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「リアル・シンデレラ」姫野カオルコ
JUGEMテーマ:読書


誰もが知っている「シンデレラ」の物語。その物語をテーマに文章を書こうとしていた私が紹介された一人の人物――倉島泉。複数の関係者から話を聞いた私は、彼女に興味を持つ。多くの証言から浮かび上がってきた彼女の人生とは?

姫野さんの小説、読んでから暫く余韻に浸りました。いいなぁ。好きだなぁ。主人公のように、ぶれない一本の太い芯を持って生きていきたいものです。

主人公の倉島泉(せん)は1950年に長野県諏訪で生まれた。家族で経営する料理屋兼旅館「たからや」の妹夫婦の長女として生まれるが、1年後に病弱で生まれた美しい妹・深芳の影のような存在として育てられた。年頃になり結婚したと想ったら、夫を従業員に取られ、旅館の女将の座もその女性にゆずってしまう泉。


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| 本:は行(姫野カオルコ) | 21:50 | comments(4) | trackbacks(2) |
「もう私のことはわからないのだけれど」姫野カオルコ
JUGEMテーマ:読書


日本のどこかに暮らす普通の介護する人がふともらしたつぶやきを写し取った掌編小説集。

2、3週間前に新聞で姫野さんのインタビュー記事を読みました。地元の施設に入ってるお母さんに頻繁に会いに行ってるというようなこと。お母さんは姫野さんを娘だとわからないということ。そんな記事を読んでいたので、色々な人が語ってる言葉が姫野さんの言葉に思えました。

とは言っても、13人の介護をしている人の手記の形をとった物語。最後の「すべてフィクションです」を読むまで実在する人なんだとおもっていました。


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| 本:は行(姫野カオルコ) | 19:46 | comments(2) | trackbacks(0) |
「スッピンは事件か?」姫野カオルコ
すっぴんは事件か?
すっぴんは事件か?
姫野 カオルコ
JUGEMテーマ:読書


女性用エロ本におけるオカズ職業は。本当の小悪魔とは。世間の「常識」をほじくりかえし鉄槌を下す、人気Webエッセイの単行化。

エッセイと知らずに読み始めたのですが、面白かった。いちいち頷きながら読みました。

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| 本:は行(姫野カオルコ) | 21:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ああ正妻」姫野カオルコ
ああ正妻
ああ正妻
姫野 カオルコ

1964年東京生まれ。瑛低大学教育学部史学科卒業後、大手出版社の創造社に勤める小早川正人は実に整った顔をしている。が、その事に気がついているのは小説家・瓶野比織子だけのようだ。小早川の結婚生活を小早川本人と小早川と時々会っては話をする瓶野の視線で書いた物語。

小早川正人の奥さん雪穂は白鳥女子大に小学校から大学まで通い、創造社でアルバイトとして働いていた。彼女は自分の水着姿のテレカを独身男性に配っていたことで有名だった。3枚目のテレカを断った小早川は「返されてあげる、そのかわり」に食事に連れて行ってもらうこととなったのだ。そして気がついてみれば「妊娠」→「結婚」とことは進み、「そのかわりに…」攻撃の日々となる。

タイトル「ああ正妻」と表紙の絵。それだけでどんな物語なんだろう?と興味シンシンでした。はたから見たら幸せそうな結婚生活。だけど小早川正人の結婚生活は悲惨です。どうして奥さんの言い分を全て受け入れちゃうんだろう?奥さん・雪穂、恐るべしです。
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| 本:は行(姫野カオルコ) | 23:07 | comments(2) | trackbacks(1) |
「コルセット」姫野カオルコ
コルセット
コルセット
姫野 カオルコ

「わたし」が語る4つの物語。


4つの短編が少しずつつながってる。そしてそれぞれの最後の文章が次の話の最初の文章に。例えば1章の最後は「車の外も、なかも、夜である。ありがとう」で終わり、2章は違う人なんだけど同じ文章。同じ文章なのに全く違う印象。不思議です。最後まで読んだら又最初から読み直したくなっちゃう。そして又最後まで読んで、又戻る。

私とは違う世界に住む登場人物たち。親が作った財産を減らさないように、あるがままを受け入れる。ただひたすら受け入れる…そしてその中で少しだけ冒険をする。なんだかネットリとした物語でした。読み始めたときには「だめなタイプかも…」って思ったんだけど、なんだかすっかり本の濃厚な雰囲気にはまり込みました。

登場人物の4人の女性は少しずつ関係してます。そしてどの話にも出てくる「藤沢さん」彼らはつながってる?それとも単なる名前なの?そんな事も気になっちゃいました。

タイトル「コルセット」はぴったりのタイトルだと思います。みんなコルセットをつけて、きつくて辛いんだけどそんなそぶりを全く見せない。そんな女の人たちです。

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| 本:は行(姫野カオルコ) | 22:04 | comments(10) | trackbacks(6) |
「ハルカ・エイティ」姫野カオルコ
ハルカ・エイティ
ハルカ・エイティ
姫野 カオルコ


髪は赤に近い茶色。短めのボブスタイル。大阪梅田のヒルトンホテルのTラウンジでコーヒーを注文する大正9年生まれのハルカ。八十台には見えない彼女は「手、放したらあかん」が現役の女でいるための心得だと姪に話す。そんなハルカの生きてきた道を描く。

すごくよかった。なんだろう?例えるなら終戦記念日の頃に放送される、「戦争と女の一生」みたいなドラマのよう。民法じゃなくてNHK版。それぞれの時代に起こった出来事を静かな声でナレーションする女の人の声も聞こえるよう。

大正9年生まれ。成人する頃には日本は戦争に突入します。今とは違い就職、結婚など自分の事を自分の意思で決める自由は殆どない。そんな中でハルカがいつも前向きで、背筋をのばして生きている姿がいいんです。

姫野さんの本「整形美女」「ツ、イ、ラ、ク」「桃」とこれ4冊読みました。「それよくわかる」って共感できる部分がどの本にもある。男の人が読んだらどう思うんだろう?女の私はとりあえず「女を捨ててはいけない!」って思いガサガサのかかとにクリームを塗りこみました。

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| 本:は行(姫野カオルコ) | 22:15 | comments(4) | trackbacks(2) |
「桃」姫野カオルコ
桃

姫野 カオルコ


「ツ、イ、ラ、ク」で長命中学で森本準子、河原先生と時間を共有した先生、生徒の6つの短編集。現在の自分があり、そして二度と戻れない過去がある。そこに見える準子と河原先生の影。

中学から女子ばかりだった私。思春期の男の子の気持ちはちょっとわかりませんが、女の子達の気持ちは本当によく書けてる。そういう意味では「青痣(しみ)」の大学生の男の人に好意をもつ14歳の景子の話の文章の一つひとつが印象に残った。

「高瀬舟、それから」は長命中学時代の河村先生の話。そこだけ「ツ、イ、ラ、ク」を切り取ったような文章。それを読んだら忘れかけていた「ツ、イ、ラ、ク」の記憶が戻りました。うまい!

「桃」は32歳になった森本準子。一人で桃を食べながら記憶から消し去りたくても消し去れない中学時代を思い出す。32歳という事は少し経てば「再会」があるし…もう少しがんばれ!なんて気持ちでした。
| 本:は行(姫野カオルコ) | 22:55 | comments(0) | trackbacks(2) |
「ツ、イ、ラ、ク」姫野カオルコ
ツ、イ、ラ、ク
ツ、イ、ラ、ク
姫野 カオルコ


沢山の人が出てくるし、視点がちょこちょこかわるので慣れるまで読みにくかったが、夜読み終えて寝たら夢に見ました。そこで成長していく森田準子を中心とした子供達、先生の視点で小学校2年生から中学3年生までの出来事が語られ、そして19年後、お葬式があり又みんなが集まる。

京都の田舎町「長命市」。家ではいい子でいるよう努力し、学校では友人と適当に付き合い本心を見せない森本準子を中心に、小学校2年生から中学校3年までの同級生と先生の想いがそれぞれの視点で語られる。準子は整った容姿のため男の目を引く。好きでもないと思っていた河村先生と遊びのつもりで付き合い、それがばれそうになった中二の終わりから学校も休みがち。河村先生は教師を辞める。そして19年後。それぞれの道に進んだ同級生がお葬式に集まる。そして偶然出会う準子と河村。

準子を中心に話は進むが、回りの人たちの個性ももの凄く強くて、それぞれが一つの話になりそうな重さ。小内山先生人生、もっと知りたかったなぁ。
| 本:は行(姫野カオルコ) | 22:52 | comments(2) | trackbacks(2) |
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