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「ウィンター・ホリデー」坂木司
JUGEMテーマ:読書


届けたい。間に合わないものなんてないから。一人から二人、そして…。父子の絆の先にある、家族の物語。父親は元ヤン・元ホスト・現宅配便ドライバー、息子はしっかり者だけど所帯じみてるのが玉にきずの小学生。冬休み、期間限定父子ふたたび。

「ワーキング・ホリデー」の続編です。
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| 本:さ行(坂木司) | 08:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
「和菓子のアン」坂木司
JUGEMテーマ:読書


やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した梅本杏子は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。プロフェッショナルだけど個性的な同僚と、歴史と遊び心に満ちた和菓子に囲まれ、お客さんの謎めいた言動に振り回される、忙しくも心温まる日々。あなたも、しぶ~い日本茶と一緒にいかがですか。

面白かったです。そして、コレは大変キケンな物語。和菓子が食べたくなります。デパ地下に走って行きたくなります。

梅本杏子、十八歳。身長150センチ、体重57キロ。男性が少し苦手。やりたいことも見つからないまま高校を卒業した杏子は、ニートにならないためにアルバイトを決意する。選んだバイト先は、デパ地下にある和菓子屋さん「みつ屋」。しかし、みつ屋には個性的な面々が揃っている。アンちゃんと同僚が遭遇する日常の謎。
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| 本:さ行(坂木司) | 23:05 | comments(4) | trackbacks(6) |
「短劇」坂木司
短劇
短劇
坂木 司
JUGEMテーマ:読書


たとえば、憂鬱な満員電車の中で。あるいは、道ばたの立て看板の裏側で。はたまた、空き地に掘られた穴ぼこの底で。聞こえませんか。何かがあなたに、話しかけていますよ。坂木司、はじめての奇想短編集。

全部で26の物語があります。とりあえずタイトル。「カフェラテのない日」「目撃者」「雨やどり」「幸福な密室」「MM」「迷子」「ケーキ登場」「ほどけないにもほどがある」「最後」「しつこい油」「最後の別れ」「恐いのは」「変わった趣味」「穴を掘る」「最先端」「肉を拾う」「ゴミ掃除」「物件案内」「壁」「試写会」「ビル業務」「並列歩行」「カミサマ」「秘祭」「眠り姫」「いて」

ほんわかするものより、ピリっとしてるものの方が多かったのかな。短い文章の中で乗り切れずに終わってしまったのもいくつかありました。

「ビル業務」が羨ましかったなぁ。旦那、どこかのトイレで秘密の扉見つけてくれないかしら。「ケーキ登場」の同じ場所にいるたくさんの人のそれぞれの思いも面白かった。あと好きだったのは「目撃者」
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| 本:さ行(坂木司) | 20:46 | comments(4) | trackbacks(4) |
「夜の光」坂木司
夜の光
夜の光
坂木 司
JUGEMテーマ:読書


慰めなんかいらない。癒されなくていい。欲しいのは、星の距離感。これは天文部に集うスパイたちが、最前線で繰り広げた戦闘の記録。

秋に読むのにピッタリの本でした。夜、暖かい飲み物を飲みながらシミジミ読むのにピッタリ。

天文部の4人の男女高校生の物語。クールなお嬢様のジョー。芸術家きどりのゲージ。ギャルのギィ。温厚な部長のブッチ。それぞれがコードネームを持つスパイ。学校や家では常に仮面を被り、スパイ活動をしている。家族だったり、価値観の押し付けだったり、将来だったり、それぞれが感じる違和感。そんな4人が唯一安らげる場所、それが天文部。心地のよい距離感を保ち、スパイという共通の秘密を持つ仲間。

高校3年生の一年間を4人が順番に自分のおかれてる状況と夜の観測会について語ります。そしてその時あったちょっとフに落ちない出来事を推理する4人。ジョーが結構鋭く物事を見据えています。

女の幸せは結婚だと思い込んでいる頭の固い父親に向学心が理解されない、「ぱっと見はお嬢様っぽい」=ジョーこと中島翠。恵まれた家庭ゆえにかえって何をしたらいいか判らないまま軽口を武器とする、「自称芸術家」=ゲージこと青山孝志。リストラされて酒乱、暴力を振るうようになった父親に愛想をつかした、「どう見たってギャルじゃん」=ギィこと安田朱美。年功序列、独裁的な祖父から百姓仕事を中学の時から負わされている、天文学部部長=ブッチこと黄川田祐一。高校3年生なのになんだか大人びてるというのか、それぞれ家族との距離を感じ一人でがんばっています。親ってこんなにわからずやかしらね。

観測会の時に屋上や外で作る料理が美味しそうでした。ブッチが家から持って来た野菜をメインに網焼きやカレーや鍋、ギィが入れるコーヒーに寒い夜にはお汁粉。ポツポツと会話しながら食べて飲んで、星を見上げる。

ゲージがいちいち言葉の最後につける「ベイビー」に「私は赤ちゃんじゃないし、あなたの恋人でもない」と言うジョー。ジョーが律儀に返すその言葉が好きでした。
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| 本:さ行(坂木司) | 22:15 | comments(13) | trackbacks(9) |
「先生と僕」坂木司
先生と僕
先生と僕
坂木 司
JUGEMテーマ:読書


主人公の伊藤二葉は大学に入学したばかり。極度の怖がりで、人が殺される小説は読めないのに、お人よしの性格が災いしてなぜか「推理小説研究会」に入ってしまった。「とりあえず読んでおけ」と渡された本を手に、公園のベンチでボーっとしていると「バイトしない?」と声をかけられた。声をかけてきたのは家庭教師募集中の中学一年生・瀬川隼人。それが僕の教え子であると同時に、先生でもある彼との出会いだった。

坂木さんらしいほんわかした物語。大学1年生の二葉と中学1年生の隼人の二人が周りで起こった謎を解決していきます。極度の怖がりで、田舎から出てきたばかりの二葉。対象物を5秒間見ただけで、記憶してしまう能力の持ち主。そんな二葉に声をかけたのは中学1年の隼人。ジャニーズばりの容貌、頭の回転がよく、好奇心旺盛。親に無理やり家庭教師を付けられそうになり、家庭教師のフリをする人を捜していて二葉に声をかける。家庭教師として隼人の家にいる2時間。1時間は勉強するフリ。そして後の2時間は隼人が二葉にミステリ講義をする。そんな契約を交わした二人。一緒に出かけた先で不思議な事を見つけた隼人が自分の容姿と二葉の記憶力を武器に謎を解明します。
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| 本:さ行(坂木司) | 21:19 | comments(12) | trackbacks(7) |
「ホテルジューシー」坂木司
ホテルジューシー
ホテルジューシー
坂木 司
JUGEMテーマ:読書

大家族の長女に生まれ、天下無敵のしっかり者にして直情一本勝負系の女子大生・ヒロちゃんこと柿生浩美。大学2年の夏、石垣島のホテルで住み込みのバイトをはじめたヒロちゃんだったが、オーナーから那覇のホテルで人が足りないから行ってくれと頼まれ了承。ホテルジューシーはボロ宿で、一緒に働くと思っていた先輩は翌日旅立ち、朝食と昼ご飯を作りに来る比嘉さん、お年寄りの双子のハウスキーパー・クメさんとセンさん、そして昼夜二重人格のオーナー代理とともに残される。ひっきりなしにやってくるワケありのお客さんたちにも翻弄されながら、ヒロちゃんの夏は過ぎてゆく。

「シンデレラ・ティース」とついになっている物語。そしてアンソロジー「Sweet Blue Age」に1話目が載っていました。図書館の予約をうっかり忘れていて読むのが遅くなりました。

主人公のヒロちゃん。家で忙しい両親に代わり弟や妹の世話をしたり家事をキチンとこなしたりするとてもえらい長女です。ホテルジューシーでも一番困るのが暇を持て余すこと。そんなヒロちゃんがノンビリムードの沖縄でいい加減なオーナー代理の元で働くのだから色々あります。

ひと夏のバイトなのでいつか去らなくてはいけない日が来ます。言い出さなきゃいけないのに、言い出せない。けんか腰でやっと言い出した「帰ります」の言葉。オーナーの「世界は柿生さんがいなくても回るし、このホテルもいなけらいなでなんとかなる。…でも、ね。」がすごく暖かいって思いました。「いなくてもなんとかなるけど、いたらもっと楽しい。そうでしょう?」ってきちんといえたヒロちゃん。オーナー代理とヒロちゃん、この先どうなるの?
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| 本:さ行(坂木司) | 22:07 | comments(12) | trackbacks(11) |
「ワーキング・ホリデー」坂木司
ワーキング・ホリデー
坂木 司

元ヤンキーで現在はホストとして働いている沖田大和。ある夏の日、店に来た見知らぬ小学生の男の子が一言「初めまして、お父さん」と言う。その子小学5年生の進。母親は神保由希子だと聞かされて、心当たりがないわけじゃない大和。家を出てきたという進と夏休みを過ごすことになった大和。「夜の仕事は子供の教育上よくない」と言うホストクラブのオーナー・ジャスミンの判断により、ホストから宅配便業に転職させられた大和。大和と進の夏が始まる。

装丁がすごく凝ってます。ダンボール箱が書いてある表紙。ガムテープの部分だけ質感が違う。開くと内側はダンボール色の紙でスピンもダンボール色。

坂木さの描く物語って本当に優しい。正義感に溢れ、義理人情に篤いが喧嘩っぱやくっていい加減な父・大和に対し、母子家庭で育ったためか家事が得意。ゴミの分別なんかもきちんとする小学生の進。小姑のように口うるさく生活指導する進に時々イライラさせられる大和だけど、家に帰ると電気がついていて「おかえりなさい」の声。温かい夕飯が待っているという生活に次第に「いいもんだな」と思うようになっていく。進はしっかり者なんだけど、そこはやっぱり小学校5年生。近所に出来た友達との間で色々あったり、子供らしく傷ついたりします。そこを大和や、大和が気がつかない部分を周りの大人たちが優しくフォローするのです。
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| 本:さ行(坂木司) | 20:33 | comments(16) | trackbacks(12) |
「シンデレラ・ティース」坂木司
シンデレラ・ティース
シンデレラ・ティース
坂木 司

小学生の時に辛い思いをしてから大の歯医者嫌いになったサキ。夏休みのバイトを探していた時に母親が進めてくれた「受付」のバイトに興味をおぼえ、面接に行く。ところがそこは叔父が勤める歯医者だった。個性的な歯科医で働く人々、理解できない行動をする患者。サキの夏休みの物語。

「シンデレラ・ティース」のティースは「teeth」だったんですね。表題作「シンデレラ・ティース」「ファントムVSファントム」「オランダ人のお買い物」「遊園地のお姫様」「フレッチャーさんからの伝言」の5つの日常の謎を解く物語。

歯医者嫌いのサキは母に騙され歯医者さんの受付をすることになります。その歯医者は院長がスポーツクラブに来るような感覚で利用してもらいたいと考えて「患者さん」を「お客様」と呼び、「診察券」は「メンバーズカード」と言う。働く人たちも個性的で、泰然と構えている院長、咲子の叔父唯史、早いが腕は確かな成瀬先生、歯科衛生士でセクシーな歌子さん、色白美人の京子さん、アニメ声でよく気がつく百合さん、有能な窓口事務の葛西さん、マニアックなおたくの歯科技工士四谷。みんなとても優しい人たちです。
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| 本:さ行(坂木司) | 22:37 | comments(14) | trackbacks(13) |
「動物園の鳥」坂木司
動物園の鳥
動物園の鳥
坂木 司


野良猫虐待の犯人を見つけるため動物園を訪れた鳥井と坂木。そこで坂木は鳥井が引きこもる原因となった中学時代の同級生と出会う。


「青空の卵」「仔羊の巣」に続く3冊目、長編です。今回は鳥井が引きこもりになった原因。坂木が鳥井の友人になったきっかけ、滝井の過去などにも触れています。少しずつ強くなろうとしている鳥井。そんな鳥井に対して嬉しさ反面寂しさを感じている坂木が自分の気持ちに決着をつけます。

ちょっと傷つきながらも温かな心を持った人たち。周りの人たちに助けられ閉ざしていた心を少しずつ開いていく人たち。食事のシーンがすごく素敵です。シリーズはこれで終わりのようですが、また出会えたらいいのにって思える人たちでした。
| 本:さ行(坂木司) | 22:54 | comments(4) | trackbacks(1) |
「仔羊の巣」坂木司
仔羊の巣
仔羊の巣
坂木 司


「青空の卵」の続編。引きこもり探偵の2作目。「野生のチェシャ・キャット」「銀河鉄道を待ちながら」「カキの中のサンタクロース」3つの短編集。

僕だけが世界と鳥井をつなぐ接点だったのに、少しずつ周りの人を友達と認めてもいいかなって思えるような態度を取り始める(回りくどいですが、きっぱりと言い切れる程、鳥井は他人に対して心を開いていないのです)鳥井を見て、嬉しいような・寂しいような気持ちになる坂木。

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| 本:さ行(坂木司) | 21:40 | comments(6) | trackbacks(2) |
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