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「ニート・ニート・ニート」三羽省吾
三羽 省吾
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-04-28)

JUGEMテーマ:読書


タカシとキノブーは、危ない筋から追われるレンチに引きずられ北海道へと逃走中。その途中、自分も連れて行けとレンチを脅す月子も加わり、ダメ男三人+家出少女の奇妙な旅が始まった!

三羽さん、最近読んだばっかりなのに…一つずつゆっくり楽しみたいのにちょっと失敗です。

高校卒業後も定職に就かず女のヒモのような生活を送っているレンチは父親の紹介でようやく入った会社を何となく辞めたタカシの所にやって来て「北海道へ行こう」といいます。すぐに流されるタカシは「車は?」と聞きますが外にはブルーバードワゴンが止まっていた。そこの荷台で手足を縛られていたのは、大学を退学して家に戻り2年かの引き籠り生活を送っているキノブー。3人は北海道を目指しますが、出会い系で知り合った月子が仙台から合流し、今度は月子に引きずられるように北海道の観光地を巡ります。
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| 本:ま行(三羽省吾) | 19:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
「路地裏ビルヂング」三羽省吾
JUGEMテーマ:読書


毎日すれ違うけど名前も知らないふしぎな距離感。同じおんぼろビルで働く人々のそんな関係から生まれる、日常のドラマを描く6篇の雑居小説。

各章の主人公はなんとなく、惰性でその場所にいるんですけど、ちょっとした事がきっかけでちょっと前向きになったり、自分を見つめなおしたり。読んだ後、優しい気持ちになれる本でした。

路地裏にある古ぼけた「辻堂ビルヂング」エレベーターはすぐに壊れ、エアコンは効かない、トイレが流れる勢いも弱い雑居ビル。屋上は鉢植えやプランターなどがいっぱいで、保育園のシーツがほしてあり、喫煙所があり、小さな祠もある。

6F 辻堂デザイン事務所
5F オーガニック・ヘルス(株)
4F HN 不動産分室
3F 辻堂塾
2F あおぞら保育園
1F お食事処

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| 本:ま行(三羽省吾) | 19:45 | comments(4) | trackbacks(4) |
「公園で逢いましょう。」三羽省吾
公園で逢いましょう。
公園で逢いましょう。
三羽省吾
JUGEMテーマ:読書


通称「ひょうたん公園」その公園に集まるママたちの現在その場のストーリーと、現在に至るまでの人生が描かれている、連続短編集。

三羽さんの物語、やっぱりいいです。今回はひょうたんのように丸が二つつながった公園。そこに子どもを連れてくるママたち(ひとりはママのピンチヒッターとして子どもを連れてきたパパ)の現在の公園内での立ち位置、そして過去の物語が一人ずつ語られています。

清楚な感じでスッピン、25歳のユウマ君ママ。ブランド物に身を包み、夫が勤める会社の浄水器を買わせようと一生懸命な30代前半のアキちゃんママ。公園に集まるママの仲で新顔で最年長。仕切りやのサトル君ママ。とても優しく、子供達の面倒を見ていてくれるダイちゃんママ。髪の毛は白髪。いつもジャングルジムに腰掛け、ケータイをいじってる20歳の羅々ママ。昼ごはん後に自然に集まり、子供達を自由に遊ばせながら話に花を咲かせる。4月の桜が舞う季節にそれぞれが思うこと。

面白かったのは「アカミス・キュリエ」の双子のパパがひょうたん公園の事をピーナッツパークって呼んでいた事。どうやら公園は東側の分譲マンション郡と西側の古いアパートや公団に住む母親とで棲み分けが出来ていて、それぞれ「あっちがわ」「こっちがわ」と呼んで交わろうとしていないのです。

そうそう、誰かの子供が「○○○○、だいかいてん」と叫ぶのを、それはちょっとと失笑するママたち。意味がわからなくて旦那に「……って卑猥な言葉なの?」聞いてしまいました。ニヤニヤしながら説明してくれました。へぇ〜へぇ〜。でもまったく必要ない言葉だからすぐに忘れそう。
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| 本:ま行(三羽省吾) | 21:54 | comments(12) | trackbacks(6) |
「タチコギ」三羽省吾
タチコギ
タチコギ
三羽 省吾
JUGEMテーマ:読書


主人公の柿崎信郎は、祖母の葬儀のため故郷にかえることになった。今から30年前、柿崎が息子・智郎と同い年で「ノブ」と呼ばれていたあの頃、そこには大きな鉱山があった。

「最近三羽さんの新刊出てないな〜」って思ってたら出ていたんです!すっかり出遅れて読むのが遅くなりました。そしてまた新刊出ましたね。わ〜い。

40歳になり、不登校の息子と一緒に帰郷する現在。そして30年前、自分が息子と同じ年だった頃の物語。二つが交互に語られます。「ぼっけぇきょうてぇ〜」なんて言葉が出てきます。岡山なんですね。

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| 本:ま行(三羽省吾) | 20:56 | comments(2) | trackbacks(0) |
「イレギュラー」三羽省吾
イレギュラー
イレギュラー
三羽 省吾


水害で村を離れ、町の廃校になった小学校で生活する蜷村の人たち。グランドがなく練習も出来ない蜷高の野球部の面々はナンパに喧嘩、くすぶる毎日。そんな蜷高にグランドを貸してくれると名乗り出た名門K高野球部。


高校生の野球の物語。近所の球場では夏の選抜の予選が行われています。そんな応援の声を聞きながらの読書。夏にぴったりの物語でした。

水害で村を離れなければいけなかった蜷高の生徒と監督のダルマ。春の選抜で惜しいところまで言ったK高の生徒とその事に危機感を覚えている結城。高校生同士、そして元監督と教え子だったダルマと結城の物語。

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| 本:ま行(三羽省吾) | 22:23 | comments(18) | trackbacks(14) |
「太陽がイッパイいっぱい」三羽省吾
太陽がイッパイいっぱい
太陽がイッパイいっぱい
三羽 省吾


彼女が海外旅行に行きたいというから始めた解体屋のバイト。気がついたら大学にも行かずに働く毎日。そんなイズミのナニワでの1年。

大学での友達との付き合いよりも、現場で働く人たちとの生活が面白いと感じるイズミ。何よりも仕事帰りのビールが旨い!職場での友情、恋愛、そして不器用なイズミが見つけた自分なりの将来。不安もあるけど、なんだかんだで物事は進む。がんばれ!イズミって応援したくなりました。


解体屋、マルショウ解体で働く人たちが素敵です。若い頃はフリョーしてたという親方。巨漢のカン。スプリンターのようなクドウ。野球狂のイワタ、中学を出たばかりのムラコシに、リストラされ妻も出て行ったハカセ。仕事帰りに行くガードしたの立ち飲みやでの会話がすごいです。もう、本当に下品。下品で笑える。大阪の人ってこういう風に会話しているんでしょうかね?それを傍で聞いてる女の人はどんなリアクションをとるんだろう…



| 本:ま行(三羽省吾) | 23:13 | comments(4) | trackbacks(0) |
「厭世フレーバー」三羽省吾
リストラされた父親が失踪した。残された家族5人の物語。

この本も本が好きな方のブログにたくさん登場していて、なんとなく面白そうなにおいが漂って来ました。うん。面白い。恥ずかしながら漢字が苦手な私は「厭世」が「えんせい」と読むとは知らなくて、意味まで調べてしまいました。

章のタイトルが「14歳」「17歳」「27歳」「42歳」「73歳」最初の「14歳」進路相談で高校進学もやめ、陸上部も退部すると言う中学2年のケイ。ケイの人生を73歳まで追っていくのかとちょっと心配しましたが、そんなことはありませんでした。「17歳」は優等生だったの父の失踪後夜中まで家に帰らないカナ。「27歳」は高校卒業とともに家を出ていたけど、父の失踪後大黒柱となるべく帰ってきた失業中のリュウ。「42歳」は夫の失踪後酒びたりの毎日の母親。そして「73歳」は息子の失踪後ボケはじめ何度も食事をするおじいちゃん。

それぞれが年齢にぴったりの考え方で自分のこと、周りの人の事を語るのです。本人が考える「自分像」や行動が周りの人間にどう考えられているのかを知るのがすごく面白かった。

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| 本:ま行(三羽省吾) | 23:58 | comments(14) | trackbacks(10) |
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