CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「それでも彼女は歩きつづける」大島真寿美
JUGEMテーマ:読書


映画監督・柚木真喜子が海外の映画祭で賞に輝いた。OLを辞めてまで柚木と一緒に映画の脚本を書いていた志保。柚木の友人の後輩で当時柚木の彼氏だった男性を奪い結婚したさつき。地元のラジオ番組の電話取材を受けることになった年の離れた実の妹の七恵。柚木が出入りしていた画家の家で柚木と特別な時間を過ごしたことがある亜紀美。息子がどうやら柚木に気があるらしいと気を揉む柚木が所属する芸能事務所の女社長である登志子。柚木に気に入られ彼女の映画「アコースティック」で主演を演じた十和。柚木に翻弄された6人の女性たちのそれぞれの視点で描かれた連作短編小説。ラストにはシナリオを配した構成の、著者渾身の最新作!
続きを読む >>
| 本:あ行(大島真寿美) | 21:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ピエタ」大島真寿美
大島真寿美
ポプラ社
(2011-02-09)

JUGEMテーマ:読書


18世紀、爛熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児たちを養育するピエタ慈善院で“合奏・合唱の娘たち”を指導していた。ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる―聖と俗、生と死、男と女、真実と虚構、絶望と希望、名声と孤独…あらゆる対比がたくみに溶け合った、“調和の霊感”。今最も注目すべき書き手が、史実を基に豊かに紡ぎだした傑作長編。

18世紀のヴェネチアを舞台にした物語。ヴィヴァルディはもちろんの事ピエタもあったし、アンナ・マリーアな実在の人のようです。なので、ノンフィクションなのかと錯覚してしまう。読み終わって、色々な女性の色々な気持ちを思い、おもいがけずため息が出てしまう。

18世紀のヴェネチアにピエタと呼ばれる慈善院がある。子供を育てられない母親が子供を捨てるスカフェータと呼ばれる場所があり、ピエタではそうした捨て子を育てていた。エミーリアとアンナ・マリーアも、ピエタに捨てられた孤児だった。ピエタでは音楽的な才能を持つ人間は優遇され、ピエタ内に設けられた音楽院<合奏・合唱の娘たち>で学ぶ事が出来る。アンナ・マリーアは圧倒的な実力の持ち主で、内外に多くのファンを獲得していた。指導者としてピエタと深く関わっていたヴィヴァルディ先生もアンナ・マリーアの才能を高く評価していた。エミーリアはアンナ・マリーアと親しかったというだけの理由で、ヴィヴァルディ先生の直接の指導を受けることが出来た。現在エミーリアは、ピエタを支える裏方として奉仕しているし、アンナ・マリーアは、<合奏・合唱の娘たち>の副長として、ピエタを引っ張っていく立場だ。

そして、ヴィヴァルディ先生がウィーンで亡くなったという知らせが届く。ピエタは、寄付で成り立っている施設だ。ピエタの娘ではないのに、ピエタの有力な後援者の娘だという理由で<合奏・合唱の娘たち>の練習に顔を出していたヴェロニカもそんな貴族の一人だ。ある日、エミーリアはヴェロニカのもとに寄付のお願いに行った。その時、ヴェロニカからある依頼を受ける。昔自分が詩を落書きしてしまった、ヴィヴァルディ先生の楽譜を探して欲しい。その楽譜が見つかったら多額の寄付をしようと言うのだ。

エミーリアはあてもないまま、一応楽譜を探す努力はしてみることにした。エミーリアは、それまで関わりのなかった人たちと会うことになるのだが…。
続きを読む >>
| 本:あ行(大島真寿美) | 22:16 | comments(1) | trackbacks(1) |
「ふじこさん」大島真寿美
大島 真寿美
講談社
(2007-06-21)

JUGEMテーマ:読書


離婚寸前の父と母にはさまれなにも楽しいことのない毎日を送るリサの前に現れたふじこさんは、乱暴できれいで、あっけらかんとしていて、これまでに見たことのない、へんな大人だった。幻のデビュー作「春の手品師」を含む、著者会心の短編集。

図書館で夫がCDを選んでいるのをまっているあいだにYAコーナーを見ていてみつけた本。そのまま図書館で読み出したら面白いじゃないですか。それで借りてきました。YAコーナーは読みたい本がいっぱいあるのです。

最後に入っている「春の手品師」はデビュー作なんですね!

3編とも悩んでいる子供が誰かとの出会いによって一歩前に進める物語かな。若い頃って「ここにいても意味がない」とか「学校に行く意味がない」とか「家に居場所がない」とか思うものなんですよね。すっかり忘れてしまっていました。もうすぐ息子達もそんな年齢になるんだよなぁ。そんな時、こういう人と出会えたら幸せです。
続きを読む >>
| 本:あ行(大島真寿美) | 19:40 | comments(2) | trackbacks(1) |
「ビターシュガー」大島真寿美
JUGEMテーマ:読書


アラフォー女性の友情―。市子とまりと奈津の三人は二十年来の交流を続けてきた女友達。ある日、市子のマンションにまりの恋人だった年下のカメラマン・旭が転がり込み、奈津にもまた別居中の彼女の夫・憲吾のことで市子は秘密を抱えてしまう。さらに周囲の人間も巻き込んで、三人の人生に確かな変化が訪れる。恋愛、結婚、離婚、友情。三人の女性たちに芽生えた「幸せの誤差」を、魔法のような流麗な文章で描いた傑作小説。

「虹色天気雨」の3年後の物語。

元モデルの奈津は、夫・憲吾と別居状態のまま。美月は中学2年生に。父親と連絡を取ることを止められている美月は市子の家で父親とメールのやり取りをし、夏休みに市子を巻き込んで長野に住む父親に会いに行こうと計画している。まりは市子のところに15歳年上の内藤さんと「恋に落ちた」「結婚がしたい」と報告しに来た。まりの元恋人の旭が市子の家に居候をしているが、家の修理をしてくれたり料理を作ってくれたりと、まるで弟と住んでいるかのような気楽な関係。
続きを読む >>
| 本:あ行(大島真寿美) | 22:19 | comments(4) | trackbacks(2) |
「虹色天気雨」大島真寿美
JUGEMテーマ:読書


ある日突然、幼なじみ奈津の夫・憲吾が姿を消した。市子は、夫捜しに奔走する奈津から一人娘の美月を預かる。女性の影もちらつく憲吾の失踪だったが、市子も、まりも、三宅ちゃんも、究さんも、土方さんも、いつもと変わらず、美月の運動会に集まった。事態はやがて、市子の元恋人も登場して意外な展開を迎える。

新刊「ビターシュガー」がこの本の続編だと知って慌てて借りてきました。大島さんの物語も未読がたくさんあります。読むと毎回「あぁ、いい物語だった」って思うので、さっさと全部読んでしまいたんだけど、こういうきっかけでもないとなかなか…

早朝に電話で起こされ、幼なじみの奈津の一人娘・美月を理由もわからぬまま預かることになってしまった市子。家に連れてこられた美月から、奈津の夫・憲吾が行方不明となり、奈津が憲吾を捜しに出かけたことを知らされる。二日後、戻ってきた奈津は心当たりの場所をすべてまわったが憲吾を見つけられなかったと語る。憲吾が帰らないまま、同じく幼馴染のまりや昔からの友人三宅ちゃんなどと楽しみながら日々は過ぎていく。

続きを読む >>
| 本:あ行(大島真寿美) | 21:45 | comments(2) | trackbacks(1) |
「戦友の恋」大島万寿美
大島 真寿美
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2009-11-27)

JUGEMテーマ:読書


「友達」なんてぬるい言葉じゃ表現できない。「戦友」としか呼べない玖美子。彼女は突然の病に倒れ、帰らぬ人となった。彼女がいない世界はからっぽで、心細くて、でも、それでも生きていかなければならないのだ……

一度図書館から借りたのに、読むことが出来ないまま返却してしまって、それからずいぶん長いこと待ちました。すごく素敵な物語でした。大島さんの物語、それほど沢山読んでいないんだけど児童書も大人向けの本もいつも読んだ後に「いいなぁ」って思います。

漫画家志望だった山本あかねを、絵の才能はないが原作者としての才能ならあると断言した、新人編集者の石堂玖美子。山本あかねの芸名を山本佐紀ときめ、その時から2人でタッグを組んだように、仕事も恋愛も一生懸命がんばった。「友達?」と聞かれると玖美子は「友達なんかじゃない。彼女は戦友だ」と言い切ってた。しかし、玖美子は突然いなくなってしまった。

残された山本佐紀が玖美子のいない世界で一人で生きていく。玖美子がいたからこそ、今の佐紀がいて、時にはスランプになりながら日々を一生懸命生きているのです。玖美子が生きていたのは本当に少しの間なんだけど、佐紀の後ろにいつも玖美子が見えていて「戦友」って言葉がピッタリな二人。

「かわいい娘」でお風呂屋さんが出てくるのですが、「ほどけるとける」のあの女の子なんですね。自分の感想を読んでみたんだけど、ちゃんと佐紀が登場していました。もう一度読んでみたい。

続きを読む >>
| 本:あ行(大島真寿美) | 21:24 | comments(4) | trackbacks(2) |
「青いリボン」大島真寿美
大島 真寿美
理論社
(2006-11)

JUGEMテーマ:読書


両親の離婚をきっかけに、同級生・梢の家に居候することになった依ちゃん。泣いて、恋して、笑って、落ち込んで、たわいない2人のために世界はあった…。胸にぐっと来る、家族と友情の物語。

息子が空手をしている学習センターに市の図書館があります。私がいつも行くのは中央図書館なので、ものすごく広くて利用者も多い。学習センターの図書館はこじんまりとしていて、掘り出し物がたくさん。予約が入る前の新刊がポツンと並んでいることも結構あって、「ねずみ石」と「横道世之介」は予約しないで借りちゃったのです。そんな穴場的な図書館。昨日は息子達の本を選ぼうと児童書コーナーに。そこで見つけたのが大島さんの本でした。息子が空手をやっている間にグッと集中して読みました。

依ちゃんの家は依ちゃんが小さい頃から家庭内別居で両親の会話なし。静かな家庭で育ったひとりっこの依ちゃんにはそれが当たり前の家族の形でした。父親が仕事の都合で福岡に引越して少しした頃、母が4ヶ月の上海出張となる。北海道の祖父母の家に行くにしても、父親のいる福岡にいくにしても高校は辞めなきゃいけない。そんな事を悩んでいたら親友の梢ちゃんが「うちに下宿すればいい」と提案。梢ちゃんの家は昔から居候がいる家だったので、依ちゃん一人増えたってどうって事ないという。ジイジ、バアバ、おじさんにおばさん、梢の兄・拓巳と妹・多美。いつも誰かが何かを喋っている家に驚く依ちゃんでしたが、次第になれて行く。
続きを読む >>
| 本:あ行(大島真寿美) | 20:49 | comments(4) | trackbacks(3) |
「三人姉妹」大島真寿美
三人姉妹
三人姉妹
大島 真寿美
JUGEMテーマ:読書


大学を出ても就職せず、ミニシアターでバイトしながら仲間と映画作りをしている水絵は三人姉妹の末っ子。長女の亜矢は結婚して子供が一人、次女の真矢は不倫を脱してバリバリキャリア志向。お互いの恋愛事情もバレていて、時には昔話をサカナにお酒を呑んだり……。三姉妹のゆるやかな毎日を瑞々しく描き心温まる長編小説。


福池家の三姉妹。上から亜矢・真矢・水絵。亜矢と真矢は1学年違いで双子のようであるのに対し、少し年の離れた水絵はペット的な存在。亜矢は失恋の後、見合いをしまくり、見事に結婚して今や地方の資産家の家の専業主婦で男の子の母親。真矢はキャリア・ウーマン指向で、不倫恋愛の過去があった様子。三女の水絵は大学を卒業した後就職もせず、単館系映画館でバイトしつつ大学時代の映研仲間と自主製作映画作りに励んでいるという状況。

三姉妹のあれこれを水絵の視点で語ります。
続きを読む >>
| 本:あ行(大島真寿美) | 21:17 | comments(6) | trackbacks(3) |
「すりばちの底にあるというボタン」大島真寿美
すりばちの底にあるというボタン
すりばちの底にあるというボタン
大島 真寿美
JUGEMテーマ:読書


「すりばち団地」に住んでいる薫子と雪乃は、幼なじみ。その二人の前にあらわれた転校生の晴人。薫子と雪乃が知っていたのは「ボタンを押すと世界が沈んでしまう」ということ。しかし晴人が知っていたのは、「ボタンを押すと願いが叶う」ということ。どちらが真実?三人は、真実を探しもとめ動きだす。

結構分厚いけど、これは児童書なのね。図書館で借りたのですが背表紙にピンクで「ティーンズ」ってシールがはってあります。

団地を舞台にした物語、けっこうありますね。どれもこれも昔は人がいっぱいいたのに今では老人ばかりで空家もポツポツ。そのまま廃れる団地もあれば、ぐにゃりとなってしまった団地もあり。このすりばち団地は「すり活」の働きかけによって少し元気になってます。

続きを読む >>
| 本:あ行(大島真寿美) | 22:27 | comments(4) | trackbacks(2) |
「空はきんいろ―フレンズ」大島真寿美
空はきんいろ―フレンズ
空はきんいろ―フレンズ
大島 真寿美,細川 貂々
JUGEMテーマ:読書


いつもいつも一緒にいることだけが友だちじゃない。たとえ、遠くにいたって、会えなくたって、ニシダくんとアリサは平気。かわりもの同士の冬・春・夏・秋4編の物語。

12月のある日、アリサが住んでいるマンションの向かいのビルの取り壊しが始まった。初めの日からずっと窓にへばりついて外を見ていたアリサ。ビルは壊され、穴が掘られ、冬休みになってこれから毎日見られると思ったら工事は中断。それでもアリサは穴を見ていた。そんな時クラスのニシダくんが工事の車が出入りする道、桜の枯れ木の下に立っているのを発見した。

ニシダくんの事は前から気になっていた。体がおおきくて、普段は静かなのに旧に怒り出したり、泣いたり。体育は得意な科目と不得意なものとで差が激しく、絵が上手でリコーダーがとても上手。そのニシダくんが毎日同じところにたっている。気になったアリサは下におりて何をしているのか聞いてみた。ニシダ君は人間のカタチのスイッチがあって、本物の人間の影とスイッチが一致すると来年が来ないからずっと見張っているというのだ。

そんなアリサとニシダくんの冬・春・夏・秋の物語。お互いを「かわっている」と感じてる二人。大人っぽい会話をしているかと思ったらニシダくんは「コーヒーが飲めない」らしいし、「いってはいけません」と言う路地にへんてこりんな変装をして出かけようとします。子どもだからこその悩みや、大人になりたいって願望。魔法のクスリや転校する時の「友達なんてすぐともだちじゃなくなっちゃうよ」って切ない気持ちなど。あぁ、小学生ってこうだったっけって思いました。
続きを読む >>
| 本:あ行(大島真寿美) | 21:16 | comments(4) | trackbacks(3) |
| 1/2PAGES | >>