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「花が咲く頃いた君と」豊島ミホ
花が咲く頃いた君と
花が咲く頃いた君と
豊島 ミホ
JUGEMテーマ:読書


夏のヒマワリ、秋のコスモス、冬の椿、春の桜。四季の花をモチーフに書かれた4つの短編集。「小説推理」掲載。

どの物語も苦くて、痛くて、切なくて。取り残されてしまった人の気持ちがすごくよく表現されています。豊島さんって中学生のこういう物語を書かせたら天下一品ですよね。本当に。

「椿の葉に雪の積もる音がする」が一番好きでした。おじいちゃんと雁子の交流が温かく、眠れぬ夜におじいちゃんの布団に潜り込む雁子。おじいちゃんは背中を向けて眠っている。言葉なんかかけなくても、ちゃんと雁子の事をわかっているんだって言うのが素敵でした。こんなシェルターがあったら子供は幸せ。そして大切なものが欠けてしまって二度と戻らない喪失感。それでも日々は過ぎて行き、人は強くなるんですよね。
「サマバケ96」
中三のユカはアンナと一緒に宿題をさっさと済ませ夏休みを楽しもうと計画していた。一番最初に出かけた渋谷でアンナは恋に夢中になってしまった。

「コスモスと逃亡者」
十九のたから。高校を卒業してからはお出かけはコンビニのお買い物だけ。コンビニからの帰り道、幽霊アパートでからすに話しかけるおじさんを発見した。

「椿の葉に雪の積もる音がする」
中二の雁子小さい頃から眠れぬ夜にはおじいちゃんの布団に潜り込んでいた。椿が好きなおじいちゃん。

「僕と桜と五つの春」
吉谷は塾の帰り道、塀で囲まれた空き地で小さな桜の木を見つけた。そして中三のクラス替えであの桜そのもののカナハギさんに出会った。
| 本:た行(豊島ミホ) | 20:46 | comments(13) | trackbacks(7) |
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コメント
こんにちは。
ちょっと痛いところが豊島さんらしかったですね。
個人的には「僕と桜と五つの春」が好きでした。
自分のブラック好きな部分ををくすぐられました。
| しんちゃん | 2008/05/11 12:19 PM |
しんちゃん、こんばんは。
そう、豊島さんらしい痛さが出てましたね。
しんちゃんのベストが「僕と桜と五つの春」なのは
わかるような気がします。うん。
ブラックでしたよね。
| なな | 2008/05/11 9:22 PM |
あ、本当だ!なるほど!だから花が咲く頃、なのか!
今頃気付きました。
私は「サマバケ96」が好きかな。でも豊島さんの感じて欲しかったのはそんなことじゃないのよ〜って声がしそうですが、中3の夏休みの雰囲気を思い出してしまって、ただ懐かしかったんですよね〜。
それにアキオ君と、恋人にはならないだろうけど、恋未満みたいなあの時間が、やっぱり懐かしいな〜、って。
| じゃじゃまま | 2008/05/27 10:40 PM |
四季を彩る花々が物語と合ってましたね。
痛みもやっぱり豊島さんでした。
「椿の〜」でおじいちゃんとのぎこちない会話、
あの頃そうだったかもって懐かしく思い出しました。
| 藍色 | 2008/05/28 4:48 AM |
◇じゃじゃままさんへ

「サマバケ96」か〜
女子校に通っていて男っ気が全くなかった私には
全くわからない世界でした。
私、豊島さんが描く学生生活って本当に未知の世界。
へぇ〜こういう世界があるんだって毎回楽しみです。

◇藍色さんへ

花があることでその季節のにおいや風を感じることが出来ました。
「椿…」のおじいちゃんとの会話、すごくいいです。
おじいちゃん世代が一緒に暮らすのっていい事ですよね。
| なな | 2008/05/29 5:59 PM |
四季の花をうまく取り入れて、切ないお話に仕上がっていますね。
「椿の葉に雪の積もる音がする」が、私も好きです。
椿を棺の中に入れたというところ、じーんとしました。
| | 2008/06/08 4:40 PM |
花さん、こんばんは。
「椿の葉に…」は椿と冬のシンとした寒さが印象的でした。
椿を棺に入れる雁子、おじいちゃん想いですよね。
| なな | 2008/06/09 9:15 PM |
ななさん こんばんは。

椿の話。題名も上手いね。
枯れたヒマワリの姿。
過ぎ行く夏の時にあらがう思い
とても象徴的だと感じました。
| くじら | 2008/06/20 8:36 PM |
くじらさん、こんばんは。

花は散り、枯れていく。
だからこそ咲いている時は美しい。
そんな事を感じました。
椿の話、すごく素敵でした。
| なな | 2008/06/20 9:59 PM |
やっぱり、こういう小説を書かせると豊島ミホはうまいですよね。
ななさんが上でコメントされているように「花は散り、枯れていく。」からこそ、美しい。ならば、作品の順番は、雑誌掲載の発表順でよかったのではないかなぁ・・・などと珍しく、作品構成が気になりました。
いや、でも珠玉の作品たちでした。
| すの | 2008/07/07 7:33 PM |
すのさん、おはようございます。
この本、雑誌掲載時とは順番が違っていたんですか?
本では夏に始まり春で終わっていましたよね。
豊島さんらしい痛さ、孤独さが出てしましたよね。
やっぱりいいなぁって思います。
| なな | 2008/07/08 9:09 AM |
どれもありふれた日常のちょっと哀しい話でしたね。
すごく綺麗なわかりやすい文章で、なんとなく重松作品に雰囲気が似ている気がします。

読後気分が↓になるお話はいまだに少し苦手です。
いいかげん年相応に大人にならないとダメですね。
| たまま | 2008/09/26 9:05 AM |
たままさん、こんばんは。
「重松さんとちょっと似てる」おぉ、そうか〜
重松さんの中学生の物語をそれほど読んだことがないんだけどたしかに、ホロ苦い感じが似てるかもしれませんね。
読んだ後に本の雰囲気を引きずってしまうことってありますよね。
落ち込む話だとその後ため息ばかりだったりして。
| なな | 2008/09/26 9:40 PM |
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≪★★★≫ 装丁はいいですね~。 多分、豊島氏がいいたかったこと、書きたかったこと、とは違う感じ方をしたと思う。 「サマバケ96」は、女子中学生二人の話。ある時期、男の子よりも、当然親よりも、女友達が大事で、この世界観は誰にも邪魔させたくないってときある
| じゃじゃままブックレビュー | 2008/05/27 10:36 PM |
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