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「モダンタイムス」伊坂幸太郎
モダンタイムス (Morning NOVELS)
モダンタイムス (Morning NOVELS)
伊坂 幸太郎
JUGEMテーマ:読書


検索から、監視が始まる。漫画週刊誌「モーニング」で連載された伊坂作品 最長1200枚。

「人は知らないものにぶつかった時、まず何をするか?『検索するんだよ』」五反田の言う言葉ですが、本当にそうなんです。今朝も息子が何か質問してきたんだけど、それが私の知らないことだったので「後でコンピューターで調べてあげる」って言いました。そしてこの本の事思い出してちょっと怖くなった。

「魔王」から50年後の世界。今の世界からは100年くらい経ってるらしく、カセットテープを知ってる人は少ないし、ジョン・レノンだって「そんな人がいたらしい」って程度です。「魔王」の犬養は失踪しているし、犬養が首相の時に国民投票した法律改定は通ったらしく、男子は徴兵制度により訓練を受けている。そんな世界でSEをしている渡辺拓海の物語。
岡本猛はいきなり現われ脅す。「勇気はあるか?」
五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」
渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました」
大石倉之助は訝る。「ちょっと異常な気がします」
井坂好太郎は嘯く。「人生は要約できねえんだよ」
渡辺佳代子は怒る。「善悪なんて、見る角度次第」
永嶋丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」

出版社の本紹介に書いてある言葉。読み終わってから見ると色々思い出します。作家・井坂好太郎の「人生はようやくできねえんだよ」が一番印象的でした。

渡辺の妻・佳代子は何ものなんでしょう。浮気をしただけで半殺しですよ。私もそれくらいやってみようかしら。岡本さんいないかしら。渡辺との新婚旅行の時にホテルでボーイの真似をして「ルームサービスです」を練習する佳代子。ちゃんと活かされていてにやりとしてしまいました。

この間読んだばかりの「魔王」の安藤潤也・詩織。岩手で安藤商会をやっていて、「魔王」の時に貯めたお金をどのように使ってきたががわかります。渡辺が岩手に行ってる時に流れる空気がすごくほんわかしていてよかったです。潤也や兄の能力の秘密、渡辺とのつながりなどが面白かったです。

ドゥーチェのマスターは結局能力を持っていたの?いなかったの?


きっと内容忘れそうだから、ちょこっと自分用メモ。

仕事帰りに自宅で見知らぬ男に尋問を受ける。男は浮気を疑った妻が雇った男で浮気相手の名前を言わなければ爪を剥がすという。しらを切っていた渡辺だが、爪を剥がされるのが怖くて白状してしまう。次の日、職場に行くと部長・加藤に呼ばれた。ある仕事をしていた五反田が失踪してしまったので、大石と一緒にその仕事を引き継いで欲しいと言うのだ。五反田の携帯に電話してみると「見て見ぬふりも勇気だ」と言う。仕事は出会い系サイトの会社のプログラムで一見簡単そうに見えた。なにやら不可解な部分があり、依頼した会社「ゴッシュ」に問い合わせをするが電話はつながらない。そのうち大石がそのプログラムは「播磨崎中学校」「個別カウンセリング」「安藤商会」そして数名の名前を一緒に検索するとチェックする仕組みになっていることを突き止めた。その言葉を使って検索をした大石は集団痴漢事件の主犯として警察に捕まり、友人の作家・井坂好太郎も安藤潤也がやっている「安藤商会」と「播磨崎中学校」には関係があると言う。詳しくは今書いてる小説を読めと。妻が雇った渡辺の浮気対策のための男にそのキーワードを教えたところ、彼の家が燃やされたと言う。検索をした人たちが次々に襲われている。いったい何があるのか。
| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 22:23 | comments(19) | trackbacks(12) |
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コメント
私は拷問シーンがとにかくダメで読み続けるのが辛かったです;;
作家の友人は井坂好太郎って名前じゃない方が良かったような‥どうしても伊坂さん本人と重なってしまうので。

佳代子も怖かったですね。でも渡辺に愛されている。何だか不思議でした。

| たまま | 2008/11/21 8:57 AM |
たままさん、こんばんは。
本当に拷問シーンはきつかったですね。
伊坂さんの本って結構「痛い」シーンが多いですよね。
作家さんが井坂好太郎。私も違う名前がよかったなって思いました。
| なな | 2008/11/21 10:31 PM |
ななさん☆こんばんは
インターネットで検索しただけでとんでもないことになるって、本当に怖いです。
でも、佳代子さんの方が強過ぎて怖かったです。(^_^;)
| Roko | 2008/11/22 1:12 AM |
とりあえず、ぼくもレビューを書きましたが、自分のなかで評価が定まっていない作品なんですよね。直接の意味で「魔王」の続編なんでしょうが、どうも作品のテイストの違いが気になって仕方ないというところ。近く「魔王」「砂漠」を再読して考えようと思っています。
ところで、上でたままさんのおっしゃる拷問シーン、ぼくも気になりました。でも、伊坂幸太郎って、存外こういう情け容赦のない描写少なくないんですよね。「オーデュボン〜」でも悪意の塊の警官が出てるし、「砂漠」でのあの事件とか、挙げてみれば、結構辛い描写があるなぁ、と、自分のレビューでは取り上げなかったんですけど、ね。
| すの | 2008/11/22 7:37 AM |
◇Rokoさんへ

そうなんです。検索しただけで危険だなんて…
でもいつかそうなる日が来るかもしれない。
佳代子さん、本当に怖いです。

◇すのさんへ

読んで暫く自分の中で色々考えますよね。
やっぱり「モーニング」に連載っていうのが
いつもとちょっと違った雰囲気を作り出した気がします。

友達に伊坂さんの本を薦めたのです。
気に入ってもらえたのですがやっぱり
「暴力が多いね」と言ってました。
あとは「兄弟の物語」とも。
| なな | 2008/11/24 2:02 PM |
こんにちは。
先が読めない展開でおもしろく読みました。
渡辺の「勇気は実家に忘れてきました」など
伊坂さんらしいセリフも読んでいて楽しかったです。
登場人物も個性的でしたね。
佳代子さんは最初は怖い印象だったけど、
実はすごく頼りになる存在だったりして。
| mint | 2008/11/24 4:46 PM |
mintさん、こんばんは。
雑誌掲載だったせいなのか、章の終わりがすごく盛り上がって「次はどんな展開?」って気になりましたよね。
登場人物、すごく個性的でした。
作家の井坂も、佳代子もそうですが、五反田さんのバイタリティーも忘れられないです。
佳代子、肉体的にも精神的にも強くて頼りになる存在でした。
| なな | 2008/11/24 9:00 PM |
読み終わると本の帯は名言だと思いました。
でも読む前は??でしかない。
主人公は妻と結婚して正解だったのでしょうか。
だけどラストの後を想像してひとりニヤリでした。
妻に能力を使って遊ぶ主人公。ぷぷっ。
| しんちゃん | 2008/11/24 10:52 PM |
しんちゃん「検索から、監視が始まる」インパクトありますよね。
検索するたびにドキドキします。
渡辺家の結婚生活は幸せなのかしらね?
あんなに怖い奥さんで一度痛い目にあってるのに
それでも浮気しちゃうなんて…
渡辺ったら、男ってば、まったく!
ラストは山奥で幸せそうな二人でよかったです。
しんちゃん、妄想スイッチ入ってますね(笑)
| なな | 2008/11/26 12:10 AM |
とりあえず「モダンタイムス 伊坂」で検索してきました(笑

「ゴールデンスランバー」といい、この本といい、管理社会への警告なんでしょうか。
かなり、危険なイメージがだされてましたね。
| じゅずじ | 2009/01/21 9:49 AM |
じゅずじさん、こんばんは。
「ゴールデンスランバー」もこの本も色々考えさせられますよね。
でも、ネット検索はやめられない。
| なな | 2009/01/21 12:43 PM |
こんばんわ。TBさせていただきました。
面白かったです。
「魔王」の潤也や詩織が登場したのは嬉しかったです。
あのときの決意を、ちゃんと成し遂げていたんだなぁと、読んでいくうちに思い出しました。
ネット社会、50年後はこんな感じになっているのでしょうか。
やっぱり、こうなると怖いなと思います。
| 苗坊 | 2009/04/01 11:03 PM |
苗坊さん、こんばんは。
この本のために「魔王」を再読したのですが
二人がちゃんと生きていたって事がわかって嬉しかったです。
ネット検索したら捕まる…そんな世界がこないといいです。
いまや「検索」なしでは生きられないので。
| なな | 2009/04/02 8:53 PM |
こんにちは。
「人生はようやくできねえんだよ」
は本当印象的でしたよね。

井坂の台詞から、次々映画化されてる作品に対しても、密かに思うところがあるのかなぁなんて思っちゃいました。

それにしても佳代子は謎だ。
何者なのでしょうかね?
| masako | 2009/06/10 1:57 PM |
masakoさん、おはようございます。

小説家・井坂。伊坂さんご本人とは別ものと思っても
名前が一緒なのでどうしても「伊坂さんの考え?」って思ってしまいますよね。
映画化、たしかにあれ?って思うこと多いなって思います。

佳代子、怖すぎます。
| なな | 2009/06/11 8:33 AM |
そうでした!これはリンク王の伊坂作品なのでした!
「魔王」は未読なので、そっか、そっちと繋がってるんですね。
私も息子になにか聞かれると、「あとでね」と言いつつ(検索、検索)って思ってますもんね。
まずは検索、ですよね。ほんとだ〜って思いました。
それと、やはり作家の名前は別の方がよかったですね。どうも内田康夫(でしたっけ?あの浅見光彦の)思い浮かんじゃって。(苦笑)
| じゃじゃまま | 2009/06/29 2:14 PM |
じゃじゃままさん、こんばんは。
リンク王、伊坂さん。
なんでもすぐに忘れちゃう私みたいな読者は困ります。
「魔王」とのリンク、あるにはあるけど
読んでなくても全然大丈夫です。

検索しない日ないです。
ネットが普及する前って何で調べていたんでしょうか?
辞書とか辞典?
その頃のお母さん達は大変だったでしょうね。
| なな | 2009/06/29 9:56 PM |
ななさん、こんにちは!
私もななさんと同じに、「人生は要約できねぇんだよ」の部分が一番印象に残りました。
井坂さんっていう伊坂さんじゃないけど同じ名前の小説家には色々と笑わせてもらいました。
伊坂さんご本人は自分の小説の映画化に対して、やっぱりがっかりすることも多々あるんだろうな〜なんて思っちゃいました^^
虐待部分はキツかったです〜〜。
| latifa | 2009/09/14 10:48 AM |
latifaさん、こんばんは。
「人生は要約できねぇんだよ」本当にそうですよね。
作家・井坂さん、どうもご本人とダブってしまいますよね。

伊坂さんの小説、多くの作品に虐待が出てくるなって感じます。
今回も読んでいて痛かった(涙)
| なな | 2009/09/14 9:14 PM |
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