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「ラジ&ピース」絲山秋子
ラジ&ピース
ラジ&ピース
絲山 秋子
JUGEMテーマ:読書


地方ラジオ局のパーソナリティを勤める女性を描いた中編の「ラジ&ピース」と回文女子仲間の二人交流を描いたの短編の「うつくしまふぐすま」初出「群像」

久しぶりの絲山さん。


群馬県のFMラジオのお昼の番組を担当する女性DJ野枝は自分を醜いと思い、誰にも心を開こうとしない32歳。都市部のラジオ局よりも地方のラジオ局を好み、そこで働いています。DJとしてブースに入ったときの彼女は全く別の人格になる。そんな彼女の日々。

主人公の野枝は自分が嫌いで心を閉じて暮らしています。こんな風に他人を寄せ付けずに生きていられるものなのか?って不思議な気持ちで読んでいました。だけど仕事が性に合ってるのか、ブースの中に入ると生き生きとしている。仕事中とそれ以外の性格の違いに驚きます。そんな野枝が飲みやで出会った医者・沢音。テンションの低い野枝なんて全くお構いナシでずかずかと野枝に近づいてきます。自分が担当しているラジオ番組にお便りをくれるリスナー達。ある時、常連の一人・恐妻センターさんと会う約束をする。妻子持ちの恐妻センターさんに誘われるままにいろんな場所に行くうちに、リスナーはいつも自分の側にいるんだ、一人じゃないんだって実感する。そして困った時、沢音に電話をして助けてもらう。そんな心の動きが素敵でした。
「うつくしまふぐすま」
彼と別れるか悩んでる中野香奈。そんな時、妹の知り合いが同姓同名で連絡を取りたいといってきた。上から読んでも下から読んでも「なかのかな」初めて会ったときからむこうは「ナカノさん」で私は「カナちゃん」

「タクシーに乗ることはダラクだ。」って言うのが面白いなって思った。彼と別れる時ってこうやって好きなところ、嫌いなところ、であった頃は楽しかった…そんな事考えて、キッパリ決心したらすっきりするもんなんだったっけなぁ。
| 本:あ行(絲山秋子) | 22:29 | comments(7) | trackbacks(4) |
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コメント
ななさん☆おはようございます
野枝さんのような生き方をしている人って、世の中にはけっこういるような気がします。
自分で自分に蓋をしてしまう生き方ってもったいないですよね。
恐竜センターさんのおかげで目覚めだした野枝さんが、幸せになるといいなぁって思いました。
| Roko | 2008/10/08 8:03 AM |
おはようございます。ななさん。
表題作はさておき、中野香奈・・名前が回文っていう設定が印象深くて、未だに忘れられません(笑)

いとやまさんの作品は、どれを読んでも本の中に人が住んでるみたいで凄いですね。
| ゆう | 2008/10/08 8:56 AM |
◇Rokoさんへ

野枝のように心を閉ざしてる人っているでしょうね。
自分の中にもそういう部分って発見できます。
これからの野枝が楽しみになる終わり方でうれしくなりました。

◇ゆうさんへ

名前が回文って面白いですよね。
親は知らずにつけたとしたらすごいです。
回文の名人!?(笑)
| なな | 2008/10/08 10:03 PM |
こんにちは。
野枝のような部分は私の中にもあるなぁと思いながら読みました。
全然医者っぽくない沢音のキャラが楽しかったです。

「うつくしま〜」は、回文女子のカナちゃんが付きあっている男とあっさり別れてしまうのでびっくり。
まぁ、話すことがなければ仕方ないのかな(笑)。
| mint | 2008/10/10 11:21 AM |
mintさん、こんばんは。
野枝のような部分って誰にでもあるのかもしれませんね。
沢音、いいですよね。野枝の気持ちなんてお構いナシにグイグイ入り込んでくるのに、それが全然嫌な感じしないのが不思議でした。
「うつくしま」のカナちゃん。
好きかも、でも…っていう心の動きが、こういうのあるよなってこれまた共感できました。
| なな | 2008/10/10 9:59 PM |
こんばんは。
野枝の、人との関わりが苦手で避けてきた心の
ほぐされていく様子が、心地よかったですね。
沢音みたいな、嫌な感じをさせないグイグイキャラ?の友人、
一人くらいほしいなって思います。


| 藍色 | 2008/11/03 3:30 AM |
藍色さん、こんばんは。
頑なだった野枝、群馬で色んな人に触れ合って
少しずつ心を開いて。
読んでる私も幸せになりました。
「グイグイキャラ」素敵なネーミング。
こんな風にさらりとグイグイいける人なかなかいないですよね。
| なな | 2008/11/03 9:13 PM |
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