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「ばらばら死体の夜」桜庭一樹
JUGEMテーマ:読書


2009年、秋。翌年6月から施行の改正貸金業法がもたらすのは、借金からの救済か、破滅か―四十過ぎの翻訳家、吉野解は貧乏学生の頃に下宿していた神保町の古書店「泪亭」の二階で謎の美女、白井沙漠と出会う。裕福な家庭に育った妻とは正反対の魅力に強く惹かれ、粗末な部屋で何度も体を重ねる。しかし、沙漠が解に借金を申し込んだことから「悲劇」の幕があがる―。

私が読んでいる本のタイトルや装丁をチェックしては一言いう息子達。今回は「この本は怖そう」と。読み終わった後「どうだった?どんな話?」と聞かれましたが、私は「う〜ん…」としかいえなかった。最初から息子にはとてもじゃないけど話せない内容。それから最後まで、とにかく救いのない、どうしようもない人たちしか登場しない物語でした。すごくひきこまれたけど、読んだ後に何も残らなかったなあ。

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| 本:さ行(桜庭一樹) | 23:06 | comments(2) | trackbacks(1) |
「道徳という名の少年」桜庭一樹
桜庭 一樹
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-05-11)

JUGEMテーマ:読書


「愛してるわ!ずっと昔から…。子供の頃から、愛していたわ!」町でいちばん美しい、娼婦の四姉妹が遺したものは?(1、2、3,悠久!)、黄色い目の父子と、彼らを愛した少女の背徳の夜(ジャングリン・パパの愛撫の手)、死にかけた伝説のロック・スターに会うため、少女たちは旅立つ(地球で最後の日)、―桜庭一樹のゴージャスな毒気とかなしい甘さにアーティスト野田仁美が共振してうまれた、極上のヴィジュアルストーリー集。

とても薄い本なんだけど、装丁が豪華。文章は金色の額に入っているかのようです。挿画は野田仁美さんという方だそうです。電車の中で読むのはちょっとドキっとするような挿画。

若い時にはすごく美しく、年を取ると肥満化する家系。気がついたらどんどん妊娠し、相手の男性の面影が全くない子を産む女性。姉と弟の愛。友だちの父親への愛。息子を亡き妻の身代わりに。そんな不道徳な愛ばかり。不道徳な夫婦に生まれた子の名前が「道徳(ジャングリン)」だなんて。

薄い本なんだけど、すごく濃厚な物語でした。

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| 本:さ行(桜庭一樹) | 21:04 | comments(4) | trackbacks(6) |
「GOSICK―ゴシック―」桜庭一樹
桜庭 一樹
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2009-09-25)

JUGEMテーマ:読書


20世紀初頭、西欧の小国ソヴュールの名門校、聖マルグリット学園に留学してきた久城一弥は、図書館塔最上階の小部屋で奇怪な美少女ヴィクトリカと出会った--キュートでダークなミステリシリーズの開幕!!

角川文庫から出た本ですが、富士見ミステリー文庫ってところから出ていた本なんですね。


舞台は第一次大戦後の西欧。留学中の九城少年は少女・ヴィクトリカとささやかな交流をしていた。 授業にはまったく顔を出さず、日がな一日図書館の最上階にこもり独学で知識を学ぶヴィクトリカ。彼女の明晰な頭脳はときとして難解な事件を解きほぐす。 関わった事件をきっかけとして、久城少年とヴィクトリカは2人でとある客船に乗りこむことになるが…。船上での陰惨な殺戮劇が幕を開ける。
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| 本:さ行(桜庭一樹) | 19:55 | comments(2) | trackbacks(2) |
「製鉄天使」桜庭一樹
桜庭 一樹
東京創元社
(2009-10-29)

JUGEMテーマ:読書


辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。荒ぶる魂に突き動かされるように、彼女はやがてレディース“製鉄天使”の初代総長として、中国地方全土の制圧に乗り出す―あたしら暴走女愚連隊は、走ることでしか命の花、燃やせねぇ!中国地方にその名を轟かせた伝説の少女の、唖然呆然の一代記。里程標的傑作『赤朽葉家の伝説』から三年、遂に全貌を現した仰天の快作。一九八×年、灼熱の魂が駆け抜ける。

読み始めて「あれ?舞台が鳥取だし、製鉄所だし…」と知ってる感じがしたのですが、『赤朽葉家の伝説』のスピンアウト長編なんですね。毛毬の物語。主人公の名前は赤緑豆小豆だけれど。

丙午生まれで赤緑豆製鉄のバカお嬢こと小豆はその美貌と真っ赤なバイクで中学入学早々目をつけられた。頭脳派を自負するぶりっこシャンのスミレを人質にとられ、小豆は駅前を牛耳るドブスのレディース、エドワード族を壊滅させて総番であるタケル公認の「製鉄天使」というレディースの結成した。最初は鉄を操る小豆にマスコットのスミレ、特攻隊の花火と親衛隊のハイウェイダンサーの4人だったが走りたがりの少女たちが終結して鳥取と島根を制圧した。しかし中学卒業とともにスミレが族を抜けて優等生へと変貌し、失意の元で小豆は中国地方という名の世界制圧を目指した。子どもの世界にいられるのは19歳までという短い期間だったが、小豆にはさらに一足速く大人にならねばならない事件が起こる。
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| 本:さ行(桜庭一樹) | 22:08 | comments(4) | trackbacks(1) |
「ファミリーポートレイト」桜庭一樹
ファミリーポートレイト
ファミリーポートレイト
桜庭 一樹
JUGEMテーマ:読書


ママの名前は、マコ。マコの娘は、コマコ。うつくしく、若く、魂は七色に輝く、そしてどうしようもなく残酷、な母の“ちいさな神”として生まれた娘の5歳から34歳までを描く。

第一部「たび」は5歳のコマコが25歳のマコと一緒に3両編成の電車に乗ってコーエーから逃げるところから始まる。要塞の村、海辺の町、養豚場の町、動物園のある町、巨大庭園での隠遁生活と場所を転々としながら追っ手から逃げるマコとコマコ。

第二部「セルフポートレイト」は眞子をなくした駒子が17歳からの物語。夏のままの高校での生活、文壇バーでのバイト、そこで作った物語で作家デビュー、と思ったら突然の失踪、金魚屋でのバイト生活。

長い長い物語でした。ママのためだけに生きるコマコ。ママがいなくなってからは酒びたり、活字浸りの日々。生き続けるコマコ。はぁ〜
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| 本:さ行(桜庭一樹) | 20:57 | comments(10) | trackbacks(7) |
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」桜庭一樹
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet
桜庭 一樹
JUGEMテーマ:読書


海辺の町に生きる、どこにでもいるけど少し不幸な女子中学生・山田なぎさは、自分を人魚だと名乗る転校生・海野藻屑により、いままでの生活が狂わされた。家族のため、兄のために、生きるための実弾を欲しがっていたなぎさと、砂糖菓子の弾丸を撃ちまくる藻屑の奇妙な友情を描く青春暗黒物語。

ずっと読みたいって思ってた本でした。この本の前に読んだ若竹さんの「クールキャンデー」も父親がいなくて、母親と兄と3人家族で主人公の名前も「なぎさ」(「クールキャンデー」は渚、これはひらがなのなぎさ)と同じという偶然にビックリ。だけどこっちのなぎさの方が色々背負い込んでいます。渚の方がもう少し無邪気な感じ。

主人公・山田なぎさは母子家庭で兄は引きこもり。 生活保護を受け、パートをしている母親の給料は兄がネットで買うものに消えていく。忙しい母にかわり晩御飯を作り、兄に食べさせる毎日。中学校を卒業したら、自衛隊に入隊して「実弾」を手に入れたいと願う。 一方、9月に転校してきた海野藻屑は、父は元アイドル歌手で家はお金持ち。
「ぼくは人魚なんだ」と言い張り誰とも馴染もうとしない藻屑だけど、なぎさにだけは話しかけてくる。そんな藻屑が「10月4日に嵐がやってきて、世界中の人魚がこの港に集まり卵を産む」という。なぎさには藻屑は恵まれた環境で空想世界に向けてポコポコと砂糖菓子の弾丸を打ち続けているとしか感じられなかったけど、藻屑はなぎさ以上にシビアな状況におかれている。
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| 本:さ行(桜庭一樹) | 21:15 | comments(6) | trackbacks(5) |
「荒野」桜庭一樹
荒野
荒野
桜庭 一樹
JUGEMテーマ:読書


北鎌倉の旧家で、恋愛小説家の父、若いお手伝いさんと3人で暮らす12歳の少女・山野内荒野(こうや)。中学の入学式に向かう電車で彼女は一人の少年に助けられるのですが、教室で再会した彼はなぜか氷のような視線を荒野に投げかけてきます

桜庭さんに少女の物語を書かせたら天下一品というのか、大人と子供の間で揺れ動いている年代の女の子特有の感性が抜群です。
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| 本:さ行(桜庭一樹) | 20:03 | comments(9) | trackbacks(6) |
「少女には向かない職業」桜庭一樹
少女には向かない職業 (創元推理文庫 M さ 5-1)
少女には向かない職業 (創元推理文庫 M さ 5-1)
桜庭 一樹
JUGEMテーマ:読書


中学二年生の一年間で、あたし、大西葵十三歳は、人をふたり殺した。夏休みにひとり。それと、冬休みにもうひとり。

小さな島で過ごす中学2年生の大西葵。お父さんは亡くなり、漁師だった義父は怪我をして酒びたりの日々。母親はパートに疲れて帰ってくる日々。学校では笑いを取ったりしているけど、心のうちは誰にも見せずにいる。そんな葵が夏休みに出会ったのは学校では目立たない図書委員の静香。網元の孫の静香はゴスロリに身を包み、学校とは違った印象。夏休みのバイト代を義父にとられた日、静香が言う「ぜったいに見つからない人の殺し方、おしえてあげようか」

後半はどっち?どっちが嘘ついてるの?ってドキドキしました。
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| 本:さ行(桜庭一樹) | 20:20 | comments(5) | trackbacks(2) |
「私の男」桜庭一樹
私の男
私の男
桜庭 一樹
JUGEMテーマ:読書


私の男・腐野淳悟は、わたしの養父だ。十五年前、24歳の時に震災で家族を失った9歳の私を引き取った惇悟。それからずっと二人っきりでやってきた。八年前、東京に出てきた私達。24歳になった私は明日結婚する。

すごかった…グワンと振り回されちゃった感じ。そして昨日直木賞受賞のニュースが。1ヶ月前に図書館に予約していたんです。だけど人気があってなかなかまわってこなかった。そして手元に来た時に直木賞候補のニュースが。そして読んでる日に受賞!

物語は結婚する娘が嫁ぐ前日から始まり、少しずつ過去に遡って生きます。語り手も花、花の結婚相手になる美郎、惇悟、花、小町、そして花と視点が変わって行き、周りから見た二人がどんななのかもわかります。結婚式前日から結婚式の間に感じた娘・花とおとうさん・惇悟が醸し出すどこか異様な空気。不安を感じながら2章、3章と読み進めると、二人の異常な関係を否定どころか肯定し始めている自分がいて驚きました。

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| 本:さ行(桜庭一樹) | 22:42 | comments(22) | trackbacks(20) |
「青年のための読書クラブ」桜庭一樹
青年のための読書クラブ
青年のための読書クラブ
桜庭 一樹

東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校庭の隅に忘れられたようにたたずむレンガ造りの建物。その3階にある「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の「クラブ誌」があった。そこには学園史上抹消された数々の珍事件が、名もない女生徒たちによって脈々と記録され続けていた。

不思議な雰囲気の物語でした。中学から女子校に通っていた私。確かに「王子様」はいました。ヴァレンタインデーにはケーキに手編みのセーターだとか、文化祭の後「一緒に写真撮ってください」とか、交換日記を下駄箱に…とかね。だけど、この聖マリアナ学園の生徒達に違和感感じっぱなしです。生徒会やら演劇部、写真部などがきっちりと役割を担っていて、毎年王子様を決める。恋愛に憧れつつも「現実の男には強い嫌悪感を抱いていた。彼らからはやはり、異臭がした」ですって。読書クラブの人たちにいたっては仲間同士では「ぼく」を自称し、女言葉はなし。あぁ、不思議。本当にお嬢様学校なのか???

物語は1968年から始まり過去に未来に、100年の時が過ぎます。一番好きだったのは第2章「聖マリアナ失踪事件」かな。ジプシーの予言がこういうことになろうとは…

登場人物のネーミングがすごいです。時雨さんだとか十五夜さん、永遠とかいて「とわ」さんとか。そういえば「赤朽葉家の伝説」もすごい名前オンパレードでした。桜庭さん、そういうのがお好きなのかしら。
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| 本:さ行(桜庭一樹) | 21:19 | comments(13) | trackbacks(9) |
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