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「きんぴらふねふね」石田千
JUGEMテーマ:読書


懐かしい酢入りの自家製ドレッシングを思い出す春。夏の西瓜割り、秋空の下の駅弁、冬の風邪に大蒜……。四季の生活に根ざした身近で大切な「食」の習慣と記憶たち。最新エッセイ集。

43篇の食にまつわるエッセイ。30編は「小説すばる」に連載していたものから選び、それ以外は書き下ろしや「読売新聞」「遊歩人」など。

毎回楽しみにしている石田さんの本。いつもひっそりと出ているので、驚きます。

今回も色々と美味しそう。読んでいる間ずっと、お酒が飲みたくて何か食べたくて。それもきんぴらとか菜っ葉とあげの煮たのとか、芋煮とか。

石田さん、立派な酒飲みらしく甘いものに酔うそうです。
| 本:あ行(石田千) | 20:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
「店じまい」石田千
店じまい
店じまい
石田 千
JUGEMテーマ:読書


手芸屋、文房具店、銭湯、自転車屋......あなたの町にもきっとあった、あの店この店。本書は、日常のふとした瞬間に顔を出す懐かしい不在の光景を、瑞々しい感性と言葉でつづったエッセイ集。

石田さん、今年はこれで4冊目。多いです。

毎回同じなんだけど、文章のテンポがよくて眠くなります。少し読んではうとうと。図書館の貸し出しきかんを延長してポチポチ読みました。
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| 本:あ行(石田千) | 21:24 | comments(2) | trackbacks(1) |
「踏切みやげ」石田千
踏切みやげ
踏切みやげ
石田 千
JUGEMテーマ:読書


「彷書月刊」で連載されている「踏切趣味」をまとめたもの。第二弾!

3年分36回かと思ったら38の踏切を紹介してます。今回は東京、関東近郊、京都や鳥取まで出かけています。

電車に乗って踏切を見つけると下車し、「大また○歩」と歩幅で踏切の長さを計る石田さん。多分遮断機が閉まっている時に大またで踏切の端から端まで大またで歩くんでしょうけど、恥ずかしくないのかな…って心配になりました。お友達と行った川崎の踏切h31歩。帰ってきたら友達に「わたしたちがいなかったら、かなり変だったわねぇ」って言われてます。やっぱりそうだよね。うん。

駅を降り、踏切を目指して周りの街並みに溶け込むように歩く。商店街の店を冷やかし、蕎麦を食べたり、コロッケを食べ歩いたり、なんだか大人だなぁって思います。

そしてそれぞれの町で結構な確立で銭湯に入ってるんです。これまた大人。
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| 本:あ行(石田千) | 21:03 | comments(2) | trackbacks(1) |
「山のぼりおり」石田千
山のぼりおり
山のぼりおり
石田 千
JUGEMテーマ:読書


天狗岳、栗駒山、燕岳、苗場山、景信山、宮之浦岳、大雪山、御嶽山、富士山、鳥海山…。著者がこれまでに登った10の山について綴る。写真家・坂本真典のモノクローム作品も収録。『山と溪谷』連載に書き下ろしを加え書籍化。

なんだかきつそうな山がいっぱい並んでるのに、石田さんの文章はいつもどおりフワフワ漂ってる感じ。不思議です。私でも登れるんじゃないかって思えちゃいます。無理だけど。

各章の始めにルートを書いてあるんです。それが一つだけキノコの絵だった。石田さんご本人の絵かしら。かわいいです。

そして写真も素敵。
| 本:あ行(石田千) | 19:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
「白い虹」石田千
しろい虹
しろい虹
石田 千
JUGEMテーマ:読書


06年4月から07年6月までウェブで掲載した連載に3編の書き下ろしを加えたエッセイ集。

「石田さんがつむぐいろいろな「色」のかたち」だそうです。色かーそれほど「色」を意識しませんでした。が、いつもの石田さんの文章が心地よい。あまりにも心地よすぎて気がつくと寝てるんです。なので、寝る前にちょこちょこ読んでました。

タイトルが全部カタカナ二文字。「カミ」「ハナ」「アメ」「アワ」などなど。

佐々木美穂さんの絵も素敵です。

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| 本:あ行(石田千) | 21:45 | comments(4) | trackbacks(1) |
「部屋にて」石田千
部屋にて
部屋にて
石田 千

石田さんが部屋の中で思うことをツラツラと。

今まで「踏み切り」だったり「屋上」だったり、外の風景を見て石田さんが思うことだったのですが、今回は部屋の中で考える事。誰かと飲んで喧嘩して帰ってきたり、酔っ払った次の日だったり、病気になっていたり。取り留めない事から、今は会えなくなった人を思い出したり、子どもの頃を思い出したり。

「電球」はインフルエンザになった石田さんが過去を思い出す話。一人暮らしの部屋にお母さんが来てちょとっと何か言っていくのが気に入らない「いつまでも気丈でいたほしいのに、いつまでも立ち入られたくない。火打ち石が、かちりと鳴るたび、都合しだいですりあけるずるさを許されていると知る。この娘は、かんしゃくを起こして石を投げる年はとうにすぎている。」に気持ちが寄り添いました。
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| 本:あ行(石田千) | 21:35 | comments(2) | trackbacks(2) |
「ぽっぺん」石田千
ぽっぺん
ぽっぺん
石田 千


石田さんのエッセイ、続きました。あぁ、もったいない。もったいないんだけど、出てるものはすぐに読みたい。身もだえしながら少しずつ読み進める。あぁ、しあわせ。

文章が独特なんですよね。「、」の位置が普通と違って、声に出さずに読んでいるんだけど、石田さんらしいペースの文章が出来上がってるというのでしょうかね。

一度一緒に飲んでみたい。そして、フラフラと夜道を歩いて迷子になりたい。
| 本:あ行(石田千) | 22:06 | comments(2) | trackbacks(2) |
「屋上がえり」石田千
屋上がえり
屋上がえり
石田 千

石田さんが訪れたいろいろな屋上。気温を計り、石田さんの視線で見た周りの風景。

今まで2冊しか出ていなかった石田さんの新刊です。前回読んだ「踏切趣味」で石田さんは同じ高校の後輩しかも一つ下だって知ったので、それだけで親近感。
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| 本:あ行(石田千) | 21:47 | comments(8) | trackbacks(1) |
「踏切趣味」石田千
踏切趣味
踏切趣味
石田 千


色んなまちの踏切とその踏み切りを使う人たち、空間をスケッチしたようなエッセイ集。

踏み切りの大きさを自分の「大また」で量るんです。時々周りの人に不審者と思われていたようで、大またで「いち、にい」って数えてる石田さんの姿が目に浮かびます。

「遮断機なし 西新井」で中華やに入り、はしの席で酔っ払っているおじいさんをみて「昼間からお年寄りが酔っ払っているような店は、信用する事にしているので、安心する」という石田さん。ほれますね。同い年なんだけど大人の女って気がします。一人でプラプラ外出して、お店で食事をする。なかなか出来る事じゃないです。
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| 本:あ行(石田千) | 23:18 | comments(6) | trackbacks(2) |
「月と菓子パン」石田千
月と菓子パン
月と菓子パン
石田 千


「酔って言いたい夜もある」で角田さんとの対談で「テレビを見ない。読書もしない」と言ってた。エッセイって読みますがほとんどが作家の方が書くエッセイ。石田さんは「エッセイスト」なんです。ほーこんな職業があるのかって思いました。

歩きながらパンを食べる、近所の豆腐屋をその日の気分で使い分ける、おでんやのおでんにならって1日がかりで自分でも透明スープのおでんを作ってみる、おばあさんのためにカレーを作る。石田さん、生活が安定してるっていうのかブレがないというのか、自分をしっかり持っている人なんだって感じがしました。同い年の私は時間に追われ、日々ゆれ続けてる。羨ましいです。

お酒の話がよく出てきます。「カラスの行水」でトロンボーンを吹きに川原に行く話しがあります。「ラッパを吹く時に泡気のある飲み物はよくないが、川原に行くのに飲まないわけにはいかないってあります。石田さん相当なお酒好きですね。気持ちよくわかります。そしてこの本を読んでる私も「飲まないわけにはいかない」気持ちになります。

読んだ後、何とも言えぬ温かさと何故かほんの少しの寂しさを感じる一冊。表紙の絵もとてもかわいい。山本容子画だそうです。
| 本:あ行(石田千) | 23:22 | comments(4) | trackbacks(2) |
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