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「月の裏側」恩田陸
月の裏側 (幻冬舎文庫)
月の裏側 (幻冬舎文庫)
恩田 陸
JUGEMテーマ:読書


九州の水郷都市・箭納倉に大学時代の恩師・三隈協一郎を訪ねやってきた塚崎多聞。多聞はここで起こった三件の失踪事件について聞いた。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老人だったが、それぞれ失踪していた時の記憶がないままひょっこりと戻ってきていた。協一郎の娘で京都の老舗料亭の若女将・藍子、失踪した人たちにインタビューをした新聞記者の高安。4人は失踪事件の謎をおっていく。

新刊「不連続の世界」に「月の裏側」の塚崎多聞再登場!なんて書いてあったので慌てて読みました。ちょうど今週の東京は雨。ずっとずっと強い雨が降り続いていて、物語の世界とピッタリでゾクゾクしました。

この小説は海外小説「盗まれた街」へのオマージュだそうですね。そう聞くとそっちも読みたくなってきます。

九州の水郷都市・箭納倉。町は堀で囲まれ、どんこ舟という細長い舟で川くだりを楽しむことが出来る。そんな町で起こった失踪事件。突然いなくなり、そして戻ってくる人たち。協一郎の弟夫婦も以前失踪して戻ってきていた。その人たちは「盗まれた」と考える協一郎は堀から離れた場所に家を借りている。協一郎が飼っている猫・白雨が時々持ち帰る作り物の耳や指。失踪した人たちのインタビューの後ろから聞こえる音。同じタイミングで驚く失踪した人たち。箭納倉で何かが起こっている。
箭納倉出身で元大学教授の三隈協一郎。協一郎のかつての教え子で音楽プロデューサーの塚崎多聞。協一郎の娘で多聞の大学時代の後輩、現在は京都の老舗料亭の若女将、藍子。新聞記者の高安の4人が知ってしまった事実。人々は「盗まれて」いる。そしてある朝、町から消えた人たち。残った4人の恐怖。倉庫の地下で見たもの。少しずつ形になっていくそれらが戻ってきた時に自分達はどうなってしまうのか?ボイスメモを残す高安の口調、ぼんやりとする藍子などから恐怖がジワジワと伝わってきます。その恐怖を多聞が「お祭りや、大きなイベントのある日に遅刻してしまった時、学校の運動会や、集会場や、スタジアムなどの周辺で全く人気がなくなってしまうことがる。誰もいないのでちょっぴり不安になるが…」と言ってます。なるほど〜と思いながら、読んでる私もなんとなく不安でモゾモゾします。

長靴を履いて寝ていれば「盗まれない」とわかった4人。ある日高安は油断して寝てしまい「盗まれ」てしまいます。その後の3人の会話。自分達も長靴を脱いで「盗まれる」かどうか試したい気持ちもあるし、だけどもうすでに「盗まれて」いて朝目が覚めたら同じ状態だったらちょっと怖いって気持ちもある。盗まれて戻ってきたとしたら自分がどうなってしまうのかが不安。だけど、同化した人たちの中で異分子になるのは怖い。どっちにしても怖いって気持ち、たしかにそうですよね。

ラストは多聞はすっと身を引いてしまい、藍子が語ります。時間が行ったり来たりしているし、最初のほうの太字と同じシーンが出てくるから、前に読んだことある??なんて思ったりして。何度か読んでなるほど〜って思いました。





| 本:あ行(恩田陸) | 21:22 | comments(2) | trackbacks(2) |
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コメント
こんばんわ。TBさせていただきました。
そうだ、最新刊は多聞さんが登場するんですよね。
正直この作品の詳細は忘れつつあるのですが^^;
怖かったのは覚えています。
1番ぞっとしたのは、全員が同じ方向を向いたって言うところですかね。
恩田さんの作品の太字は怖いです^^;
| 苗坊 | 2008/08/31 8:49 PM |
苗坊さん、こんばんは。
そう、最新刊は多聞さんが登場らしいです。
楽しみ!
私だって昨日読み終わったのに、ラストどうだったか…って
忘れつつあります。大丈夫。
藍子がコンビニで見た事故が起こって店にいた人全員が同時に同じ方向を向いたってやつですね。
ゾゾっとしますよね。
| なな | 2008/08/31 9:26 PM |
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月の裏側 恩田陸
月の裏側 九州の水郷都市、箭納倉。 かつてここでは3件の失踪事件が起きていた。 皆65歳以上の女性。 共通点は掘割に家が建っていること、そしてじきにひょっこりと3人とも帰ってきたことである。 失踪中の記憶がなくなったままで。 この事件の真相は? 塚崎
| 苗坊の読書日記 | 2008/08/31 8:44 PM |
月の裏側
★★★
| 自由の森学園図書館の本棚 | 2008/11/08 8:33 PM |