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「幸福な日々があります」朝倉かすみ
JUGEMテーマ:読書


森子46歳。祐一49歳。結婚生活10年を迎える。元日の朝、森子の発言が平穏な結婚生活を一変させた。妻が夫に別れを告げるとき―。移ろい行く夫婦の心情を綴る、長篇小説。
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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 18:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
「とうへんぼくで、ばかったれ」朝倉かすみ
JUGEMテーマ:読書


札幌のデパートに勤務する吉田は、中年の男性にひとめぼれしました。あとは、まっしぐらです。張り込み、尾行と地道な活動で情報収集をはかり、やがて男を追いかけ上京、拠点を池袋周辺に移します。ストーカー?いえ、違います。「会いたい」と「知りたい」と「欲しい」で胸がいっぱい、男のことを、ただ「好き」なだけです。問題は、男が吉田の存在すら知らない、ということ―。
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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
「夏目家順路」朝倉かすみ
朝倉 かすみ
文藝春秋
(2010-10)

JUGEMテーマ:読書


夏目清茂七十四歳、本日脳梗塞のためめでたく昇天いたしました。「どこにでもいるただひとり」の男の一生を、一代記とは異なる形で描いた傑作長編小説。

朝倉さんの文章、毎回「好き」って思います。言葉の選び方、読点の位置がいいのかな。リズムがあります。

ブリキ職人の夏目清茂・74歳が急死した。妻とはずいぶん前に離婚していてひとり暮らしだ。清茂が倒れたのは行きつけのカラオケスナック。同席していたのは娘と同級だった近所の中年男・光一郎。連絡を受けた息子・直とその妻は病院に駆けつけるが、直の姉・素子にはなぜか一晩中連絡がつかない。

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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 21:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
「声出していこう」朝倉かすみ
JUGEMテーマ:読書


通り魔事件発生!犯人、捕まらず!非常事態なのに、ここの住民たちがひねもす考えていることといったら…。うだつょ、上がれ!未解決事件があった街の人々の「つぶやき」がすれ違ったとき、心のドラマが走り出す。

本の紹介に「通り魔事件発生!」ってあるけど、それに関わっている人といえば「お先にどうぞ、アルフォンス」の主人公奈緒美の義母だけです。後の人は「あぁ、近くでそんな怖い事件が起きたねぇ」「犯人捕まっていないねぇ」程度です。

中学生男子からはじまり、ヨーカドーでバイトする女子高生、浪人中で家事手伝いの20歳の男、義母が通り魔に襲われてから生活が激変した30歳主婦、神童と呼ばれ、こんなはずじゃないと思いながら46歳になった男、50歳の誕生日に昔の同僚と会う女の話。各章の最後の言葉が次の章の最初の言葉になっていて、「さて、その言葉はどんな風に使われるの?」って楽しみがありました。
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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 19:31 | comments(2) | trackbacks(1) |
「ぜんぜんたいへんじゃないです。」朝倉かすみ
JUGEMテーマ:読書


『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞を受賞し、今いちばん注目される若手作家(だが今年50歳)の人生前向き初エッセイ。掃除をずーっとしてなくても締め切り地獄にハマってもオットと喧嘩しても「ぜんぜんたいへんじゃない」日々のあれこれを綴る。

AERA−netに連載されていた朝倉さんの初エッセイだそうです。

朝倉さんの書く文章、本当に大好きです。エッセイも小説と同じような文章で、独特の言い回しにいちいち「好きだなぁ」って思っちゃう。いいなぁって思いながら読むので、電車の中でにやけてましたよ、わたし。
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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 21:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
「感応連鎖」朝倉かすみ
朝倉 かすみ
講談社
(2010-02-20)

JUGEMテーマ:読書


膨張し、肥満し続けるわたしのからだ。やり切れぬ思いを解き放つのは、誰?体重100キロの16歳が「夢の娘」になるまで。

図書館で結構早いこと予約したのに、ずっと「未入荷」のままだったんです。どうしてなんだろう?って思ったら朝倉さんのブログに「誤植があった」とのお詫びがありました。そこに「図書館へは新しいものが出来次第、納入します」って書いてありました。それでなのか〜と納得。でも、こんな風にていねいにブログで謝ってる朝倉さん、いい人なんだなって心が温かくなりました。

表紙のイラストがすごくかわいらしいのです。松倉香子サンと言う方らしい。

登場人物それぞれが心に渦巻く葛藤を持っています。そんな相手の気持ちを「芋虫が腹脚を持ち上げ、臭角を突き出してうごめいている」ように感じてしまう佐藤絵里香が一番かわいそうなのかもしれません。

夜中の2時半にペンライトを持って夫の書斎に入り込み浮気の証拠を探す初美。夫の浮気は自分が若い頃にしてきたことへの当然の報いだと思っているのですが、いざ見つけてしまった時にすごく動揺するのです。なんだかわかるような気がする。

12年後の由季子が語っているのですが、自分のお腹の中の子に「アリスちゃん」と名づけ語りかける様子。そして顔は…
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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 22:15 | comments(2) | trackbacks(2) |
「深夜零時に鐘が鳴る」朝倉かすみ
朝倉 かすみ
マガジンハウス
(2009-11-26)

JUGEMテーマ:読書


ひとりで過ごす年の瀬もすっかり板についた匂坂展子は29歳彼氏なし。いつもと変わらない新しい年をむかえようとしていた。そんなテンコの前に次々と現れる過去からの来訪者……。すねっかじりの元ヘビメタ男“根上くん”むっちり足のウェイトレス “そら豆さん”パン屋で働いていたはずの“ミヤコちゃん”たしかデパートのカリスマ社員?“えぐっちゃん”……そして?

朝倉さんの物語は面白い。理屈っぽい主人公の独り言がツボにはまるんです。そして今回は「タイム屋文庫」とちょっとつながっています。

テンコが偶然会った友達・リコの元彼。そして奥さんは偶然にも行きつけの喫茶店「喫茶子」のウエイトレスのそら豆さん(テンコが勝手に命名。お互いなにやら相手が気にかかる存在)だった。リコと出合ったのは10年前。ハンバーガー屋でバイトをしていたリコと客だったテンコが仲良くなったのだ。その時リコはミヤコちゃんという事一緒に住んでいたが、その後ヘビメタ男・根上と付き合い始め一緒に暮らすようになったのだ。そして2年後、リコは突然姿をくらました。テンコはリコが根上と暮らす前に一緒に住んでいたミヤコちゃんがパン屋さんで働いていたことを思い出して、ミヤコちゃんと連絡を取る。ミヤコちゃんはリコには幼馴染のえぐっちゃんがいたという。その「えぐっちゃん」がデパートの販売員をしていて、テンコの会社ではカリスマ社員として知られていたことを知ったテンコはえぐっちゃんに連絡を取る。リコはいまどこに…
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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 21:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
「静かにしなさい、でないと」朝倉かすみ
JUGEMテーマ:読書


自作自演の子犬救出劇を同級生に目撃され、転落していく美少女。カード破産しながらもロハス生活を実践しつづけるカップル。短命の家系に生まれた夫の「ぽっくり」を恐れる中年初婚夫婦etc…「わたし」という容れ物の限界に翻弄される人たちの、哀しくも可笑しい自意識を描いた傑作。

なんだかものすごい主人公の連続。自意識過剰といえば過剰なんだけど、だけどぞれそれ自分をキッチリ分析して「身の丈」を知っている。「身の丈」を知っているからこそ、それよりちょっと上を目指し、上の人をうらやみ、上の振りをする。

最初の内海さんからしておかしい。ブスはBででぶはD、普通の人はF。友達のことをBだ。しかもDと言ったりする。内海さんはわきがなんだけど、たとえ胸のうちでさえも「わきが」という呼び方は出来ない。そこでわきがはWとなる。内海さんの名前は恵里伊。これは親がサザンのファンで「いとしのエリー」から取ったらしいのだが、命名にも文句があり「自分たちの娘が『恵里伊』にふさわしい容姿に成長すると思ったなら笑止。「いとしのエリー」に便乗しただけなら軽薄。自分たちの娘にこれで最後のレィディといってくれる男が現れると思っていたのなら浅慮。願いを込めていたのだとしたら迷惑。」と続くのです。このテンポのよさにクスクス笑っちゃいました。

どの物語も最後の着地点が驚くような場所で、へぇ〜〜〜〜って感じです。黒々としたものが渦巻く女の心の中なのですが、でもなぜか嫌か感じはあまりしないのが不思議なところ。
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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 21:13 | comments(0) | trackbacks(2) |
「ともしびマーケット」朝倉かすみ
JUGEMテーマ:読書


自己破産した男、片思い中の中学生、行き遅れた中年女性──ここ「ともしびマーケット」で、いろいろな人生が重なり合う。それぞれの「いい日」を夢見て。

講談社の「かきおろし100冊」なんですね。新人賞受賞後2005年に書いたもので、朝倉さんにとって「すごく、すごく、大事なのだ」だそう。繰り返しおっしゃってます。

ともしびマーケット鳥居前店で働く人、買い物する人、ブラブラする人。そんな人たちの日常が書かれています。同じようにマーケットが舞台の短編集といえば野中柊さんの「マルシェ・アンジュール」がありましたが、あちらが高級スーパーで物語りもなにやらオシャレだったのですが、こちらは庶民的なスーパー。あちらがシャンパンならこちらは日本酒。そんな感じ。もちろんどちらも好きです。

まずはネスカフェを赤ちゃんのように抱えてる月足さん。加藤シズクちゃんのおばさんで、明田まひろさんと門田さんのお隣さん。リュックサックの事をルックサックって言うし、ノートは帳面。ボランティアはなぜか「ン」がついてボランティアン。ネスカフェは嬉しいことがあった日に買って、十本たまるとボランティアンとして老人ホームに送るそう。世界各地を旅行した夫は亡くなり、息子は嫁に取られた。そんな月足さんが一番お気に入りでした。

「その夜がきて」で夫と息子が寝た後に買い物に行く主婦。うちも週末は夫と息子達が8時過ぎには寝てしまい、それから一人の自由な時間。買い忘れたものを買いにスーパーにいって、こんなゆかいな人たちとジンギスカン鍋を出来たら楽しそうだなぁって思いました。
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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 20:49 | comments(2) | trackbacks(0) |
「玩具の言い分」朝倉かすみ
朝倉 かすみ
祥伝社
(2009-05-14)

JUGEMテーマ:読書


「わたし」を脱いで裸になりたい。シャレにならない大人の事情―朝倉かすみが贈る、ほろ苦くもエロティックな恋愛短編集。恋愛小説誌「Feel Love」に掲載された5編に書き下ろし1篇を加えた短編集。

「ほろ苦くもエロティック」ですか。なるほど。朝倉さんの本は読むって決めてるので内容知らずに読み始めました。6人の主人公、30代から40代で最後の一人を除いてみんな独身。最後の一人だって夫はいるけど、夫にとって妻は「港」みたいなものなので独身とあまりかわらないです。そんな独身女性が自分のこと、男のこと、欲望についてあーでもない、こーでもないと考えているんです。考えてるんだけど、どこか飄々とした印象。それが朝倉さんの書く女性の持ち味だと思うんです。

朝倉さんの選ぶ言葉がすごく好きなのですが、今回いいなぁって思ったのは43歳独身女性が「ひとりだが、配偶者と死別したわけでも離婚したわけでもない。きみちゃん同様、一度も結婚歴がないタイプの独身なのだ」って言う文章です。あと「性をかわすのは二人とも初めてだったから」って文章も。
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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 21:30 | comments(4) | trackbacks(1) |
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