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「いつか記憶からこぼれおちるとしても」江国香織

女子高の高校一年生。同じ教室で時を過ごす10人の少女の6つの短編。

読んでいくと繋がりがないように思える6つの話だけど、雨の日に「マジック持っていない」ってクラスの子に聞いて回る高野さんがどの話にも出てくるのでクラスメイトなんだってわかります。そしてラストの物語は男の人が語る高野さん。それを踏まえてもう一度読んでみると違った印象です。

なんだか高校時代が懐かしくなりました。放課後のファストフード、授業中の手紙、仲良しグループでの食事、テスト後の答え合わせ、そして席替え。一人の時ってあったのかなぁ。一人でいる子っていたのかなぁ。あの頃って本当に毎日楽しく過ごしていました。

そしてすっかり大人になってしまった私が今回読んで(実は再読。私の記憶からすっかりこぼれ落ちていました)子供目線で鋭い事言ってるって思った文章が二つ。「ママの考えることはときどきよくわからない。これはあたしが子供すぎるのではくて、ママが年を取りすぎているのだと思う。…もし何かをわかるのに子供過ぎるのなら、いつかわかるときがくる。でも、なにかをわかるのに年をとりすぎているのだったら、その人はもう、永遠にそれがわからないのだ。」(「テイスト オブ パラダイス」)と「何月何日に、とか、何時にどこで、とか決めないと、成人たちにとっては約束とみなされないらしいっていうこと。十六年間生きてきて、私もそのくらいは学習した」(「雨、きゅうり、緑茶」)


「指」父は宇都宮に単身赴任してる。学校帰りに母に頼まれた買い物をして帰るのが日課の菊子。ある朝隣に立った女の人がブレザーの下に手を入れてきた。
「緑の猫」中学時代からなんでも一緒のミエが2学期が始まってすぐにおかしくなった。
「テイスト オブ パラダイス」ママは私を甘やかしてくれる。学校にむかえに来てくれて、ランチを食べに行ったり洋服を買ったり。柚の彼の友達と付き合い始めるが、街をただひたすら歩くだけのデート。
「飴玉」家の下にある喫茶店で週3回バイトをする加奈。そして週6回は晩御飯を食べる。いつか旅に出ようと決めている。
「雨、きゅうり、緑茶」きゅうりを眺めるのが大好きな修子、修子の母親の妹で36歳なのにアルバイト生活してる志都。二人の日常。
「櫛とサインペン」ラーメン屋で見かけた美代が気になり、声をかける。親密になった高野美代の鞄の中には櫛とサインペンしか入っていない。
| 本:あ行(江国香織) | 22:52 | comments(0) | trackbacks(1) |
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『いつか記憶からこぼれおちるとしても』
江國香織。女子高校の話。タイトルがいいなぁ。いつか記憶からこぼれおちるとしても。 言葉のイメージにふさわしい雰囲気を持つ作品です。 それぞれ独立してますが、名前とかセリフとかで同じ時間の同じクラスの子のものだと分かります。高野さんのことなんかは補完し
| よろずことのは | 2006/05/08 11:09 PM |