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「アンダースタンド・メイビー」島本理生
JUGEMテーマ:読書


「おまえは俺のこと、見つけられるって」少女は踏み込んだ、愛と破壊の世界へ。

上下2巻。図書館の返却日までに読めるかなぁ。一度返して又予約しようかなぁって思いながら、パラパラとページをめくったら面白い!読まずに返却なんてとんでもなかったです。

筑波に母親と二人暮らしの藤枝黒江。友だちの悪口を言ったりしないし、距離もキチンと保って接する。気にいった写真家にファンレターを送ったり、あまりかっこよくない転校生に恋したりと普通に始まる物語ですが、少ししたら「あれ?どうしたの?」って戸惑いました。
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| 本:さ行(島本理生) | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
「あられもない祈り」島本理生
島本 理生
河出書房新社
(2010-05-13)

JUGEMテーマ:読書
“あなた”と“私”…名前すら必要としない二人の、密室のような恋。島本理生の新境地。至上の恋愛小説。 「私」の生きにくさは伝わってきました。「あなた」は結婚をしているので、不倫なのですが、これが不倫だろうとなかろうと二人には行き場がない。だけど、関係を終わらせることが出来ない。
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| 本:さ行(島本理生) | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
「真綿荘の住人たち」島本理生
JUGEMテーマ:読書

レトロな下宿、真綿荘に集う人々の恋はどこかいびつで滑稽で切ない。不器用な恋人たち、不道徳な純愛など、様々な形を描く恋愛小説。

島本さんの作品は痛々しいのが多いので、ちょっと注意しながら読みました。今回はそれほどでもなかったかな。触られるのが苦手だったり、過去に縛られたりはしてますが、真綿荘には穏やかな空気が流れている気がしました。

池袋から遠くない場所にある真綿荘。大家で作家の綿貫さんと内縁の夫で画家の晴雨さん。北海道出身でストレートに物を言う大和君。大柄で人柄のよい鯨ちゃん。男嫌いの椿さんと椿と時々やってくる椿さんの恋人、天然空気清浄機のような爽やかな八重子。そんな人たちの物語です。
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| 本:さ行(島本理生) | 20:49 | comments(6) | trackbacks(3) |
「君が降る日」島本理生
島本 理生
幻冬舎
¥ 1,365
(2009-03)

JUGEMテーマ:読書


恋人・降一を事故で亡くした志保。彼の母親が営む店を手伝う彼女の前に現れたのは、その事故の原因をつくった五十嵐だった。彼の存在を受け入れられない志保だったが、同じ悲しみを抱える者同士、少しずつ二人の距離が近づいていく…。「君が降る日」他、二編収録。

島本さんの作品、いいなぁ。好きです。主人公が痛々しいのです。恋人が死んだ、恋人にこっぴどく振られた、友達なのか恋人なのかの距離。自分に起こったら辛い設定ですが、物語の中に入り込んで主人公になりきって苦しんじゃいます。

「君が降る日」は恋人・降一が突然交通事故で死んでしまった。事故を起こしたのは友人の五十嵐。降一は父親がいなくて、母親が喫茶店を経営し、弟と3人暮らしだった。骨折だけだった五十嵐は降一の母親がやっている喫茶店に手伝いに来る。降一が亡くなってから心が止まってしまった志保。

主人公の志保は降一の不在になれる事がなく、喪失感を感じたまま立ち止まっています。事故を起こした五十嵐さんを見れば降一を思い出し「なぜ?」と心の中で責める日々。しかし少し一緒にいるうちに、同じ悲しみを背負っているからなのか少しずつ気になる存在になっていく。

このまま付き合ってしまうのか?なんて思っていたら、五十嵐は仕事で博多配属に。日々は流れていくけど、五十嵐といれば降一の想い出を共有出来る。そんな理由で博多に行った五十嵐に会いに行く志保。やめればいいのにって思ってしまいました。

生前・降一が「二人は会わせたくない」って言ってた志保と五十嵐ですが、やっぱり惹かれあう。だけど、絶対に降一の存在が間にあるのです。こんな風に出会ってなかったら、もしかしたら志保は降一か五十嵐か…って悩んでいたのかなって考えてしまいました。それにしても、五十嵐の抱えているものが重過ぎる。体を重ねて感じられる寂しさってどんなものなんだろう。想像できません。
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| 本:さ行(島本理生) | 21:04 | comments(5) | trackbacks(3) |
「波打ち際の蛍」島本理生
波打ち際の蛍
波打ち際の蛍
島本 理生
JUGEMテーマ:読書


川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆく。もっと近づきたいのに、身体はそれを拒絶する。フラッシュバックする恐怖と、相反してどうしようもなく動いてしまう心。そんな麻由を受け止めようとする蛍だがーー。

島本さんらしい物語。好きな世界で早く読みたい、でも終わるのがもったいないって思いながらの読書でした。

過去の辛い恋でつまづいてしまった麻由。このままじゃいけない、抜け出したいと願い頑張ってみるが、やっぱり思い出してしまい自信を失う。蛍となら大丈夫なような気がする。だけど蛍が近づいてくると逃げてしまう麻由。そんな麻由を常に暖かく見守る蛍。痛々しくて、危なっかしいんだけど、少しずつかわっていく麻由。
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| 本:さ行(島本理生) | 21:16 | comments(12) | trackbacks(7) |
「CHICAライフ」島本理生
CHICAライフ
CHICAライフ
島本 理生
JUGEMテーマ:読書


2003年より2006年まで島本さんが雑誌「ViVi」に連載していたちょっとした出来事、ふと思った事を綴ったエッセイ。

「CHICA」は、スペイン語で“女の子”“小さい”という意味だそうです。こんなに赤裸々に語っていいのかしら?って不安になるくらい自分の事、家族のこと、付き合った男の人の事が書いてあります。

最初から「問題のある男性とばかり付き合っている気がする」ですから。しかも後日談として「ここ数年の間に私の『問題のある男』の許容範囲はさらに広がったようだ」と書いてあります。お付き合いした男性の話がいっぱい出てきますが、島本さん83年生まれ。まだ25歳です。すごいわ〜。付き合った人には「なんでもしてあげたい。相手の面倒をみてあげたい」そうです。島本さんの小説に出てくるダメ男って島本さんの経験からくるものなのね。

後半には夫の佐藤さんが「同居人」として出てきます。なにやら佐藤さんゲーマーのようです。一応世の中に知られている人なのに、そんな風にネタにされていいのかしら…って心配になりました。
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| 本:さ行(島本理生) | 23:50 | comments(4) | trackbacks(2) |
「クローバー」島本理生
クローバー
クローバー
島本 理生
JUGEMテーマ:読書


ワガママで思いこみが激しい、女子力全開の華子。双子の弟で、やや人生不完全燃焼気味の理科系男子冬冶。今日も今日とて、新しい恋に邁進せんとする華子に、いろんな意味で強力な求愛者・熊野が出現。冬冶も微妙に挙動不審な才女、雪村さんの捨て身アタックを受け…

二人で暮らす双子の男女の兄弟。そんな不思議な設定にどんな物語なんだろうって興味津々でした。「図書館革命」の後だったのでちょっと印象が薄くなっちゃたかな。
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| 本:さ行(島本理生) | 21:05 | comments(18) | trackbacks(10) |
「あなたの呼吸が止まるまで」島本理生
あなたの呼吸が止まるまで
あなたの呼吸が止まるまで
島本 理生

野宮朔は、舞踏家の父と暮らす12歳小学校6年生。母親は朔をおいて出て行った。大人に囲まれた世界で成長した朔。学校では世間の6年生より、いろいろなことを学んでいる。

最近の島本さんちょっと痛い物語が多いような気がして、タイトルを見てちょっとこわごわ読みました。やっぱり痛い。物語を語る口調が「…でした」「…います」と丁寧にゆっくりと語られる朔の気持ち。12歳にしたら大人びた印象を与えながらも、一生懸命さ、恋する淡い気持ち、母親に捨てられた心細さ、誰にもいえない秘密を抱えた辛さなどが読んでいて辛かったです。
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| 本:さ行(島本理生) | 19:17 | comments(18) | trackbacks(11) |
「大きな熊が来る前に、おやすみ。」島本理生
大きな熊が来る前に、おやすみ。
大きな熊が来る前に、おやすみ。
島本 理生

「大きな熊が来る前に、おやすみ」「クロコダイルの午睡」「猫と君のとなり」の3つの短編集。表紙が酒井駒子さん。それだけでも幸せ気分です。

二十代前半の女性の恋の物語。どの物語も暴力を受けたり、虐待受けた記憶から逃れられない人が出てきます。3つの物語の順番が絶妙です。へぇーときて、ガツンとやられ、そして最後にホンワカって感じかな。

親からの虐待って言うのは肉体的な物だって精神的な物だって絶対に許してはいけないんです。だから、そこら辺はおいておいて…この本を読んでいて「恋人からの虐待」から逃れられない女の人の心境ってなんとなくわかるなって思いました。そんな経験はないし、もし友達が「暴力を受けている」って言ったら「絶対に別れるべき」って言うだろうけど、だけど「これって変な事だから他の人には言えないけど、だけど私がちょっと我慢すれば…」とか「悲しい顔を見たくないから」とかそういう理由で嵌っていってしまうんじゃないのかなって。
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| 本:さ行(島本理生) | 20:49 | comments(14) | trackbacks(12) |
「一千一秒の日々」島本理生
一千一秒の日々
一千一秒の日々
島本 理生



大学生、同じ年代の男女の短編集。
「風光る」女子大生真琴。4年間付き合った哲君との別れ。
「七月の通り雨」真琴の高校時代からの親友、瑛子。真琴を大切におもう気持ち。
「青い夜、翠のフェンス」真琴達が行くダイニングバーでバイトする針谷君。幼なじみでみんなの目を引く一沙を中学の頃から守らないとと思っている太った針谷君。
「夏の終わる部屋」針谷君達の幼なじみ、大学生の長月君。コンパで知り合った操との関係。
「屋根裏から海へ」真琴の高校時代の彼氏、加納君。家庭教師をしてる子の姉、沙紀との会話、そして真琴と急接近。
「新しい旅の終わりに」真琴と加納君の温泉旅行。
「夏めく日」高校時代の瑛子。人のいない放課後、もうする結婚する石田先生と。

大学生、もうかなり前の事です。だけど、甘いだけの恋愛じゃないのですっと物語にはいっていけました。一つずつ、一人称で語っているのですが、誰が語っているのかは、話を暫く読むまでかわからないのです。周りの人の名前は何度も出てくるのに。暫く経って会話の中にその人の名前が出てきて「あら。今度はあなたなのね!」という楽しみがありました。

最後まで読むと、最初に読んだ真琴や瑛子の印象がすっかりかわっているのには驚きました。
| 本:さ行(島本理生) | 20:02 | comments(2) | trackbacks(2) |
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