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「ブランケット・キャッツ」重松清
ブランケット・キャッツ
ブランケット・キャッツ
重松 清
JUGEMテーマ:読書


生まれたときから馴染んだ毛布と一緒に二泊三日でレンタルされるブランケット・キャッツ。名前は飼い主が自由につけてよい。決められた餌を与え、寝るときには馴染んだ毛布さえあれば大丈夫な猫たちがレンタルされていく客の人生模様。

二泊三日で猫を借りる訳ありな人たち。リストラだったり、不妊症だったり、どの人たちも何かあるんです。環八を走っていたときに「レンタルペット」って書いてあるペットショップを見たことがあります。どんな人たちがレンタルするのかな?ってあれこれ考えたのですが、なんとなく「お試し」してから犬なり猫なりを飼いたい人達なのかなって思ってました。私の発想って平凡だわ。

いくら生まれたときから慣れ親しんだ毛布と一緒だからって、知らない人から知らない名まで呼ばれる猫たちってかわいそうだなって思いました。だから、猫の視点で見た「旅に出たブランケット・キャット」はやっぱり猫だって努力してるんだってわかってよかったです。

猫に詳しくないので、アメショーのタビーなんていわれるといちいちネットで調べてみました。便利な世の中だ。
「花粉症のブランケット・キャット」
子どもの出来ない夫婦が、猫を買う前のシュミレーションにとレンタルした猫。果たして…

「助手席に座るブランケット・キャット」
リクエストするのはいつも黒猫。今借りている2代目より、1代目のクロが好き。今日は引退前に特別に1代目クロを貸してくれるという。ベンツをレンタルしてクロと旅に出たたみ子は会社の金を横領した。

「尻尾のないブランケット・キャット」
尻尾のない猫・マンクスをレンタルした中一のコウジは猫に「コウジ」と名づけた。コウジが学校でいじめられていないかと心配する厳しい父。だが、実はコウジはいじめる側でいじめていた男の子が自殺未遂をした。

「身代わりのブランケット・キャット」
認知症になってしまったおばあちゃんが施設に入る前に最後に我が家にやってくる。以前飼っていたアメショーをかわいがっていたおばあちゃんのためによく似たアメショーをレンタルした一家。おばあちゃんを安心させる為、恋人の東さんを連れて来いと言われているが最近どうもうまく行ってない。

「嫌われ者のブランケット・キャット」
安くていい物件のアパートだが大家さんが偏屈者。特にペット禁止の規則を破るものには厳しく、月に一度レンタル猫を使って各家の見回りをする。ある日、恋人が猫を拾ってきた。自分のアパートは猫が飼えないから、猫も一緒に同棲しないかという。大家が借りてくるレンタル猫をレンタルして飼いならそうと努力する男。

「旅に出たブランケット・キャット」
レンタル猫になって6年のタビーは今回の客がハズレだと直感した。連れられて行く時に聞こえた「忘れてしまったのか。おまえは俺達の末裔だ」と言う声。車が止まった隙に逃げ出したタビーはトラックの荷台に飛び乗った。そこでであった兄妹。

「我が家の夢のブランケット・キャット」
リストラされ、手放すことになったマイホーム。最後の思い出にと父親がレンタルしてきた猫。嬉しがる弟とさめた目で見る姉。姉は猫になくてはならないブランケットを捨ててきてしまう。
| 本:さ行(その他の作家) | 21:54 | comments(8) | trackbacks(7) |
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コメント
こんばんは。
猫たちが健気で可愛かったですね。
私、タビーのお話が一番好きでした。これだけでもう何作か読みたいくらい。
| ちきちき | 2008/05/24 10:27 PM |
こんばんは。
重松さんらしい短編集でしたね。
訳ありな人たちが希望を感じられるラストが素敵でした。
| 藍色 | 2008/05/25 1:49 AM |
身代わりのブランケットキャットが
切なくて哀しくて。
どのネコも自分の役目っていうか役割を
しっかり果たしているところが
素直に良かったです。
後タビーの旅が無事終わることを祈るだけですね。
| す〜さん | 2008/05/25 9:01 PM |
◇ちきちきさんへ

猫、がんばりやさんでしたよね。
人間の愚かさをすべてわかって受け入れてる感じ。
タビーはこれからどこに行くんでしょうね。

◇藍色さんへ

重松さんらしい…そうかもしれませんね。
どの物語もラストに明るい未来が見えましたね。

◇す〜さんへ

「身代わりのブランケット・キャット」は母を思う息子の気持ち。
寂しさや苛立ち、申し訳ないって気持ちなんかがよくわかりました。
かしこい猫ばかりでしたね。
| なな | 2008/05/25 9:38 PM |
「身代わり〜」と「旅に出た〜」が泣きましたね〜。
特に「旅〜」の方は、子どもたちの母親への思慕と、継母の思い・・・う〜〜、号泣でした。
あのいじめの話は、怖かったです。親って、常に自分の子の被害者の想像はしても、加害者の想像ってしないじゃないですか。その可能性に気付かされてしまって、ドキッとしました。(爆)
| じゃじゃまま | 2008/05/27 10:34 PM |
じゃじゃままさん、こんばんは。
「旅に出た…」のお兄ちゃん、けなげでしたね。
タビーの行方が気になります。
いじめ話、たしかに子供が被害者にって心配はするけど
加害者になるって想像は全くしないですよね。
| なな | 2008/05/29 5:52 PM |
こんばんわ。TBさせていただきました。
重松さんはやはり上手いですよね〜。
あったかくて切ない作品でした。
いろんな人間模様が垣間見えましたね。
猫目線というのも面白かったです。
タビーのように、ちょっと生意気で、人間を見下してたらと考えると、ちょっと面白いです^^
| 苗坊 | 2008/07/07 11:32 PM |
苗坊さん、おはようございます。
重松さんらしい物語。
猫がきっかけ変化する人間関係、なるほどな〜って思いました。
タビーの物語は猫目線で楽しめましたよね。
タビーおりこうさんでした。
| なな | 2008/07/08 9:15 AM |
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