逗子に住む小学校2年生の双子、小春と日和。映画好きの母親の影響でタップダンスを習い始め、CM出演のチャンスをつかむ。
最初に「ふたりがふたごだということを気にしないで生きていけるように」とあるので、双子が似ているだけに辛い思いをする物語なのかと思いましたが、そうじゃなかった。堅実な父、ミーハーな母。いつもボーイフレンドの所に行ってる祖母とそのボーイフレンド。新しく生まれてくる弟。子供である事の幸せや不安。家族のそれぞれの立場。タップを始めてからの出来事が丁寧に書かれてます。まさに小春日和の一日って感じです。
双子が77年の早生まれ。私より1年先輩なんです。だから小学生のときの懐かしい雰囲気が出てるかって思ったんだけど、出てくる歌手が「ザ・ピーナッツ」。私にとっては、ただの化粧の濃い双子のおばさんってイメージだったので(とはいっても、解散当時は34歳で今の私より年下)なんだか共感する部分が少なかったです。
小学生のときに、いつも一緒でどんな事でも分かち合える人がいたら心強そうです。「双子だったらよかったのになぁ」とどうにもならない事を考えてみる。本の影響なのか心が子供に戻ってます。
⇒ 数(自然数)は、幽霊である。 (11/17)
⇒ 式神自然数 (10/21)
⇒ アスラン (04/07)
⇒ 脱皮中 (11/10)
⇒ 三角点 (10/20)
⇒ 鶯張り (10/02)
⇒ ゆっぴ (09/26)
⇒ かぶの入門 (06/12)
⇒ 由紀 (03/16)
⇒ 秋緒 (02/02)