北緯14度
絲山 秋子
30年の時を越え、やっと神様に会える!西アフリカ・セネガルへの魂の旅。友だちと出会うこと、自分の居場所を見つけること、言葉の本当の意味をさがすこと、大切なことを考え続けた長篇紀行。
講談社創業100周年記念「書き下ろし100冊」のうちの1冊なんですね。
絲山さんのセネガル滞在紀。セネガルの人たちがすごく魅力的です。友達だったらふらっと家に立ち寄ってご飯を食べていく。電気も水も急に止まる。でもそんな事も当たり前になって行く。
20年前にフランスでフランス語を習った絲山さんが次第にセネガル人のフランス語やウォルフ語に慣れ親しんでいく様子。言葉がわからないのに不思議と気持ちが伝わること。居場所がなくてホームシックにかかってたのに、気がついたら帰るのがいやでグズグズと泣いていたり。日本に帰ってからの虚ろな日々。私もアメリカから帰ってきたとき暫くそんな感じだったのですごくよくわかりました。
絲山小説と同じように女なんだけどオッサンが入ってます。
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