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「光」三浦しをん
光

三浦 しをん
JUGEMテーマ:読書


東京・美浜島。島に住む人は全員知り合いという閉塞的な島で育った信之は、同級生で島で一番美しい美花とからだを重ねることに夢中。父親から虐待されている輔は信之のあとを付いてまわっている。ある晩、神社で待ち合わせをした信之と美花。そしてやっぱり輔が二人の側に。その時津波が島を飲み込み、人も家もすべて消え去ってしまった。朝に成り生存者を探す3人。生きていたのは輔の父親と漁船に乗っていた旅行者。そして元燈台守のじいさんだけだった。その晩、事件は起こった。それから20年後、別々の場所で生きていたはずの彼らが再び出会う。

なんだかすごい物語でした。閉塞的な島で暮らす信之の日々。美花の事、エッチな事ばかり考える信之。父親から虐待を受けている輔を疎ましく思う気持ち。家族との日々。そんなものが津波に一瞬にしてなくなってしまうのです。

それから20年後、市役所に勤める信之は結婚し、妻・南海子と5歳の娘と幸せに暮らしています。南海子は娘を有名私立に入れるため塾に通わせ、その間に名も知らぬ男のアパートへ行く。感情のブレがない夫と幸せに暮らしているのに、なぜか男のところへと足が向く。美花は女優となっていた。輔はプレス工の仕事をしながら信之を探していた。ある日、新聞で信之を見かけ近くの川崎に転職。それから信之の身辺を調べ、妻・南海子に近づく。

信之の美花への気持ち。20年経っても津波にあった時そのままなのが怖ろしい。美花のためならなんでも出来ちゃう、美花だって自分と同じ気持ちだって勝手に信じる自分勝手さ。なんで結婚なんてしたんだろう?なんで娘に島に咲いていた花・椿なんて名前をつけたんだろう?なぜ最後に南海子のところに戻ったんだろう?

だけど南海子もかなりなものです。娘を有名私立に入れるため、そして家を買う為に慎ましやかに暮らしている。だけど行動の遅い娘に怒ってばかりで、自由時間には男のもとへ。家族に何の愛情も持っていない信之のほうがよっぽど娘に対して愛情たっぷりに接しています。夫が輔と知り合いで自分と輔の関係を知っていたことを知り、その夫が失踪して輔もいなくなった。それでも戻ってきた夫に普通に接する。ううう。怖い。

| 本:ま行(三浦しをん) | 22:04 | comments(15) | trackbacks(10) |
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コメント
ななさん…ごぶさたですが今年もヨロシクね♪
コレ只今精力読書中です。
やめられないです…このタイプは引力ありますね。
せっかくだけどななさんの感想は読まないで帰ります。
読了したらまた来ますね〜。
| ユミ | 2009/01/07 12:10 AM |
ユミさん、こんばんは。
今年もどうぞ宜しくお願いします。
本当にこの手の「黒い」物語って引き付けられますよね。
ユミさん、レビューアップしてますね。
行ってきます!
| なな | 2009/01/07 9:11 PM |
新年おめでとうございます。
今年の初読みがこれでした。
南海子が怖かったですねぇ。
虐待といい、だんまりといい
存在自体がホラーでした。
二〇〇九年もよろしく〜。
| しんちゃん | 2009/01/08 11:24 AM |
しんちゃん、こんばんは。
新年のご挨拶、すっかり忘れてました。
今年もどうぞ宜しくお願いします。
これが初読みとは!
南海子、本当に怖かったです。
お隣さんがうるさババアでよかった。
| なな | 2009/01/08 8:49 PM |
ななさん、こんばんは。

怖い話でした…
信之も輔も、20年経ってもほとんど変わらなくて、変わってないのは美花だけだったんでしょうか。いや美花も根は変わってないのかな。
みんなアレでしたが、やっぱり南海子が怖かったです。
ななさんの言われるとおり、ほんとお隣がうるさい人でよか
ったです!
| まみみ | 2009/02/07 10:56 PM |
こんばんわ。
しをんさんらしからぬ、怖い話でしたね。
信之の妻、南海子も不思議な存在でしたね。
ラストの信之の選択も意外でした。
この夫婦の今後を考えると……。
ななさんの言われるように相当怖いかも(笑)
| ia. | 2009/02/08 2:03 AM |
◇まみみさんへ
怖い話でしたね。
中学生の時の感情をそのまま持ち続ける人たち。
美花なんてその頃から男を操ってますもんね。
そして南海子!!!おとなりのうるさババア、いてよかった。

◇ia.さんへ
読み始めて暫くして「ん?これしをんさん?」って
何度か自分の中で確認しました。
それくらいらしからぬ物語でした。
信之と南海子、なかったことにしちゃうのか!って思わず突っ込んじゃいました。
これからを考えると…本当に怖いですよ。
| なな | 2009/02/08 9:19 AM |
しをんさんってこんな話も書くんだ〜とびっくりでした。
みんな得体の知れない人ばかりで、共感も出来ず‥
信之の家族はどうなるんでしょう。
きっとみつかるまでフツーに暮らすんでしょうね。
椿ちゃんは幸せになって欲しいけど‥





| たまま | 2009/02/24 1:55 PM |
たままさん、こんばんは。
読み始めて「これしをんさんだったよね?」って
何度も表紙を確認してしまうくらい、意外でした。
信之も南海子もすごく怖い。
何の罪もない椿ちゃん、幸せになって欲しいですね。
| なな | 2009/02/24 9:09 PM |
こんばんは。
タイトルから、なんだか明るくて楽しいお話を期待して読み始めたので、あまりの暗さにびっくりしました。
みんなのどろどろした感情にやられた…
〈南海子〉、怖かったですね。
女の人たち、おんなじ性別なのになんだか理解できない恐ろしさがありました。
| ちきちき | 2009/03/16 10:01 PM |
ちきちきさん、こんばんは。
本当にドンヨリと暗かったですね。
登場人物、全員目が死んでるって印象。
南海子はダントツです。
あの選択、すごい!!!
| なな | 2009/03/16 10:41 PM |
ななさん、こんばんは♪
本当に重い作品でしたね。
男性が読めば男性陣の滑稽さが、女性が読めば女性陣のしたたかさが余計にわかる一冊だと思います。
でも主題というか作者が何を伝えたかったかはわかりづらい作品でもありました。
次作は明るい作品を読みたいですね。
| トラキチ | 2009/04/08 6:01 PM |
トラキチさん、おはようございます。
タイトルとは正反対の内容。
人間の醜さや狡賢さなんかがこれでもかというくらい
書かれていましたね。
三浦さんらしからぬ物語で驚きました。
| なな | 2009/04/09 8:20 AM |
こんにちは。TBさせていただきました。
いやー暗かったですね。
タイトルの光、私は全く見えませんでした。
ここまで嫌いな人ばっかり登場する作品はあまりないですね^^;
しをんさんの作品で、ここまでダークなのは初めてなのでは。
いやー、びっくりです。
| 苗坊 | 2009/06/06 10:41 AM |
苗坊さん、こんばんは。
どよよ〜んと暗いですよね。
登場人物全員が正気じゃない!
しをんさん、エッセイとの差がありすぎです。
| なな | 2009/06/06 9:21 PM |
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