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「しゃばけ」畠中恵
しゃばけ
しゃばけ
畠中 恵


江戸でも有数の廻船問屋兼薬種問屋の長崎屋。その跡取り息子の一太郎は生まれつき体が弱く床に臥せってばかり。両親も手代の二人も過保護に育てている。ある日、手代にも内緒で外出した帰り、五つを過ぎ周りは暗闇。そんな中で刃物を突きつけられる。危うく何を逃れたものの手代に大目玉をくらう事となる。それから次々に起こる薬種問屋を狙った殺人事件の真相は?一太郎がこっそりと外出していた訳は?そして一太郎の出生の秘密とは?

あぁ、面白かった。いろんな方が「面白い」って言ってたのがよくわかります。シリーズ化されててサイト同盟まである。

一太郎は病弱で読んでいて心配になるくらいでした。両親はもちろん、祖父が一太郎が5歳の時に連れてきた佐助と仁吉の二人の手代がいつも側で過保護に、口うるさく世話を焼きます。体が弱くて人に迷惑ばかりかけていると思ってるからなのか、思いやりがあるし考えは筋が通っていて前向きで好感がもてます。

手代の佐助と仁吉は人間に見えても人間ではなく、犬神と白沢という妖怪。時々本性が出ると黒目が猫のように細くなる。この二人、一太郎を守ってるんだか、守られているんだか…肝心な時にいつも役立たずなのがかわいい。

佐助と仁吉以外にも登場する妖(あやかし)たちがとてもいい味を出しています。家に住み着いて、あちこちで軋むような音を立てる鳴家(やなり)という妖。はたまた屏風のぞきや鈴彦姫のように、古い物が化した付喪神… それぞれがまるで当たり前のように一太郎の周囲に存在し、お茶を飲んでお菓子を食べたりしてます。

江戸時代の描写がとても細やか。最初の文章「厚い雲が月を隠すと、江戸の夜の闇は、ずしりとのしかかるように重かった」ですっかり江戸時代に入り込みました。「五つ」だの「朝四つ」だの出てくる時間がわからなくて調べてプリントアウトして手元においてしまいました。火事が起こった時に土蔵の窓や出入り口を塗り込めるとか床下に掘ってある深い穴蔵の中に荷物を落として、戸を閉めて土をかける。そんな江戸時代の暮らしぶりがすごく興味深かった。

兄・松之助とのこれからの事も気になるし、幼馴染・栄吉のお菓子職人としての腕も気になるところです。
| 本:は行(畠中恵) | 22:20 | comments(13) | trackbacks(15) |
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コメント
こんばんは。このシリーズ知らない内にすごく有名になってるようで,最近図書館でも借りにくいんですよー。文庫で出てくれて読みやすくなりましたね。すでに数冊でてますが,やはり最初のこの1冊が一番完成度高いかなぁと個人的に思います。んでもあとあとのシリーズも十分基準は超えるおもしろさなので,ぜひぜひ読んでみてくださいね!
| mamimix | 2006/03/12 11:58 PM |
mamimixさん、こんばんは。
私、自分の住んでる市と実家(職場)の市両方の図書カードを持ってるんです。この本は実家の市のほうが人気ありました。私の住んでる市では予約待ちなしで読めるんです。
市によって人気の本がちょっと違ってて面白いです。

急いで読むのもったいないから、忘れた頃に読もうかと…本当にすっかり忘れそうですが(笑)
| なな | 2006/03/13 9:08 PM |
うん、面白かった!
シリーズなのね?続くのね?
楽しみだ!

是非「百鬼夜行抄」を読んで欲しいわ。
| ゆうき | 2006/03/15 2:35 PM |
ほんと、読んで納得、あぁ面白かった!って本ですよね。
シリーズの先を読むという楽しみがまだあってうらやましいです!もう最新刊まで読んでしまったぁぁぁ!

そして『百鬼夜行抄』は私もむちゃくちゃオススメです。
| chiekoa | 2006/03/15 5:31 PM |
>ゆうき
シリーズ続くらしいよ。全部で4冊?
(またいつものようにいい加減な事いってるかも…)
「百鬼夜行抄」4月になったら貸してね。

>chiekoaさん
本当に、いろんな方のブログで「面白かった」って記事をみて、いつかは読もうって思ってたんです。
どうしてもっと早くに読まなかったんだろう…
私の市、あまり人気がないのか、いつ検索してもどこかの館に1冊ある状態でして、人間いつでも借りられるって思うと借りないものなんですよね。
続き楽しみです。
もったいないから間隔あけてよもうかなと思ってます。
| なな | 2006/03/15 9:19 PM |
同じく松之助や栄吉の行く末が気になります。
まだ2作しか読んでないので
これからどうなるか・・・
ほんと面白かったですね。
今まで手を出さなかったことを後悔してます。
これから5作全部読んでしまう勢いですが、
もったいないのでゆっくりじっくり楽しみます。
| す〜さん | 2007/01/07 1:55 PM |
す〜さん、こんばんは。

独特な世界ですよね。
「好きだー!」って思ってゆっくりじっくりって思いながら、いつでも図書館にあるので油断していました。
まだ1冊しか読んでません。
借りてこなきゃ!です。
| なな | 2007/01/07 9:28 PM |
こんにちは♪
こちらの記事にTBさせていただきました。
若だんなはじめ、キャラがみないい味を出してますよね。
私は仁吉が好みです…イケメンに弱い!?
みんな若だんなへの"情"(愛…というより江戸風に情!!)にあふれ、
読んでいてあたたか〜い気分になれました。
江戸のコトをなーんも知らずに読んでも、
描写が丁寧で、かつ説明くさくないので、
すんなり入っていけますね。
続きも気になる気になる…
| Rutile | 2007/01/09 9:25 PM |
Rutileさん、こんばんは。

若だんなへの「情」(確かに「情」がぴったりの言葉ですね)あふれていましたし、その若だんなは「バカ息子」じゃなくて周りを気遣う気持ちにあふれているのがよかったです。
昔の物語ってちょっと入り込みにくくて、避けてしまいがちなのですが、これはスンナリ入って行けました。
続き読まなければ…です。
| なな | 2007/01/09 10:39 PM |
はじめまして。
やっと「しゃばけ」デビューしました。
面白かったですね。

TBさせて貰いました。宜しく〜!
| しんちゃん | 2007/02/17 4:41 PM |
しんちゃんさん、はじめまして。

私もまだ2冊しか読んでいない初級者です。
一緒に「しゃばけ」の世界を楽しみましょう!
| なな | 2007/02/17 9:52 PM |
やっと「しゃばけ」着手できました。人気があったので一段落するまで待っていたらこんなに遅く・・・。
お兄さんのその後も気になりますね。幼なじみのその後も。
時代物はやっぱりいいな〜とつくづく思った作品でした。
ああ、次が楽しみ。
| じゃじゃまま | 2008/06/13 10:33 PM |
じゃじゃままさん、こんばんは。
「しゃばけ」シリーズ人気ありますよね。
私は文庫で読もうと決めているのでノンビリペースで
次4冊目かな。
時代物、苦手だったんだけど畠中さんのおかげで
興味湧きました。
| なな | 2008/06/14 9:14 PM |
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