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「鍵のない夢を見る」辻村深月
JUGEMテーマ:読書


望むことは、罪ですか?彼氏が欲しい、結婚したい、ママになりたい、普通に幸せになりたい。そんな願いが転落を呼び込む。ささやかな夢を叶える鍵を求めて5人の女は岐路に立たされる。待望の最新短篇集。
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| 本:た行(辻村深月) | 10:03 | comments(2) | trackbacks(5) |
「オーダーメイド殺人クラブ」辻村深月
JUGEMテーマ:読書


中学二年のふたりが計画する「悲劇」の行方
親の無理解、友人との関係に閉塞感を抱く「リア充」少女の小林アン。普通の中学生とは違う「特別な存在」となるために、同級生の「昆虫系」男子、徳川に自分が被害者となる殺人事件を依頼する。

中2ってこんなにも危うい時期なんでしょうか。自分が中2の頃を考えてみると…そういえばあまりに悪いことする子ばかりで担任がみんなの前で泣いたっけ。授業中に友達に回した手紙がなぜか床に落ちていたらしく、翌日掲示板に張り出されて先生に謝りに行ったっけ。でも「こんなみせしめみたいなことして、イヤミな先生だ」って思ってたっけ。もう一度戻りたいか?と聞かれたら、断ります。絶対に。

中学二年生の小林アンは学校では芹香と倖の3人でいることが多い。いつも中心は芹香。今は芹香と倖にアンがはずされている。母親は美人でスタイルもいいが、その容姿を全く生かしていない。お菓子作りが趣味で、赤毛のアンに憧れている。アンの名前も赤毛のアンから取ったものだ。クラスの冴えない「昆虫系」男子の一人・徳川。ある日、徳川がポロリともらした言葉に助けられ、芹香からのはずしを逃れることが出来たアンは河原で何かをけっている徳川を目撃する。徳川が去った後に見てみたら、それは血がついたビニール袋だった。
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| 本:た行(辻村深月) | 20:31 | comments(1) | trackbacks(2) |
「本日は大安なり」辻村深月
辻村 深月
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2011-02-26)

JUGEMテーマ:読書


一世一代のたくらみを胸に秘める美人双子姉妹、クレーマー新婦に振り回されっぱなしのウェディングプランナー、大好きな叔母の結婚にフクザツな心境の男子小学生、誰にも言えない重大な秘密を抱えたまま当日を迎えてしまった新郎。憧れの高級結婚式場で、同日に行われる4つの結婚式。それぞれの思惑と事情が臨界点に達した、そのとき―。世界一幸せな一日を舞台にした、パニック・エンターテインメント長編の大傑作。

すごく面白かったです。辻村さん、いいなぁ。

歴史もあり、値段も他よりは高いのだけど、早くから予約が埋まる人気の式場、ホテル・アールマティ。ある大安の1日にそこで式を挙げる4組。語るのは5人。それぞれがその日の結婚式になにかしら「思い」があります。そしてそれぞれの結婚式は時間通りにつつがなく進行していくのです。が…という感じです。
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| 本:た行(辻村深月) | 21:07 | comments(2) | trackbacks(1) |
「冷たい校舎の時は止まる」辻村深月
JUGEMテーマ:読書


雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。「俺たちはそんなに薄情だっただろうか?」なぜ「ホスト」は私たちを閉じ込めたのか。担任教師・榊はどこへ行ったのか。白い雪が降り積もる校舎にチャイムが鳴ったその時、止まったはずの時計が動き出した。薄れていった記憶、その理由は。

辻村さん新刊を読むたびに「最初から読みたい」って思ってたのですが、やっと手にしたデビュー作。8月に上・中・下の3巻に分かれているノベルズの上巻を読み、9月には中巻を読んで、なかなかいいペースだと思ってたのに、下巻を読むのがすっかり遅くなり、内容もすっかり忘れてしまっていたので、文庫の下巻を借りてそれまでの話をおさらいしながら最後まで読みました。

高校三年生の辻村深月、鷹野博嗣やクラスメイトはある雪の日、いつもどおり高校にやってくる。しかし学校に来たのは鷹野、深月、菅原、梨香、充、景子、昭彦、清水の8人だけで、先生さえも来ていない。雪で学校が休みになったのに担任の榊が連絡をし忘れたのかとのんびりと話をしていたが、なぜか昇降口の扉も窓も開かず、電話も通じない。気がつけば時計は5時53分を刺したまま動かない。焦った8人は2ヶ月前、学園祭の時に自殺したクラスメイトの名前を思い出せないことに気がついた。8人のうち誰かが自殺していて、みんなが忘れていることを怒ってここに閉じ込めているのでは?と考えた。8人が仲良くなったのは深月が仲良かった子から嫌がらせを受け、悩んでいた事がきっかけだが、その事は今回の事と関係があるのか?自殺したのは誰なのか?疑心暗鬼はどんどんふくらみ、彼らは追いつめられていく。そして一人ずつ消えていく…
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| 本:た行(辻村深月) | 22:31 | comments(2) | trackbacks(2) |
「ツナグ」辻村深月
辻村 深月
新潮社
(2010-10)

JUGEMテーマ:読書


突然死したアイドルに。癌で逝った母に。喧嘩したまま亡くなった親友に。失踪した婚約者に。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。でも―喪ったものを取り戻し、生きるために会いにいく。―4つの再会が繋いだ、ある真実。新たな一歩を踏み出す連作長編小説。

死者と生者を引き合わせる、そんな役目をしているのが使者(ツナグ)生きているうちに死者に会えるのは1度だけ、そして死んだ側もそれは同じこと。ツナグは都市伝説のように人から人へと話が伝わっている。ツナグの噂を信じて、一生懸命情報を集めたところでやっとツナグに会えるのです。

「死んだ人に一度だけ会える」そんな風に言われたら誰に会おう…って思ったんだけど、今のところ会いたい人はいない。思いつかないけど、いつかは「会いたい」って思う人がでてくるんだろうなぁ。

死者に会えたからって全ての人が幸せになれるわけじゃないのが、よかったかな。これが全部ハッピーエンドだったら、ちょっとね。

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| 本:た行(辻村深月) | 21:37 | comments(6) | trackbacks(4) |
「凍りのくじら」辻村深月
JUGEMテーマ:読書


藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。

「光待つ場所へ」の「樹氷の街」に出てきた松永君が出てくる物語と知って読みました。

有名カメラマンだった父は癌を患い五年前に失踪。2年前には母も癌になり、現在は入院中。高校生の理帆子は周囲の人たちを分析し「スコシ・ナントカ」と名づけている。理帆子は周りの人を俯瞰し、どこにも自分の居場所がないと思っている。そんな自分の性質を「少し・不在」だと思っている。ある日の放課後、図書室にいた理帆子の前に別所あきらという上級生が現れ、写真を撮らせて欲しいと言う。とても聞き上手な別所に理帆子は父親が愛し、自分もダイスキなドラえもんのことを語る。しかし昔の恋人の若尾の常軌を逸した行動で、事態は思わぬ方向へと変化していくのだ。
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| 本:た行(辻村深月) | 20:14 | comments(2) | trackbacks(1) |
「光待つ場所へ」辻村深月
JUGEMテーマ:読書
「しあわせのこみち」「チハラトーコの物語」「樹氷の街」の3つの短編。
 
とても面白かったんだけど、完全に失敗しました。「しあわせのこみち」は「冷たい校舎の時は止まる」、「チハラトーコの物語」は「スロウハイツの神様」、「樹氷の街」は「名前のない放課後」のスピンオフだそう。辻村さんの作品はコンプリートしたいと思いつつ、ついつい新刊を先に読んでいました。それぞれの元の話を忘れないうちに読みたいな。とりあえずは「冷たい校舎の時は止まる」からにしようかな。
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| 本:た行(辻村深月) | 22:00 | comments(2) | trackbacks(1) |
「V.T.R.」辻村深月
JUGEMテーマ:読書

怠惰な生活を送るティーのもとに、三年前に別れた恋人、極上の美女アールからかかってきた一本の電話。「アタシの酷い噂話や嘘をたくさん聞くことになると思う。ティーにだけは知っておいて欲しいと思って。アタシは変わっていない」街に出たティーが友人たちから聞くアールの姿は、まるで別人のように痛々しく、荒んだものだった―。彼女が自らを貶め、危険を恐れずに求めたものとは…。

辻村さんの新作です。デビュー作から読もうと思いながら、新刊が出るとついついそちらを先に読んでしまう私。今回は「スローハイツの神様」の登場人物、チヨダ・コーキのデビュー作って事らしいです。「スローハイツの神様」を読んでないけど、大丈夫かしら?って思ったら、表紙の裏側に「彼のことを知らなくても、一本の独立した小説として楽しんでいただけるはずです」って言う辻村さんからの一言が。あぁ、よかった。なんて親切。

全世界で1000人だけ持つことが許されている殺しの許可証"マーダーライセンス"を持つティーは、今は殺し屋稼業から足を洗って、女に食わせてもらうヒモに成り下がっていた。怠惰な朝を迎えたティーに、3年前に別れた恋人アールからの電話が。アールは「誰に嫌われてもいい。仕方ない。でもあなたにだけは知っていて欲しい。アタシは変わっていない」という謎めいたメッセージを残し電話を切った。アールの身になにが起こったのか調べるために、久しぶりに街に出たティー。

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| 本:た行(辻村深月) | 21:54 | comments(0) | trackbacks(1) |
「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」辻村深月
JUGEMテーマ:読書


“30歳”という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。あの“殺人事件”が起こるまでは…。

辻村さんの小説、デビュー作からちゃんと読みたいって思いながらなかなか読めずにいます。なのに新刊を読んじゃった。

幼馴染の望月チエミが母親を指して姿を消した。地元・山梨を出て東京で結婚しライターをしている新宮司みずえはチエミと関わりの会った人たちを訪ね、彼女の行方を追う。

みずほは東京の大学を出た後、ライターをしながら親元で暮らしていた。結婚を機に東京に移り住んだが、母親から「チエミのお母さんが亡くなり、チエミが行方不明」と聞いた。地元で契約社員として働き、両親と仲良しだったチエミ。あんなに仲良しだった母親をなぜ刺したのか?行方不明になる前にチエミからもらったメールの意味は?昔、合コン仲間だった友人や職場の友人、恩師などに話を聞くみずほ。
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| 本:た行(辻村深月) | 21:12 | comments(10) | trackbacks(4) |
「子どもたちは夜と遊ぶ 下」辻村深月
子どもたちは夜と遊ぶ(下)
子どもたちは夜と遊ぶ(下)
辻村 深月

上巻を読んでから1ヶ月弱。読んでみて思うのは、やっぱり続けて読むべきだったって事でした。すっかり騙されていた訳ですが、事実がわかってから読むとどう違うのかが気になります。

iとθの殺人ゲームによって人がどんどん死んでいきます。全然知らない人から始まり、それが狐塚や月子の知り合いに、そしてとうとう狐塚がiに狙われる。殺される描写は読みたくないんですけど先が気になるんです。

過去から逃れることが出来なかった浅葱がかわいそうでした。すごく頭がいいはずなのに、狐塚と月子の事には全然気づかなかったみたいだし。ラストはこうなるしかなかったのかな…いつか月子が記憶を取り戻す事が出来た時に、病院での出来事を思い出せたらいいのにな。狐塚の同居人・恭司がいいやつでした。




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| 本:た行(辻村深月) | 23:30 | comments(6) | trackbacks(5) |
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