ROUTE134
吉野 万理子
青山悠里は業務委託の編集者。担当作家との打合せで中学卒業少し前まで住んでいた葉山に18年ぶりに訪れた。嫌な思い出しかない葉山で偶然入った国道134号線沿いのカフェ『ROUTE134』のマスターは長い事封印していた悠里の気持ちを揺さぶる。
吉野さんの物語ってやっぱり2時間ドラマ。映像が頭の中に広がります。
悠里は担当作家・モンキー間中が葉山に移り住み、新しいエッセイの相談をするために、中学時代の苦い思い出の場所・葉山を18年ぶりに訪れます。偶然立ち寄ったカフェ「ROUTE134」のマスターは憧れていたけど、もう二度と会うはずないと思っていた同級生の向井夕輝だった。相手に気がつき、気まずい雰囲気のままマスターと客として当たり障りのない会話をする二人。モンキー間中が「ROUTE134」を気に入ったことから、定期的に通うようになった悠里だが、夕輝に引かれていく自分に気がつきながらも、中学の時に自分がしてしまった事で夕輝との間に大きな隔たりがある事はわかっている。そんな時パートで働く多実が息子拓夢がいじめにあっているのでは?と悩みを打ち明けた。そしてカフェの常連さんたちの間でも、イジメのような空気が…「いじめ」それは悠里と夕輝にとって触れられない話題。微妙な距離を保ちながら拓夢のために、常連・五十嵐さんのために手をつくす二人。
⇒ 数(自然数)は、幽霊である。 (11/17)
⇒ 式神自然数 (10/21)
⇒ アスラン (04/07)
⇒ 脱皮中 (11/10)
⇒ 三角点 (10/20)
⇒ 鶯張り (10/02)
⇒ ゆっぴ (09/26)
⇒ かぶの入門 (06/12)
⇒ 由紀 (03/16)
⇒ 秋緒 (02/02)