冬のある日、歌舞伎町の片隅で町会長の高山が死体で発見された。死因は急性心不全。事件性はないはずだった。だが、これを境に、この街の日常はなにかがずれ始めた。それに気づき、手探りで真相を追い始めた人間たちが、必ずぶつかる「歌舞伎町セブン」とは何を意味するのか。そして、街を浸食していく暗い狂気の正体とは―。
歌舞伎町が舞台の物語。歌舞伎町なんてもう何年も行ってないなぁ。
歌舞伎町の再開発計画の会議の後、歌舞伎町一丁目会長の高山が路上で亡くなった。心不全と診断されるが、元新宿区長の息子で、現在は新宿の交番勤務をしている小川巡査部長は父親と同じ死因に不信感を持つ。そして高山と最後に会話をしたフリーライターの上岡も高山の死に興味を抱く。調べる二人の耳に入ってきたのは「歌舞伎町セブン」と「欠伸のリュウ」の噂。
飲み屋エポでマスターをする陣内は顔をかえ、名前をかえひっそりと暮らしている。一人娘の杏奈は歌舞伎町で酒屋をやっている斉藤の孫として育てられ、陣内が父親であることを知らない。高山が亡くなったと聞き、陣内の所に新宿の本部を置くヤクザのボス・市村とそのボディーガードの男女がやってくる。市村は陣内に「最近歌舞伎町の土地を買いあさっている円勇社の岩谷に頼まれてあんたがやったんじゃないか」と詰め寄る。
そして杏奈の祖父、斉藤が行方不明になった。
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