは思うんですが、
なんか後味の悪さだけがずっと残りそうでいやです。
| june | 2007/02/01 4:35 PM |
juneさん、こんばんは。

後味の悪い物語でしたね。
たいがい内容を忘れてしまうものなんですけど
チラチラと嫌なこと思い出してしまいます。
| なな | 2007/02/01 9:29 PM |
内容を深く考えてしまうと、気分が悪くなってきます。
ミステリーとして割り切って読んだほうがよさそうですね。
| | 2007/03/23 8:48 PM |
花さん、こんばんは。

蝉のなく頃に読んだらもっとゾゾゾっとなったかもしれないですね。冬でよかったです。
| なな | 2007/03/23 10:34 PM |
ななさん、ネタバレは私もそう思いました。
それにしても、現実と非現実、人と魂が入り乱れたお話でしたね。
ミチオの妄想の世界なのか、本当に生まれ変わりをキャストとして置いているのか、色々推測すればするほど?の私でした。
まだ読んだばかりであの恐怖が体に染み付いてます。
怖いよ〜っ!
| coico | 2007/04/24 8:59 AM |
coicoさん、こんばんは。

読んですぐは、なんともいえないジットリとした感じが
体に付きまとっていたのを思い出しました。
どこからどこまでが現実で、どこからどこが妄想なのか??
本当にわからなくなる物語でした。
| なな | 2007/04/24 11:53 PM |
はじめまして、トラバ貼らせていただいた、たちばなです。
道尾秀介は、「ひまわりの咲かない夏」と「片眼の猿」しか読んでないんですが、私は「ひまわり」の方が、ずっと面白かったです。
本格ミステリと、ホラーのブレンド具合が絶妙!!
未読の人には、ドンドンおすすめしたくなる作品ですね。
| たちばな ますみ | 2007/06/25 11:05 PM |
たちばな ますみさん、はじめまして。
TBとコメントありがとうございました。

最初に読んだ道尾さんの作品が「ひまわり」だったのですが
すっかり引きつけられて他の本も読んでみた言って思いました。
| なな | 2007/06/25 11:30 PM |
こんばんは。
ミチオの苗字の意味は、おいら気付いちゃったかも。
たぶん、ある作品へのオマージュだと思いました。
うちのブログに来てもらえれば…ね。
| しんちゃん | 2008/03/08 8:05 PM |
しんちゃん、こんばんは。
ミチオの苗字の意味!
そりゃーもちろん即しんちゃんのブログに飛びますとも!!!
| なな | 2008/03/08 8:45 PM |
話が二転三転して何が事実なのか混乱しました。
読後もこの話ってなんだったんだろう??
って感じで、全然すっきりしなくて‥
でも読み返すのも気が乗りません。

『鬼の跫音』の後に読んだので「S君?またS?」って思いました。
ミチオもそうだけど、Sも道尾さんのイニシャルですよね。

| たまま | 2009/06/12 9:11 AM |
たままさん、こんばんは。
読んだ後、すっきりしないですよね。
だけど、もう一度読む気にはなれない。
なのに、この本が道尾さん初読みだった私は
その後の本は出るたびに読んでます(笑)

そうか〜これにもS登場だったんですね。
何かこだわりがあるのかしら?
| なな | 2009/06/12 9:13 PM |
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