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「月のうた」穂高明
月のうた
穂高 明
JUGEMテーマ:読書


【ポプラ社小説大賞・優秀賞(第2回)】

小学生の時に母親を病気で亡くした民子。父親の再婚、母方の祖母の死など、色々な経験をする民子が大学に入学するまでの物語。第2回ポプラ社小説対象・優秀賞だそうです。

物語は父親の亮太、継母の宏子と暮らす中三の民子の視点で書いた「星月夜」。民子は高校生になり、おなかに民子の義理の弟か妹になる赤ちゃんを身ごもっている宏子の視点で書いた「アフアの花祭り」。民子の死んだ母親の高校時代からの親友で、民子の同級生要一の母親・戸川祥子の視点で書いた「月の裏側で」。そして民子が東京の大学に行く前日、亮太の視点で書いた「真昼の月」の4章からなります。

読み終わって、居住まいを正して、キチンとていねいに生きていかなければいけないなって思わせる物語。民子の物事をいつも真剣に見つめる姿勢に自分のだらしなさを反省です。
民子の母親に対する思い。小学5年生のときに母親が癌で亡くなるのですが、自分だけ母親が癌でもうすぐ死ぬって事を知らされていたなかったことを「嘘をつかれた」と思ってます。ある月の夜、母の親友・翔子から民子の母親が民子に病名を告げるかどうかずっと悩んでいたことを聞かされます。そして母親に宛てた手紙。ググっときちゃいます。

中学生の民子から見た継母・宏子は自分の母親ではなく、お父さんの奥さん。宏子のせいで婆やは老人ホームに追いやられてしまった。料理が下手で、出来合いのものばかり食べさせられる。なるべく家に居たくないから練習が大変な合唱部に入った。ひどい人だって思ってしまうのですが、後から宏子が語る宏子が民子に対して感じてる愛情。妊娠しての戸惑い。民子のおばあちゃんがどうして老人ホームに入ったか。そんなのを読んで、いい加減そうな宏子が民子の側にいてくれてよかったんだなって思えます。

民子のお母さんの癌になり小さな子供を残して死ななければいけない無念さ、おばあさんの民子に対する優しさゆえの厳しい態度。民子のお母さんの親友・翔子とその息子・要一のあたたかさなんかがすごく素敵でした。
| 本:は行(その他の作家) | 20:58 | comments(4) | trackbacks(3) |
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コメント
このお話何も考えずに読んだんですけど、予想外によくてびっくりしました。とてもいいお話ですよね。この作家さんの次回作もぜひ読んでみたいです。
| まみみ | 2008/01/03 4:54 PM |
まみみさん、こんばんは。
そうなんですよね。
第一回ポプラ大賞はそれほどでもなかったような気がしたんです(受賞者さんたちごめんなさい)
だから期待せず読んだんだけど、これはよかった!
次作楽しみですね。
今年中に読めるかしら。
| なな | 2008/01/04 10:33 PM |
そうなんです、
これが第1回に出てたら大賞間違いなかったと思うくらい
全開の作品がくすんでしまいました。
民子と宏子さんの関係がすごく良かったです。
| す〜さん | 2008/01/05 10:04 AM |
す〜さん、こんばんは。
第2回は大賞がなかったんですね。
民子と宏子さん、よかったですよね。
宏子さんのお母さんもよかった。
| なな | 2008/01/05 10:53 PM |
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「月のうた」 穂高明
月のうた穂高 明 ポプラ社 2007-10売り上げランキング : 45619Amazonで詳しく見る by G-Tools 内容説明 【ポプラ社小説大賞・優秀賞(第2回)】中学3年生の民子は、病死した実母への思いから父や継母との生活に息苦しさを感じていたが、幼馴染の陽一の母から満月の
| 今日何読んだ?どうだった?? | 2008/01/03 4:53 PM |
月のうた   〜穂高 明〜
第2回ポプラ者小説大賞優秀賞。 小学5年生で母をガンで亡くした民子。 中学生で継母を迎え、その後母方の祖母を亡くす。 幼くして様々な不幸を経験してしまった 民子の大学入学までを描く作品です。 4章からなり、 それ
| My Favorite Books | 2008/01/05 10:03 AM |
穂高明「月のうた」(ポプラ社)
 穂高明「月のうた」(ポプラ社)を読了。第2回ポプラ社小説大賞の優秀賞を受賞した作品。作者が仙台市出身ということで手に取った。「穂高明」が本名かペンネームかは分からないが、女性である。
| 本の虫 | 2008/02/18 5:27 PM |