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「タルト・タタンの夢」近藤史恵
タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)
タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)
近藤 史恵
JUGEMテーマ:読書


カウンター席7席。テーブル5つ。下町の片隅にある小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。無口なシェフ・三舟。外交的な料理人・志村。俳句が趣味のソムリエ・金子。そしてギャルソンの高築の4人が働く。今日もお店は予約でいっぱい。お客さんが巻き込まれた不思議な事件の謎を無口なシェフが解く。

「サクリファイス」が面白かったので、近藤さんの本を読んでみようかと…だけど、なんだかシリーズ物がある模様。これはきっと大丈夫だろうと思って借りてみました。

パ・マルとはフランス語で「わるくない」の意味らしいです。出てくる料理は「わるくない」どころか全て美味しそう。食べたい、食べたい、食べたいって思いながら、何か食べ物をあさる私。この本、体に毒です。

語るのはギャルソンの高築。お店の雰囲気がとても良さそうなのは、チームワークがいいからでしょうね。金子さんの意味不明な俳句もいいし、無口なんだけどお客さんの話を聞いて、一瞬のうちに謎解きをしてしまうシェフも素敵。心が疲れている人に出す、隠れメニュー「ヴァン・ショー」を飲んでみたいです。
「タルト・タタンの夢」
常連の西田さんが連れてきた婚約者の串本さん。彼女は人気小劇団の女優だった。2週間後、友人をつれてやってきた西田さんは体調がすぐれないのか料理に手をつけない。体にいいメニューを楽しんだ西田は串本さんの手料理を食べ過ぎてお腹を壊したという。

「ロニョン・ド・ヴォーの決意」
問題のある客・粕屋氏の予約をうっかり受けてしまった高築。粕屋氏は好き嫌いが多すぎて自分でも把握しきれていないため、毎回料理の作り直しをさせられるのだ。女性と来店した粕屋氏は料理を堪能して帰った。そして閉店間際。粕屋氏と一緒に来店した女性が店に入ってきた。彼女は粕屋氏の秘書で愛人だが、今日の料理を食べて粕屋さんの奥さんと戦おうと決めたといった。

「ガレット・デ・ロワの秘密」
志村さんの奥さんはシャンソン歌手。クリスマスの日、たまたま公演が中止となった奥さんに歌ってもらうことになった。全ての客が帰り、みんなでシャンパンで乾杯した時にシェフが出した試作品の「ガレット・デ・ロワ」中にフェーブという人形が一つ入っていてそれに当たった人が王様になり、好きな人を王妃さまに選べると言う。十二年前、志村と奥さんが出会った頃、志村が作ったガレット・デ・ロワからフェーブが消えたことがあったと奥さんが話し始めた。

「オッソ・イラティをめぐる不和」
台風の日、ふらりと入ってきた客・脇田。脇田さんは以前女性同伴できていたが今日は一人で来店していた。食後のフロマージュが好きな脇田さんはそれからも時々一人で来る。一緒に居た女の人は奥さんで出て行ってしまったらしい。実家に電話しても出てもらえず、何が原因だったのかわからないという脇田。

「理不尽な酔っぱらい」
暑い夏。シェフもデセールには苦労するらしい。近所の甘味屋「はぎのや」の店主萩野さんが友達を連れてやってきた。彼らは高校野球部の同級生。強かったらしいが、後輩が夏合宿のときに飲酒を見つかり、甲子園に出場できなかった。あの時、後輩はどうやってお酒を手に入れたのか?

「ぬけがらのカスレ」
出版社の編集者が「鵞鳥のコンフィのカスレ」を注文した。一緒に来店する予定のエッセイスト・寺門さんが恋人と別れることになった悪い想い出の「鵞鳥のカスレ」を食べたいとリクエストしたらしい。

「割り切れないチョコレート」
不穏な雰囲気の男女二人組み。女性は下ばかり向き、男性はそんな女性を気にも留めない。男性は帰り際にプチ・フールのショコラがまずいと言い残していった。チョコについてやたらと詳しい彼は最近近所に出来たチョコレート専門店「ノンブル・プルミエ」のオーナー鶴田さんだった。偵察のためにチョコを買いに行った高築。詰め合わせの箱に入ってるチョコの数は素数だった。再び店に現れた鶴田と女性。今回も険悪なムードの二人。女性は鶴田の妹で、母親が癌で危ないので顔を見せに来て欲しいと頼んでいたのだ。
| 本:か行(その他の作家) | 21:20 | comments(6) | trackbacks(6) |
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コメント
こんばんわ^^TBさせていただきました。
私、フランス料理って食べた事がないので、味もメニューも全部無知でした^^
でも、こちらのお店だったら、あまりかしこまった服装じゃなくても楽しめそうだな。なんて、思ってしまいました。
シェフを始めスタッフさんは皆さん良い人そうで、好感が持てる作品でした。
近藤さんの作品は日常ミステリが多いですが、こちらもシリーズ化したら面白そうだなと思いましたね^^
| 苗坊 | 2008/04/18 10:50 PM |
ななさん☆こんばんは
ミステリな部分より、お料理の方が気になってしまいました。(^^ゞ
こんなお店が近所にあったらいいなぁって思いませんか?
| Roko | 2008/04/18 11:34 PM |
あぁ〜食べたいの連呼、とってもよくわかります。
美味しそうな料理と上質な推理、
味わいがあるあたたかいミステリでしたね。
| 藍色 | 2008/04/19 3:09 AM |
こんばんはー。
どうしてもミステリより料理に目がいっちゃう。
これは料理モノの宿命だけど、もう少し味を濃くして欲しかったです。
でもウマそう。
| しんちゃん | 2008/04/19 7:11 PM |
◇苗坊さんへ

私もきちんとしたフランス料理って食べたことないです。
唯一、らしいのは披露宴の食事位。
こういう気取らないお店が近くにあったらいいですね。
近藤さんの作品、まだ2冊しか読んでいないのですが
面白そうです。

◇Rokoさんへ

そう、本当に美味しそうでこんなお店があったらいいなって思いました。
レストランの人ってお客さんの事覚えているものなんでしょうかね?

◇藍色さんへ

ね〜食べたくなりますよね。
何でもいいから食べ物を下さいって感じでした。
誰かが作ってくれる美味しい料理ならもっといいんだけど。

◇しんちゃんへ

たしかに料理にばかり目が行ってしまいました。
日常の謎系は謎がたいしたことないだけに(あら?暴言?)そのほかでインパクトを強くしないと面白くないかも。
| なな | 2008/04/21 4:15 PM |
ずっとリストに載ったままだったこの本、やっと読めました。
すごくフランス料理が食べたくなる物語ですよね。
そして<パ・マル>の面々がとってもいいです。
個人的には後半の2篇が好きです。
| じゃじゃまま | 2011/07/15 11:30 PM |
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| 苗坊の読書日記 | 2008/04/18 10:48 PM |
『タルト・タタンの夢』 近藤史恵
タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)posted with amazle
| Roko's Favorite Things | 2008/04/18 11:25 PM |
タルト・タタンの夢 近藤史恵
ブックデザインは緒方修一。カバーイラスト・デザインは谷山彩子、本山木犀。初出「ミステリーズ!」。創元クライム・クラブ。連作短編集。...
| 粋な提案 | 2008/04/19 3:10 AM |
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| しんちゃんの買い物帳 | 2008/04/19 7:07 PM |
「サクリファイス」「タルトタタンの夢」感想 近藤 史恵
自転車競技について全然知識がなかったので、アシストという影の功労者の存在というのを初めてこの本を読んで知りました。
| ポコアポコヤ | 2008/08/07 5:01 PM |
タルト・タタンの夢 近藤史恵著。
≪★★★☆≫ 小さなフレンチレストラン、ビストロ&lt;パ・マル&gt;で巻き起こる小さなミステリと奇跡の物語。 ぼく、こと新米ギャルソン高築と、ワイン好きで川柳が趣味のソムリエ金子さん、有名店でスーシェフを務めていた料理人の志村さん、そしてその志村
| じゃじゃままブックレビュー | 2011/07/15 11:26 PM |