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「箱男」安部公房
箱男
安部 公房著
「これは箱男の記録である」自らの意思で箱に入り「社会」から離れ、遠くから「社会」を見つめる箱男の心理。

「さよならアメリカ」を読んだ後、色々な方のレビューで「阿部公房の箱男」が出てきて気になりました。阿部公房、下の子を妊娠中、切迫流産で自宅安静だった時にゆうきに借りて読みました。「壁」だったらしい。

すごく不思議な世界です。箱男の手記って形なんだけど、突然話が戻ったり、他の人が書いているような文章があったり…ちゃんと読めていないんだろうなぁ。こういうのって真剣に考えないで、文章の流れに身を任せ、少し離れたところで文字を追っていかないとダメなのかしら?だけど「さよらなアメリカ」が似てるって言われるのはわかる気がする。

箱の中に入っていると、街に溶け込んでしまう。箱の中からは観察できるが、箱の中を見られることはない。というのはわかるような気がする。袋をかぶった袋男よりも自然な感じ。

一番好きな部分。ぼくは花嫁を迎えに行く途中。馬のかわりに父が箱をかぶって荷馬車を引いてくれてる。彼女の家の前で放尿してしまった現場を彼女に見られ、失意のうちにその街を去る。そして都会に行き着いたぼくと父。紙に彼女の絵を書き続けるぼく。無駄遣いをよくないと小さな紙に細かな彼女の絵を描く。それが評判を呼び、切手の発明者となり、その時父がかぶっていた箱の色、赤がポストの色になった。
| 本:あ行(その他の作家) | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
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