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「四畳半王国見聞録」森見登美彦
JUGEMテーマ:読書


狭小な正方形上に、無限に広がるこの王国。純然たる四畳半主義者たちによる7つの宇宙規模的妄想が、京都の町を震わせる! 阿呆らしくも恐るべき物語。

タイトルを見るだけで想像が出来る、森見さんの男汁満載の物語。「太陽の搭」は濃すぎてダメだって思ったので『四畳半神話体系」は読んでいないんです。

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| 本:ま行(森見登美彦) | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ペンギン・ハイウェイ」森見登美彦
森見 登美彦
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-05-29)

JUGEMテーマ:読書


小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。

ぼくは小学校4年生で、両親、妹と郊外の住宅地に住んでいる。偉い人になるために努力を欠かさず、勉強もするし、たくさん本も読む。お父さんに買ってもらったノートに気がついたこと、研究してわかったことを記録する。そして、歯科医院の「お姉さん」のことが好きだ。ある日、ぼくの街にアデリー・ペンギンの群れが現れて、ちょっとした騒ぎになった。ペンギンがどこからきたのか、調べ始めたぼくの前で不思議なことが起こった。お姉さんがコーラの缶を宙に投げ上げると、それがペンギンに変わったのだ。お姉さんはぼくに言った。「この謎を解いてごらん」ぼくはこれを“ペンギン・ハイウェイ研究”と名付けることにした。

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| 本:ま行(森見登美彦) | 22:14 | comments(2) | trackbacks(1) |
「宵山万華鏡」森見登美彦
森見 登美彦
集英社
(2009-07-03)

JUGEMテーマ:読書


祇園祭宵山の京都。熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、気をつけないと「大切な人」を失ってしまう―。幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。様々な事情と思惑を抱え、人々は宵山へと迷い込んでいくが…!?くるくるとまわり続けるこの夜を抜け出すことは、できるのか。

京都に親戚がたくさん住んでいて何度も遊びに行ってるんだけど、祇園祭は行った事がないです。混んでいそう。迷いそう。赤い浴衣の子達に出会いそう。お祭りって特別な空気が流れていそう。そしてそれが京都となると、こういうのってあるかもね…って思ってしまいます。

宵山で迷子になりそうになる姉妹、偽宵山を作っちゃう人、偽宵山に騙されちゃう人、宵山の1日を何回も繰り返しちゃっている人。

山田川さんの妄想ワールド、すごいです。そして最終章で姉が迷い込んでしまったところったら山田川さんの世界と同じじゃないですか。っていうか、山田川さんが何かを視る目があるのか。そしてその不思議な世界に普通に入り込んでる乙川さん。かれったら只者ではない。
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| 本:ま行(森見登美彦) | 20:48 | comments(2) | trackbacks(0) |
「恋文の技術」森見登美彦
恋文の技術
恋文の技術
森見 登美彦
JUGEMテーマ:読書


京都の大学から、遠方の実験所に送られた男子大学院生が、友人知人に手紙を書きまくる。でも本当に気持ちを伝えたい人には、思うような手紙が書けなくて――

はぁ〜読み終わってため息が出るくらい面白かった!森見さん、好きです。「太陽の搭」は男汁がいっぱいで読みにくかったんだけど、この頃男汁が薄まってる?

京都の大学から能登の実験所へ出向かされた大学院生守田一郎が、親友、研究室の厄介な先輩、家庭教師の元生徒、作家・森見登美彦先生、妹に書いた手紙。そして思いを寄せる伊吹さんへの恋文。
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| 本:ま行(森見登美彦) | 23:15 | comments(7) | trackbacks(3) |
「美女と竹林」森見登美彦
美女と竹林
美女と竹林
森見登美彦
JUGEMテーマ:読書


妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。森見登美彦を支えたのは、拝借した竹林。将来の多角経営を夢見つつ、執筆生活の合間をぬって、友や編集者と竹を伐る…。虚実ないまぜの人気文士のエッセイ集。初出「小説宝石」

おもしろかった〜森見さんらしさ満載。所々でクスクス笑いました。

幼少のみぎりより竹林を愛してやまない森見さん。大学でも竹の研究をして、結局全然ものにならない。そんな森見さんが雑誌の連載のためにひねり出した「竹林の手入れ」桂にある職場の先輩・鍵屋家の竹林の手入れをさせてもらう許可をもらい、親友・明石氏を巻き込み、編集者の手を借りての竹林での奮闘。


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| 本:ま行(森見登美彦) | 20:56 | comments(8) | trackbacks(3) |
「有頂天家族」森見登美彦
有頂天家族
有頂天家族
森見 登美彦
JUGEMテーマ:読書


狸と天狗と天狗になりかけの人間、そして秘密の会合「金曜倶楽部」に集う人たちが京都を舞台に飛んだり、変身したり、騙しあったり、大活躍。

「太陽の塔」でつまづいたので、心配しながら読み始めたんだけど杞憂でした。面白い!面白い!!!男汁がそれほど出ていなかったのからなのかしら?

狸4兄弟の三男・矢三郎が物語を語っていくのですが、狸同士の戦い、天狗の戦い、狸たい「金曜倶楽部」の戦い、赤玉ポートワインを燃料に飛ぶ奥座敷や天狗の風神電神の扇などの不思議な事などテンポよく物語が進みます。
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| 本:ま行(森見登美彦) | 22:37 | comments(21) | trackbacks(14) |
「太陽の塔」森見登美彦
太陽の塔 (新潮文庫)
太陽の塔 (新潮文庫)
森見 登美彦

京大休学中の5回生の私。三回生の夏に恋人になり、12月に私を袖にした水尾さん。「水尾さん研究」をする私の前に一人の男が現れた。

がんばりました。以前、ファンタジーノベル大賞だと知って手に取ったことがあったのです。だけど途中で(いや、ほとんど数ページしか読んでなかった)挫折。森見さんの最近の本2冊読んで、これはいけるかもって思って再読です。むむむ。かなりがんばりました。
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| 本:ま行(森見登美彦) | 19:51 | comments(7) | trackbacks(6) |
「新釈 走れメロス 他四篇」森見登美彦
新釈 走れメロス 他四篇
新釈 走れメロス 他四篇
森見 登美彦

現代の京都の大学を舞台に文豪達の名作をよみがえらせた短編集。元になったお話しは「山月記」中島敦、「藪の中」芥川龍之介、「走れメロス」太宰治、「桜の森の満開の下」坂口安吾、「百物語」森鴎外

えっと、えっと。「文豪達の名作」とありますが、この中に読んだ事がある物語がありませんでした(恥)「走れメロス」は子どもの頃から犬が走る物語だと勝手に解釈してまして、大人になって色んな人から「走れメロスはこういう物語だ」と聞いていましたので、内容は知ってました。他の物語はさっぱり…です。森見さんの本も何度か挑戦しては挫折していたのですが、「夜は短し歩けよ乙女」を始めてちゃんと読むことが出来て、これから読んでいこうかと思っていた作家さん。とりあえずは新刊から手をつけていくのです。

京都の「夜は短し歩けよ乙女」のあの大学が舞台です。詭弁部やら学園祭で転がるりんごとか、移動する演劇集団とか、懐かしい言葉がチラホラ。冒頭の「山月記」に登場する小説を書き続ける男、斎藤秀太郎はほとんど全部の物語にチラチラと登場。存在感あります。その他の人物もあちこちに顔を出し、最後の「百物語」勢ぞろいする作りで、すごく凝ってました。

さて、森見さんの本次は名に読めばいいのかしら…やっぱり「太陽の塔」かな。
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| 本:ま行(森見登美彦) | 21:33 | comments(9) | trackbacks(6) |
「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦
夜は短し歩けよ乙女
夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦

京都の某国立大に通う私(先輩)はクラブの後輩(黒髪の乙女)に一目ぼれをし、春は夜の先斗町に、夏は糺ノ森の古本市に、晩秋は学園祭に…偶然を装いつつ彼女を追い続け、外堀をうめるだけの日々。

アンソロジー「sweet blue age」で第一章「夜は短し歩けよ乙女」を読んでいました。なんだか不思議な物語だったなぁというのが第一印象。

黒髪の乙女は天然キャラで姉直伝の親指を外側に出したグーで殴る「お友達パンチ」という奥の手を持ち、お酒にはめっぽう強い。時々二足歩行ロボットのステップを踏みます。(どんなステップなのか興味あります!)その女の子に一目ぼれをしてる先輩はなんだか全然冴えない。そんな二人が夜の先斗町で色々な人に出会い、すれ違いを繰り返す。

それが春の物語だったんだけど、夏・秋・冬と続きました。錦鯉をこよなく愛する男性・東堂さん、大酒飲みの美女・羽貫さん、自称・天狗の樋口君、謎の老人・李白翁、詭弁論部に閨房調査団など、一癖も二癖もある面々が巻き起こす珍事件の数々が笑えます。
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| 本:ま行(森見登美彦) | 21:32 | comments(19) | trackbacks(16) |
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