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「花桃実桃」中島京子
中島 京子
中央公論新社
(2011-02)

JUGEMテーマ:読書
 

40代シングル女子まさかの転機に直面す。昭和の香り漂うアパートでへんてこな住人に面食らい来し方をふり返っては赤面。行く末を案ずればきりもなし…ほのぼの笑えてどこか懐かしい直木賞作家の最新小説。

ところどころでクスクスわらっちゃう物語でした。

東京都下、私鉄沿線の最寄駅から歩いて15分。ちょっと横町に入った坂道の途中、お墓に面した所に築20年超の3階建て計9戸の小さなアパート「花桃館」が建っている。40代未婚の花村茜は父親の桃蔵が亡くなりその「花桃館」を相続した。そんな時、勤めていた会社からリストラ退職の勧告を受け、管理人となってアパートに移り住むことを決めた。そんな茜のアパート管理人としての物語。

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| 本:な行(中島京子) | 22:42 | comments(0) | trackbacks(1) |
「エルニーニョ」中島京子
JUGEMテーマ:読書

女子大生・瑛は、恋人から逃れて、南の町のホテルにたどり着いた。そこで、ホテルの部屋の電話機に残されたメッセージを聞く。「とても簡単なのですぐわかります。市電に乗って湖前で降ります。とてもいいところです。ボート乗り場に十時でいいですか?待ってます」そして、瑛とニノは出会った。ニノもまた、何者かから逃げているらしい。追っ手から追いつめられ、離ればなれになってしまう二人。直木賞受賞第一作。21歳の女子大生・瑛と7歳の少年・ニノ、逃げたくて、会いたい二人の約束の物語。

講談社の100周年書き下ろしの1冊なんですね。気がついたら結構読んでいるかも。そして大きな声じゃ言えないけど、どれもそれほど私の好みじゃない物語。

東京の大学に通う瑛は高校時代の代休教師ニシムラとバッタリ会い、一緒に暮らし始めます。ニシムラはDVを繰り返す男で、ある日、路上で歌を歌っているスーザン・ボイル似のおばさんに出会います。そのおばさんが「森のくまさん」の歌を引用して「もしいますぐそこを離れたいのなら、迷わずすぐに離れることよ」と言うのです。

実家のある北の町と反対の南行きの新幹線に乗った瑛は南の町のホテルにたどり着いた。部屋の電話に残されたメッセージを聞いた瑛は次の日、そのメッセージどおりに出かけ、フィリピン人とのハーフの男の子ニノと出会うのです。ニノは灰色の男の人から逃げているといいます。
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| 本:な行(中島京子) | 21:10 | comments(2) | trackbacks(1) |
「小さいおうち」中島京子
JUGEMテーマ:読書


赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキ。そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いは現代によみがえる。

はぁ〜読み終わった後、ずっと余韻が残る素敵な本でした。

昭和5年、口減らしのため12歳で山形の農村から上京し、女中奉公を始めた布宮タキ。そのタキが14歳の時から仕えた、8歳年上の時子という美しい夫人とその子供・恭一との暮らしを、晩年一人暮らしをしているタキが平井家での女中方向をしていた時の想い出をノートに書き残し、甥の次男である健史がそれを読んではコメントをはさむ。
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| 本:な行(中島京子) | 22:32 | comments(6) | trackbacks(8) |
「女中譚」中島京子
中島 京子
朝日新聞出版
(2009-08-07)

JUGEMテーマ:読書


昭和初期の林芙美子、吉屋信子、永井荷風による女中小説があの『FUTON』の気鋭作家によって現代に甦る。失業男とカフェメイドの悪だくみ、麹町の洋館で独逸帰りのお嬢様につかえる女中、麻布の変人文士先生をお世話しながら舞踏練習所に通った踊り子……。レトロでリアルな時代風俗を背景に、うらぶれた老婆が女中奉公のウラオモテを懐かしく物語る連作小説集。


それぞれの物語の後に「A tribute to...」って書いてあるから、何かへのトリビュートなんだとは思ったのですが、そうか〜こうなると元の話も気になるところです。林芙美子の「女中の手紙」吉屋信子の「たまの話」永井荷風の「女中のはなし」一応タイトルも書いておこう。


秋葉原のメイドカフェに通う老女すみが、隣り合わせた客やメイドさんたちに語る昭和初期の自分の過去の話。


最初に話すのがすみが女給をしていた時に出合った女中の話だという。昔メイドといったら女中の事じゃなくて亀戸の私娼窟のことだったとか。「女給」「女中」「メイド」なんかの言葉が混ぜこぜになっちゃって、どれがどの仕事なのか混乱しました。


日本が戦争に向っていく頃の物語。現在のすみはメイドカフェに居座り、隣に座る人に昔話を聞かせている。閉店になると同じアパートに住むメイドカフェで働くりなっちがすみさんを家につれて帰る。玄関をあけ、玄関でコートを脱ぎ、セーターとスカート、ひどく厚手の灰色のタイツも脱ぎながら進み、束ねてソファの背にひっかけ、床に脱ぎ捨てられたネグリジェを頭かひっかぶると、ベッドにもぐりこむ。なんだかすみさん、すごいのです。
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| 本:な行(中島京子) | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ハブテトルハブテトラン」中島京子
ハブテトル ハブテトラン
ハブテトル ハブテトラン
中島 京子
JUGEMテーマ:読書


登校拒否になった大輔は、母の故郷・広島県の松永に転校。穏やかな瀬戸内海の町と人に出会い、元気を取り戻した大輔の胸にある思いがわきあがってくる。広島県・松永を舞台に、はずむような備後弁で綴られた物語。

すごくよかったです。楽しい読書時間でした。

5年3組は担任の先生が授業をしようとしても全く授業にならない。先生は学級委員の大輔に向って「なんとかしろ」って言うし、クラスの連中には「いい気になるな」なんていわれ、とうとう声がでなくなった学校に通えなくなってしまった。困った両親は2学期は祖父母が暮らす広島へと転校してみようと提案してきた。どうせ夏休みにはお祖父ちゃんの家に行こうと思ってたし、2学期になって何かが変わるとも思えないので、広島福山市松永の学校に行ってみることにした。

一人で飛行機に乗るのも初めてじゃない。空港で待っていたらおじいちゃんが出掛けに転んで怪我をしたらしく、おばあちゃんの友達のハセガワさんが迎えに見た。見たこともないような古い車でのんびり走るハセガワさん。そんな風に始まった大輔の夏から12月までの物語。

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| 本:な行(中島京子) | 21:12 | comments(4) | trackbacks(6) |
「平成大家族」中島京子
平成大家族
平成大家族
中島 京子
JUGEMテーマ:読書


72歳の元歯科医・緋田龍太郎が妻の春子、妻の母で認知症のタケ、ひきこもりの長男克郎と暮らす家に、事業が失敗した長女逸子の一家3人、離婚した妊婦の次女友恵が同居することに。にわか大家族になった緋田家の明日は・・・!?

図書館で予約しては時間切れで返却…って言うのを3回繰り返した本。やっと読めました。

元歯科医の龍太郎、妻・春子、認知症のタケ、引きこもりの長男・克郎の4人で暮らす緋田家に長女・逸子一家が引っ越してきた。逸子の夫・柳井聡介が事業に失敗して自己破産したのだ。長男のさとるは有名私立中学をやめて地元の公立に通う事になった。そんな時、結婚して大阪に言っていた次女・友恵は沖縄に転勤になった夫と別居していたのだが離婚して戻ってきた。そしてお腹の中には大阪の売れない芸人との間に出来た子がいる。自宅の部屋で中学のときからゆっくりと引きこもっていた長男・克郎はある朝甥のさとるが発狂して物置に閉じこもったのを見たとき、自分があそこに行くべきだと、さとると交渉して物置に引きこもった。友恵は出産し、春子は久しぶりの同級生との会合で自分の不幸を嘆こうかと思ったら「あなたは幸せよ」といわれ、タケのヘルパーさんと克郎は惹かれあう。聡介は毎日外を歩いているうちに千葉の農家を手伝うようになり、居ぬきで農家をやらないかと進められる。
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| 本:な行(中島京子) | 20:59 | comments(9) | trackbacks(6) |
「冠・婚・葬・祭」中島京子
冠・婚・葬・祭
冠・婚・葬・祭
中島 京子

成人、結婚、葬儀、お盆。当り前の儀式が当り前じゃなくなった今だから、改めて浮かび上がる人生の意味。人生の節目節目で、起こった出来事、出会った人、考えたこと。現在を切り取る4つの物語

特別ないい人も悪い人も登場しない普通の人たちの物語。内容忘れそうです。物語同士がほんのちょっとだけリンクしてます。
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| 本:な行(中島京子) | 20:42 | comments(6) | trackbacks(3) |
「均ちゃんの失踪」中島京子
均ちゃんの失踪
均ちゃんの失踪
中島 京子

均ちゃんこと中田均の家に空き巣が入った。当人は暫く前から失踪中。警察に呼ばれたのは大家で元妻の梨和景子、パートタイムの恋人として付き合ってた木村空穂、まさかほかに付き合ってる人がいるとは全く思ってなかった片桐薫の3人だった。だれも均ちゃんの行方は知らない…

なんだかユルユルと物語が進みます。1章「均ちゃんの失踪」はティーン向け雑誌編集者で二十代の薫がかたり、2章「のれそれ」は美術教師で四十代の景子、3章「彼と終わりにするならば」で外資系製薬会社で重役秘書をして、家庭のある人と付き合っている空穂(うつぼ)が、4章「お祭りまで」は話題の均ちゃん、そして5章「出発ロビー」ではタイトルどおりそれぞれの旅立ちが書かれます。
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| 本:な行(中島京子) | 21:05 | comments(2) | trackbacks(2) |
「イトウの恋」中島京子
イトウの恋
イトウの恋
中島 京子


ヴィクトリア朝イギリスの有名な女性旅行家イザベル・バードの『日本奥地紀行』に想を得て書かれたラブストーリー。物語はその本に出て来る通訳のイトウが書いた生い立ち、IB(バード)との旅の手記とその手記の前半を実家で見つけた中学教師の久保、そしてイトウのひ孫にあたる劇画作家の田中シゲルについて書かれている。

図書館で借りた本だけど、予約してからずいぶんたって本が届いた。初めて読む作家さんだし、そもそもなんでこの本を予約したのかすっかり忘れていました。イザベル・バードは実在して本当に「日本奥地紀行」を書き、通訳のイトウも実在する。イトウの手記は勝手に作られたもので、田中シゲルがイトウの娘の娘の娘だって事も全くの作り話。本当にあった事の上に物語を作っていくのって不思議。

田中シゲル。ボーイフレンドの部屋で男性劇画を見たシゲル、ノートをとって大学ノート7冊分のデーターを取り、分析して処女作「ビースト海峡」を生み出した、らしい。「ビースト海峡」って…生みの母親を知りたいけど、知りたくない複雑な気持ちがとぼけた感じで書かれていて面白かった。
| 本:な行(中島京子) | 23:08 | comments(6) | trackbacks(3) |
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