ささらさや
加納 朋子
突然の事故で夫を亡くしたサヤは2ヶ月になるユウ坊と佐々良市に移り住む。そこで出会う人たち、困った時に助けてくれる夫。少しずつ強くなっていくサヤの物語。
どうしてたらこんなに薄幸に慣れるのかって言うくらい幸せと縁のないサヤ。そして、今時ここまで気弱で今にも折れそうな女性のかと言うくらい、純粋で生真面目なサヤ。あまりのバカ正直さに読んでいて「ねぇねぇ、それはないんじゃないの…」って時々イライラしちゃったりもします。だけど、そんな時には夫が登場して「馬鹿ッサヤ!」って私のかわりに怒鳴ってくれるんです。
佐々良市で知り合いになるお年寄り3人組みが素敵。ぶっきらぼうだけれど優しくて頼もしい久代さん。いつもどっしりかまえサヤを安心させてくれるお夏さん。詮索好きでおちゃめな珠代さん。一人ぼっちで心細く育児をしているサヤにとって、母親のような頼りになる存在。
⇒ 数(自然数)は、幽霊である。 (11/17)
⇒ 式神自然数 (10/21)
⇒ アスラン (04/07)
⇒ 脱皮中 (11/10)
⇒ 三角点 (10/20)
⇒ 鶯張り (10/02)
⇒ ゆっぴ (09/26)
⇒ かぶの入門 (06/12)
⇒ 由紀 (03/16)
⇒ 秋緒 (02/02)