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「誘う森」吉永南央

誘う森 (ミステリ・フロンティア (45))
吉永 南央
JUGEMテーマ:読書


「私たち、似ているわ」 そう言っておきながら、勝手に逝ってしまった妻。彼女の死への疑問から洋介は自らの足で、その真相を探る決意を固める。妻の死に隠された秘密、死を呼ぶ森の謎とは。

最初はちょっと読みにくかったのですが、途中からナゾが気になって仕方なかったです。香映の死んだ日が6月の雨の日だったからか、森が常に存在しているからなのか、ずっと霧雨にさらされているような印象でした。

結婚とともに妻の地元・神山町に移り住んだ洋介。妻の実家は、酒のまちとして町起こしをしている神山町でも老舗の江戸時代から続く酒蔵。洋介は車で会社に行き、香映は酒蔵の手伝いをしてながら、自殺の名所と呼ばれる森の入口の教会で、自殺者への相談ボランティアをしていた。一年前のあの日、香映は何の前触れもなく自殺してしまった。未だに妻の死を受け入れられない洋介は会社から3ヶ月の休暇をもらい、不眠から脱するために町を歩き回る。そんなある日、昔警官だった一人の老人が漏らす一言によって妻は自殺だったのかと疑い始めます。調べ始めると次々に出てくる不審な出来事。
歩き回る洋介。常に不審な行動をとる妻の妹・瑛子、洋介の事を気にかけてくれる香映の兄で酒蔵を取り仕切っている芳春。昔から酒蔵を取り仕切っている叔母の節子。妻の残した手掛かりや失われた過去を探るにつれ、老舗の酒蔵である妻の実家の秘密が徐々に明らかにされていきます。

洋介の語り以外に香映の語りも挟まれます。洋介が少しずつ過去の香映や酒蔵に起こった出来事を調べていくように、香映の物語もどんどん過去に遡ります。

最後に二つがピッタリと合わさって森が動く。最初、読みにくくて数ページのところで「やめようかな」とも思ったんだけど、投げ出さなくてよかったです。

文具店の店主・野辺優子。香映の死から1年、忘れられずに不眠に悩んでいるのに、4歳年上独り身の優子とはいい関係なのがどうも気に入らなかったのですが、そこにもちゃんと理由がありました。
| 本:や行(その他の作家) | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
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