CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「七人の敵がいる」加納朋子
JUGEMテーマ:読書


PTA、学童、教師、夫に姑、我が子まで。上司より、取引先より手強いモンスターが次から次へと現れる!?困惑、当惑、そして笑いと涙の痛快PTAエンターテインメント!ワーキングママ、専業主婦に、育児パパ、そして未来の子持ち候補たち必読小説。

子供達が小学生なので、共感するところがいっぱい。仕事をしていたって、仕事をしていなくたって、子供に関する「お付き合い」は大変なんです。自分が他人にどう思われようと「関係ない!」って割り切れますが、子供が周りから色々言われたりしたら…私のせいでいじめられたら…「関係ない!」とは言い切れなくなってしまうのです。

続きを読む >>
| 本:か行(加納朋子) | 19:31 | comments(2) | trackbacks(3) |
「少年少女飛行倶楽部」加納朋子
JUGEMテーマ:読書


中学1年生の海月が幼馴染の樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。メンバーは2年生の変人部長・神、通称カミサマをはじめとするワケあり部員たち。果たして、空に舞い上がれるか!?私たちは空が飛べる。きっと飛べる。かならず飛べる。空とぶ青春小説。

最初に書いてあるのが飛行クラブの活動内容。自分自身が飛ぶ。落花は飛行ではない。飛行機やヘリコプターに乗っての飛行も風を感じられないのでダメ。理想はピーターパン。中学生の活動なので料金が高いのはダメ。そんなところです。それって無理じゃないって思うような内容。どんな話になるのかなって興味津々でした。

海月の通う中学では部活動は必須。幼馴染の樹絵里が一目惚れした野球部の中村先輩が兼部している飛行クラブに無理やり付き合わされる海月。ところが飛行クラブは部長の斎藤先輩と中村先輩の二人しかいなくて、顧問の立木先生もやる気全くなし。部員を増やし、やる気のないメンバーを叱咤しながら空を飛ぶという夢に向ってがんばる海月なのです。

続きを読む >>
| 本:か行(加納朋子) | 20:48 | comments(2) | trackbacks(2) |
「ぐるぐる猿と歌う鳥」加納朋子
ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
加納 朋子

東京から九州の社宅に引っ越す5年生の高見森。子どもの頃から悪さばっかりして母親を困らせてばっかり。いじめっこの乱暴者だったシンだが、新しい社宅ではここちゃん、あや、竹本兄弟にパックと仲良くなった。不思議な存在のパック。偶然登った体育館の屋根から見た社宅の屋根に書かれていた猿の絵。

プロローグ。幼稚園の年長のシンと団地の1階ベランダから出ることが出来ない赤いワンピースを着た女の子・あやの物語からグイグイ引き込まれました。
続きを読む >>
| 本:か行(加納朋子) | 19:27 | comments(13) | trackbacks(7) |
「モノレールねこ」加納朋子
モノレールねこ
モノレールねこ
加納 朋子

表題作「モノレールねこ」他、全8編が収められた短編集。

表題作「モノレールねこ」をアンソロジー「ありがと。あのころの宝もの十二話」で読んでいたのですっかり油断(?)していて、図書館に予約するの遅くなってました。

うん。よかった。ちょっと沈みがちな今日この頃の私の心に染みました。全編、静かな空気が流れています。ひどい親がいたり、悲しい事がおきたりするんだけど、だけど人生捨てたもんじゃない。誰かとどこかでつながっているんだ。そんな風にちょっと心穏やかになれる物語でした。

「バルタン最後の日」のザリガニ目線が斬新でした。
続きを読む >>
| 本:か行(加納朋子) | 22:00 | comments(9) | trackbacks(8) |
「てるてるあした」加納朋子
てるてるあした
てるてるあした
加納 朋子

努力して希望の高校に受かった15の春。照子は浪費家の両親のせいで借金取りに追われ、単身で佐々良の会ったこともない遠縁の親戚「鈴木久代」を訪ねます。何もない町、魔女のように怖い久代さん。途方にくれる照代。

ドラマが始まるまでに本を読みたいって思ってたのに、ちょっと間に合わなくてドラマ見てしまいました。だから、登場人物はドラマのイメージ。照子って「かわいくない子」って設定なのに、ドラマでは黒川智花。かわいすぎませんか?しかも「てるてるあした」と「ささらさや」を同時進行!ユウ坊はちょっと大きいし…まぁドラマは「別の世界」なのでよしとしましょう。
続きを読む >>
| 本:か行(加納朋子) | 20:48 | comments(13) | trackbacks(11) |
「ささらさや」加納朋子
ささらさや
ささらさや
加納 朋子


突然の事故で夫を亡くしたサヤは2ヶ月になるユウ坊と佐々良市に移り住む。そこで出会う人たち、困った時に助けてくれる夫。少しずつ強くなっていくサヤの物語。

どうしてたらこんなに薄幸に慣れるのかって言うくらい幸せと縁のないサヤ。そして、今時ここまで気弱で今にも折れそうな女性のかと言うくらい、純粋で生真面目なサヤ。あまりのバカ正直さに読んでいて「ねぇねぇ、それはないんじゃないの…」って時々イライラしちゃったりもします。だけど、そんな時には夫が登場して「馬鹿ッサヤ!」って私のかわりに怒鳴ってくれるんです。

佐々良市で知り合いになるお年寄り3人組みが素敵。ぶっきらぼうだけれど優しくて頼もしい久代さん。いつもどっしりかまえサヤを安心させてくれるお夏さん。詮索好きでおちゃめな珠代さん。一人ぼっちで心細く育児をしているサヤにとって、母親のような頼りになる存在。
続きを読む >>
| 本:か行(加納朋子) | 20:54 | comments(8) | trackbacks(8) |
「月曜日の水玉模様」加納朋子
月曜日の水玉模様
加納 朋子著


タイトルが月曜日から日曜日まで7つの短編集。日常の謎を解いていく。

満員の通勤電車で丸の内まで通う陶子。毎朝同じ電車の同じ車両に乗るうち、途中で降りる青年に気がつきました。その彼の前に立てば、途中から寝ていける訳です。それで毎日彼の前に立つようになり、観察が始まります。持ってるスーツは3つ。ネクタイは5本のネクタイをローテーションしてます。スーツとネクタイがあってるかは別として15パターンの着まわしになります。黄色地に黒の水玉模様は月曜日のネクタイのはずなのに、火曜日にも同じネクタイをしている。そして途中で立たずに終点まで陶子と一緒に乗ってくる!そんな風に始まる「月曜日の水玉模様」その青年の名前は萩広海といいリサーチ会社の社員。顔見知りになった二人が会社で、周りで起きた出来事の謎を解き明かしていきます。

続きを読む >>
| 本:か行(加納朋子) | 23:11 | comments(4) | trackbacks(4) |
「ななつのこ」加納朋子
ななつのこ
ななつのこ
加納 朋子


十九歳、短大に通う入江駒子。「ななつのこ」という本を買い、著者の佐伯綾乃にファンレターを書くことにした。ファンレターに自分の周りで起こったちょっと不思議な出来事を書いたら、佐伯からその不思議な事件の謎解きをした返事が届いた。

なんだかもの凄くもったいない本です。本の中に出てくる「ななつのこ」がちゃんと一つの物語として出てくるのです。泣き虫で、おっとりしてるはやて少年が自分の周りで起こった不思議な出来事を、近くにあるサナトリウムで療養中のあやめさんに話す。話を聞いたあやめさんは謎解きをしてくれる。

続きを読む >>
| 本:か行(加納朋子) | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
「レインレイン・ボウ」加納朋子
レインレイン・ボウ
レインレイン・ボウ
加納 朋子

昔のチームメイトの通夜で久しぶりに集まった陶子たち7人。来なかったのは一人だけ…。7人の視点を通して語られる、それぞれの人生。女たちの友情と成長を描き爽やかな読後感を残す青春ストーリー。


「サマー・オレンジ・ピール」
「スカーレット・ルージュ」
「ひよこ色の天使」
「緑の森の夜鳴き鳥」
「紫の雲路」
「雨上がりの藍の色」
「青い空と小鳥」

七つの短編。物語は亡くなったチーズ、それを知らせてきた里香以外の7人の視点で語られる。時間がバラバラだから2回読んでやっとかかわりがわかった。

メインの陶子さんは『月曜日の水玉模様』に登場するらしいので読んでみよう!
| 本:か行(加納朋子) | 22:39 | comments(9) | trackbacks(7) |
| 1/1PAGES |