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「四月になれば彼女は」川上健一
四月になれば彼女は
四月になれば彼女は
川上 健一


インタビューで「作家になったきっかけは?」と聞かれ、19歳の時に自分に本を差し出してくれた女の人の話をする。が、実際は高校を卒業して3日後。人生のターニングポイントとなったその日を回想する主人公。

卒業して3日後。明日から近所の工務店で働く事になっている。そんな一日24時間に起こった出来事―同級生の駆け落ちの手伝い。決まっていた就職の取り消し。不良との喧嘩。ベトナムへ旅立つバスケットボール仲間。友人と童貞を捨てる為に行ったスナック。従姉弟夫婦とアメリカ兵の争いに巻き込まれる。そして小学校から好きだった女の子と最後の会話―が主人公の沢木圭太に起こります。

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| 本:か行(川上健一) | 20:28 | comments(0) | trackbacks(1) |
「翼はいつまでも」川上健一
翼はいつまでも
翼はいつまでも
川上 健一


川上健一さんの「ビトウィン」の中に、その「ビトウィン生活」中に10年ぶりに書いた小説について書かれていた。それがこの本。

青森の中学2年生の神山。野球部万年補欠のさえない毎日。ある晩、聞いていたラジオから流れてきたビートルズの「Please Please Me」自分への応援歌だと感じる。理不尽な先生に立ち向かい、体育館で禁止されたビートルズを踊る。初体験に憧れて十和田湖までひとり旅に出る。その十和田湖で斉藤多恵のような魅力的な少女に恋する。雷の中で歌い踊り叫びその気持ちを吐露する。キスすらも出来ずに立ち往生する。

最終章、同窓会で30年ぶりにあったあの頃の仲間達。中川先生の言葉、斉藤多恵の言葉が心にしみました。読んだ後しばらくボーっとしてしまう位いい話でした。
| 本:か行(川上健一) | 21:43 | comments(2) | trackbacks(0) |
「ビトウィン」川上健一
ビトウィン
ビトウィン
川上 健一


体調を崩して山梨の田舎に引越し、奥さん、子供、そして周りの人々との生活を書いたエッセイ。

雨が降ると家の中に雨樋が必要な程の雨漏りのする家で、小説を書くこともなく自称「慢性手元不如意状態」の中で奥さん、子供と実に楽しそうに自給自足の生活をしてる。生活の中で執筆活動は優先順位が低く、日々の生活を楽しむ著者。いやみを言いながらも、作家活動を全くしない旦那を咎めない奥さん。お金がなくても子供が「海が見たい」と言えば無いなりに何とかして海を見せてあげる。とても素敵な家族。周りの人との交流もとても面白かった。
| 本:か行(川上健一) | 21:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
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