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「魔王」伊坂幸太郎
魔王 (講談社文庫 い 111-2)
魔王 (講談社文庫 い 111-2)
伊坂 幸太郎
JUGEMテーマ:読書


伊坂さんの新刊「モダンタイムス」が「魔王」の50年後の世界だと知って再読です。この本、伊坂さんの作品の中で一番ちゃんと読んでなかった本です。前回読んだのはちょうど3年前。時間がなくてじっくり読めなかったのです。

子どもの頃に両親を交通事故でなくした安藤は弟の潤也と潤也の彼女詩織の3人で暮らしている。子どもの頃見たテレビに影響され、いつも「考えろ、考えろ」頭の中で繰り返している安藤は、急に注目され始めた野党の党首・犬養の言動に独裁者の匂いを感じ、その犬養に踊らされていく国民に危機感を募らせていく。恐れを感じた安藤は、突然身に備わった特殊な能力の腹話術を使って、一人立ち向かおうとする。「魔王」

安藤が亡くなった5年後、結婚をして仙台に移り住んだ潤也と詩織。潤也は知り合いのつてで環境調査をする会社で働き、詩織はプラスチック製品のメーカーで派遣社員として働いてる。潤也がじゃんけんに負けたことがない事に気がついた二人は競馬をして潤也の運のよさを調べる。その頃、世間では国民投票による法律改正が話題にのぼっていた。「呼吸」

勢いを持った人がもつ巨大な影響力。人々が簡単に操られてしまう様子や思い込みやすさ。「アメリカが悪い」となったらチキンのファストフード店を襲ったり、近所に住むアメリカ人の家に火をつけたり。人が集まったときの群集心理はかなり怖かったです。でも、戦時中だってこういうことってあったんですよね。今だって小さいことだったらたくさんある。本当に怖いです。

安藤兄弟。両親が亡くなり、兄弟と弟の彼女と3人で暮らしている。なんだか「お兄ちゃん、それでいいの?」って感じです。弟が彼女を連れ込んでいても気にならないのか?物凄く出来た人です。兄が亡くなってもお互いに相手の事を思いやる兄弟なんだなって思っていました。安藤が犬養の演説中に心臓停止して死んでしまうことは知っていたのですが、それでも一人でどんどん「世の中」が何か違う方向に向かってるんじゃないかって「考える」安藤。「いいよ。安藤ががんばらなくても大丈夫だよ」って思ってしまいました。潤也は自分には何も出来ないかもしれないけど、だけど「スカートを直す」ことはしたいと言います。この先、儲けたお金で何をするつもりなんだろう。50年後の世界が気になります。

新聞紙を25回折りたたむと富士山の高さを越えてしまう話。そういえばあった、あった。本当に富士山の高さになっちゃうんでしょうかね?計算上だけでなく、誰かやってみてくれないかなぁ。

ドゥーチェのマスターが持つ能力も気になるところです。人を心筋梗塞にすることが出来るのか?それとも安藤が死んだのは千葉さんがいたから?
| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 23:35 | comments(5) | trackbacks(6) |
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コメント
ななさん、はじめまして。

のほほんとしているだけに思えた潤也が、何の為にあの大金を使おうとしているのか。
私も『魔王』を読んでから、ずっと気になってます。
『モダンタイムス』が『魔王』から50年後の世界を描いた作品だと知ってますます読みたくなりましたが、気長に文庫化を待とうと思ってます^^
| みらくる | 2008/11/17 3:32 PM |
丁度「モダンタイムス」を読了しました。
つくづく「魔王」が名作であったと再認識しています。「魔王」「砂漠」「ゴールデンスランバー」「モダンタイムス」を課題に、読書会をまたしてみたいです。
| すの | 2008/11/18 8:48 AM |
◇みらくるさんへ

みらくるさん、はじめまして。
コメントとTBありがとうございました。
潤也はどこを目指しているのでしょうね。
今手元に「モダンタイムス」があって、
読み始めようとしているところです。
一足お先に潤也の行く先を見てきます。

◇すのさんへ

すのさん、読み終わったんですね。
すのさんがあげている本、色々と考えさせられる本です。
「モダンタイムス」これからです。
色々語りたいですね。
| なな | 2008/11/18 9:02 PM |
遅ればせながら、再読をしてみました。やはり「モダンタイムス」は、残念ながら「魔王」の直接の続編であることを改めて認識しました。と、同時に「魔王」って、やっぱりスゴイ作品だということを。結局、「モダンタイムス」は、50年後の世界で「魔王」をもう一度なぞっているだけなのではないか、そんな気が、ぼくにはしました。
| すの | 2008/12/04 8:27 AM |
すのさん、こんばんは。
本って次から次へと読みたい新刊が出てくるので
なかなか再読が難しいのですが、
物語の展開を知ってると、さらに違うところに目がいっていいですよね。
| なな | 2008/12/04 10:10 PM |
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