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「Re-born はじまりの一歩」
Re-born はじまりの一歩
Re-born はじまりの一歩
伊坂 幸太郎,瀬尾 まいこ,豊島 ミホ,中島 京子,平山 瑞穂,福田 栄一,宮下 奈都
JUGEMテーマ:読書


迷い、揺れ、苦しみながら選びとった、これがわたしの生きる道。時代を鮮やかに切り取りつづける作家たちが描く、新たな出会いと出発の物語。

タイトル通り「再生」の物語。どの話もラストがキラキラ輝いてます。

宮下さんが描く主人公、高校生活に馴染めなくて自分の事を綺麗な洗濯物に混じっている汚い洗濯物って表現をしているのですが、なるほどなぁって感心しました。

やっぱり伊坂さんの物語がよかったな。こんな短くてもキチンと伊坂さんらしく、二つの物語が繋がっているし、色んなところが繋がる感じが出ている。溝口と若い男が急ブレーキを踏んで後ろの男が車に衝突。そして修理代を請求するのだが、その時に溝口が言う言葉「車間距離ちゃんととっておけよ。いいか、距離感なんだよ、人生は」に痺れました。

「よろこびの歌」宮下奈都
声楽家になる事が当然と思い、音大付属高校を受験した私は見事に落ちた。バイオリニストの母親も自分も学校の先生でさえ受かるのは当たり前だと思っていたのに。そして通い始めた学校で合唱コンクールの指揮者になってしまった。やる気のないクラスメイト。空回りし、終わった合唱コン。

「あの日の二十メートル」福田栄一
希望の大学に落ち、ランクが低い大学に通う克彦は学校に行く気もなく、毎日市民プールで泳いでいた。ある日声をかけてきた老人にアドバイスをした克彦はお礼にとカレーショップに誘われた。老人は20メートルくらい泳げるようになりたいらしく、泳ぎを教えるようになった克彦。時々苦しそうにする老人。そしてある日、プールから上がってみると怒った顔の孫娘がいた。

「ゴーストライター」瀬尾まいこ
年子の兄・ヘイスケは卒業したら東京に行く。その兄をしたっている岡野からラブレターの代筆を頼まれた。「コウスケはお兄さんの事よく見ているし、宿題の作文はコンクールで入賞しているから」というのだ。だが、コウスケの作文は兄ヘイスケが代筆したものだった。お金儲けのために。

「コワリョーフの鼻」中島京子
隣の主婦3人が話す「鼻を鍛えなきゃ」という話。その前日、夫が話した「2百年、3百年後に鼻がとれる」と言う話。夫は私の好きなゴーゴリーの「鼻」についてまで話題にした。実は私の鼻には秘密があるのだ。今こそ夫に打ち明けるべきか…

「会ったことがない女」平山瑞穂
唐津喜一はもう長くは生きられない。今思い出すのは、昔同郷の弟分・辰巳に会わされた女のこと。マリコと呼ばれていたその女はエクスタシーを感じると森村ハルという女にかわってしまうというのだ。唐津がハルの身の上話を聞いてからマリコはハルに入れ替わらなくなったらしい。ハルを探そうと思った唐津。悠里はいい加減な劇団で彼との人間関係に悩んでいた。おばあちゃんが旅行中にネコの世話をしに行ったアパートでへんなおじいさんの訪問を受ける。どうやら祖母の秘密について知っているらしい。

「瞬間、金色」豊島ミホ
ナナミから「生まれた」と連絡が会った。私はナナミが食べたいといったいも天を買ってバイクを飛ばして病院に向かう。ナナミにであったのは中学2年の時。転校ばかりを繰り返していた私は先々で私の事を「待っていてくれた」人、いわゆるクラスで浮いている子を探すのがうまくなっていた。この学校で待っていたのはナナミだった。様子見をしている私はナナミに声をかけた。

「残り全部バケーション」伊坂幸太郎
父の浮気が原因で家族が離れ離れになる日、父親の携帯に「友達になろうよ。」というメールが入った。溝口さんの下で脅しの助手をする俺は「抜けたい」と申し出た。溝口さんが出した条件は「知らない人にメールを出して友達になれたら抜けていい」というものだった。そして家族と岡田と名乗る男はドライブをしている。
| 本:その他(アンソロジー) | 23:33 | comments(10) | trackbacks(6) |
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コメント
こんばんは。
爽やかなアンソロジーでしたね。
前向きな物語ばかりで、読後感も良かったです。
伊坂さんの作品、繋がりが巧みで会話も楽しくて、さすがの面白さでした。
| 藍色 | 2008/05/14 1:55 AM |
おはようございます。ななさん。
今までにたくさんのアンソロジーを読んできましたが、これが私の中ではベストの作品となりました。
よかったですよね。
読後感にも酔えました(笑)
| ゆう | 2008/05/14 10:07 AM |
◇藍色さんへ

ほんとうにどれもこれも読後感がよかった。
最後にみんな前向きだからですよね。
伊坂さん、短編でも細かいところまできっちり繋がってて
すごいなぁって。

◇ゆうさんへ

ゆうさん、こんにちは。
参加している作家さん達が好きな人たちだし
物語の終わりは前向きだし。
本当にいいアンソロジーです。
表紙の色使いも好きです。
| なな | 2008/05/14 12:25 PM |
どの話も今の時期にピッタリ合った
話ばかりでとても良かったです。
始まりの季節ってなんかいいですね。
読み終わった後も
爽やかな気持ちでいられました。
| す〜さん | 2008/05/16 9:45 PM |
こんばんは。
爽やかな作品集でとっても気持ちよく読めました。
始まりの季節って、不安も多いですが、前向きに頑張ろうって気分になりました。
伊坂さんの作品はもうちょっと読みたいです〜。
| ちきちき | 2008/05/16 9:57 PM |
◇す〜さんへ

そうですね。今の時期にピッタリの物語。
目の前のモヤモヤが晴れて、新しい自分に生まれ変わる。
そんな読後感が爽やかでした。

◇ちきちきさんへ

たまには全部読後感がいい物語って言うのもいいですよね。
爽やかな風を感じました(ホントか???)
さすがの伊坂さん、もう少し読みたかったですね。
| なな | 2008/05/18 8:06 AM |
ななさん、こんにちわ。
どれも出だしの鬱々とした感じが、ラストでキラキラになるのがよかったです。
私も一歩踏み出せるかも?!なーんて思ってしまったりして。
伊坂さん、いいですよね。やっぱり大好き・・。
| june | 2008/05/21 4:01 PM |
juneさん、こんばんは。
キラキラ感がよかったですね。
あぁ、私もキラキラしたいです。
伊坂さん、いつよんでも「らしさ」が出ていて
ニンマリしちゃいます。
| なな | 2008/05/22 8:46 PM |
こんばんわ。TBさせていただきました。
伊坂さんの作品は短編でも良さが凝縮されているようですよね。
岡田くん、何だかいい事たくさん言ってました^^
初読みの方では福田栄一さんが気になりました。
世代を超えた友情って、結構好きです。
| 苗坊 | 2008/08/02 12:19 AM |
苗坊さん、こんばんは。
短編でも伊坂さんテイスト満載ですよね。
私も福田栄一さん、初読みでした。
ラストは想像できる物語でしたが好きです。
| なな | 2008/08/02 9:31 PM |
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