まだ殺してやらない (講談社ノベルス ア AF-01) (講談社ノベルス アAF- 1)
蒼井 上鷹
残虐な方法で殺人を繰り返す謎の人物「カツミ」。最愛の妻を殺されたノンフィクション作家・瀧野和一は自ら調査に乗り出し、犯人は逮捕される。しかし同じような手口の事件が発生し、瀧野の元に犯人からのメッセージが届く「カツミは捕まっても、おれは捕まらない」真犯人は一体誰なのか?見えない犯人を追う瀧野。そして衝撃の結末が訪れる!
蒼井さんの新刊。最初からもう目を覆うような描写ばかりが続きます。
長野県の避暑地のペンションに集まった4人はそれぞれ家族を殺されていて、4件とも未解決。一見無関係に見える4つの事件が同一犯によるものではないかと考えた4人が会って話し合うことで隠れた共通点を見つけられるのでは…とペンション<きざはし>に集まりました。そこで解決した一つの事件と明らかになった事実。そして連続犯は逮捕された。ホッとしたのもつかの間、新たな殺人が。殺されたのは藤樹探偵事務所で「カツミ」事件を担当していた高瀬。そして犯人は「カツミは捕まっても、おれは捕まらない」と瀧野に向けてメッセージを送ってきた。
瀧野のファンで探偵事務所に勤める新人・米本が瀧野の妻・都殺人事件について調査することになった。憧れのノンフィクション作家・瀧野に会えると意気揚々と出かけた米本は連続する殺人事件に意気消沈している滝野を目にして、自分が瀧野を救わなければと思う。そんなある日、瀧野の仕事部屋で日記を見つけた米本は瀧野が息子・克実に抱いてる気持ち、妻・都の従姉妹で家事全般を請け負っている園山深雪との関係を知る。さらに克実の誘拐未遂事件や知り合いの弁護士の殺人未遂事件など、滝野の周りにいる人たちが狙われる。犯人はいったい誰なのか?
⇒ 数(自然数)は、幽霊である。 (11/17)
⇒ 式神自然数 (10/21)
⇒ アスラン (04/07)
⇒ 脱皮中 (11/10)
⇒ 三角点 (10/20)
⇒ 鶯張り (10/02)
⇒ ゆっぴ (09/26)
⇒ かぶの入門 (06/12)
⇒ 由紀 (03/16)
⇒ 秋緒 (02/02)