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「末裔」絲山秋子
絲山 秋子
講談社
(2011-02-16)

JUGEMテーマ:読書


誰もいない家から閉め出された定年前の男は、漂泊を続けながら、幸せの日々、本当の教養などに思いを巡らす。そして自らの存在を確かめるために行動を起こした。

絲山さんの小説って本当に感想が書きにくい。今回は自分のルーツを知る定年間近のおじさんの物語。ゴミ屋敷となっている家の鍵穴がなくなり、家に入れなくなったところから物語りは始まるのですが、どうなっちゃうのか興味津々でした。
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| 本:あ行(絲山秋子) | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
「妻の超然」絲山秋子
JUGEMテーマ:読書


文学がなんであったとしても、化け物だったとしても、おまえは超然とするほかないではないか。「妻の超然」「下戸の超然」「作家の超然」を収録した異色の三部作。

久しぶりの絲山さん。絲山さんの本の感想はすごく書きにくいのですが、今回も「いいなぁ」「好きだなぁ」って思う文章がいっぱいありました。
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| 本:あ行(絲山秋子) | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
「絲的サバイバル」絲山秋子
絲的サバイバル
絲的サバイバル
絲山 秋子
JUGEMテーマ:読書


今度の「絲的」はアウトドア。40歳の挑戦 品川ナンバーのスポーツカーで、「1月1回1人キャンプ」の目標を掲げ、野外で過ごす作家の発見とタタカイの記録。『絲的メイソウ』に続く、エッセイ集。

あぁ、面白かった。七輪、テント、マキを車に積んで一人キャンプ。夜はお酒を飲みつつ、ヘッドランプの灯でエッセイを書く。絲山さん、やっぱり男前です。

夫はボーイスカウトの経験もありで、ホームセンターに行くとキャンプコーナーをじっくり見てます。ダッチオーブンなんてすごく欲しそうにしてる。きっと絲山さんが大嫌いな道具がぴっちり揃ってるキャンパーになりそう。だけど、私は絶対に、絶対に、絶対にいや!!!虫は結構平気なんだけど、蚊がいや。そして何よりもキャンプから帰ってきたら、道具なんかを片付けるのは私の役目だろうなぁって思うとね。

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| 本:あ行(絲山秋子) | 21:45 | comments(2) | trackbacks(1) |
「北緯14度」絲山秋子
北緯14度
北緯14度
絲山 秋子
JUGEMテーマ:読書


30年の時を越え、やっと神様に会える!西アフリカ・セネガルへの魂の旅。友だちと出会うこと、自分の居場所を見つけること、言葉の本当の意味をさがすこと、大切なことを考え続けた長篇紀行。

講談社創業100周年記念「書き下ろし100冊」のうちの1冊なんですね。

絲山さんのセネガル滞在紀。セネガルの人たちがすごく魅力的です。友達だったらふらっと家に立ち寄ってご飯を食べていく。電気も水も急に止まる。でもそんな事も当たり前になって行く。

20年前にフランスでフランス語を習った絲山さんが次第にセネガル人のフランス語やウォルフ語に慣れ親しんでいく様子。言葉がわからないのに不思議と気持ちが伝わること。居場所がなくてホームシックにかかってたのに、気がついたら帰るのがいやでグズグズと泣いていたり。日本に帰ってからの虚ろな日々。私もアメリカから帰ってきたとき暫くそんな感じだったのですごくよくわかりました。

絲山小説と同じように女なんだけどオッサンが入ってます。

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| 本:あ行(絲山秋子) | 21:24 | comments(2) | trackbacks(1) |
「ばかもの」絲山秋子
ばかもの
ばかもの
絲山 秋子
JUGEMテーマ:読書


気ままな大学生のヒデと、強気な年上の女・額子。額子が結婚する事になり別れた二人。社会人になり、毎日飲むようになったヒデ。お酒の量はだんだん増え、昼間にも飲むようになり、仕事にも行かなくなった。心配する彼女や友達・家族の言葉に耳を貸そうとしないヒデはアルコール依存症になりすべてを失った。

第一章は大学生が年上の女性に溺れる様子が書かれているんです。あれや、これやと電車の中で読むのがためらわれるような描写が続き、糸山さんじゃなかったら読めなかったかも。年上の女性・額子が「結婚する」と言って二人が別れてから、今度は酒に溺れるヒデ。溺れやすい性格なんですね。
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| 本:あ行(絲山秋子) | 22:42 | comments(0) | trackbacks(1) |
「ラジ&ピース」絲山秋子
ラジ&ピース
ラジ&ピース
絲山 秋子
JUGEMテーマ:読書


地方ラジオ局のパーソナリティを勤める女性を描いた中編の「ラジ&ピース」と回文女子仲間の二人交流を描いたの短編の「うつくしまふぐすま」初出「群像」

久しぶりの絲山さん。


群馬県のFMラジオのお昼の番組を担当する女性DJ野枝は自分を醜いと思い、誰にも心を開こうとしない32歳。都市部のラジオ局よりも地方のラジオ局を好み、そこで働いています。DJとしてブースに入ったときの彼女は全く別の人格になる。そんな彼女の日々。

主人公の野枝は自分が嫌いで心を閉じて暮らしています。こんな風に他人を寄せ付けずに生きていられるものなのか?って不思議な気持ちで読んでいました。だけど仕事が性に合ってるのか、ブースの中に入ると生き生きとしている。仕事中とそれ以外の性格の違いに驚きます。そんな野枝が飲みやで出会った医者・沢音。テンションの低い野枝なんて全くお構いナシでずかずかと野枝に近づいてきます。自分が担当しているラジオ番組にお便りをくれるリスナー達。ある時、常連の一人・恐妻センターさんと会う約束をする。妻子持ちの恐妻センターさんに誘われるままにいろんな場所に行くうちに、リスナーはいつも自分の側にいるんだ、一人じゃないんだって実感する。そして困った時、沢音に電話をして助けてもらう。そんな心の動きが素敵でした。
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| 本:あ行(絲山秋子) | 22:29 | comments(7) | trackbacks(4) |
「豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記」絲山秋子
豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記
豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記
絲山 秋子
JUGEMテーマ:読書


群馬県高崎市在住、一人暮らし作家の泣くに泣けない自炊生活。力パスタ、真夏の洋風ちゃんこ鍋…。試作に試作を重ね、今日も思いつき料理にトライ。雑誌「Hanako」連載の単行本化、妙に切ない傑作エッセイ集。

絲山さんの食・料理に関するエッセイ。最初からのけぞる内容です。だって、だって、「力パスタ」ってタイトルなんですが、餅をフライパンで焼き、そこにイカ墨パスタソース投入。別鍋でファルファッレを茹で上げ混ぜて出来上がり。パスタと餅の組み合わせに唖然。しかもそれが黒いときてるんですから。そんなトンでも料理ばかりが登場するのかとドキドキしていましたがそんな事はなく、美味しそうな料理もあり、笑いがいっぱいのエッセイでした。

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| 本:あ行(絲山秋子) | 20:54 | comments(6) | trackbacks(2) |
「ダーティ・ワーク」絲山秋子
ダーティ・ワーク
ダーティ・ワーク
絲山 秋子

短編集なのかなって思ったら、読みすすめていくうちに色々つながってくる。登場人物がちょこっとずつリンクしている物語はよく見かけるんだけど、なんとなくクイズを解いているようなそんな感覚。これは好きなタイプでした。

短編集だったので、電車の中でちょっとずつ読んでました。「sympathy for the devil」の始まり「恋をすると私はブスになる」がとても印象深くて、家で他の本を読んでいても「ブスになるのはどの本の物語だったかな?」なんて考えていたりして…辰也への不満や、兄と兄嫁・麻子さんの不思議な関係、麻子さんのわき腹から背中にかけての悪魔の刺青とか。この物語が一番印象的でした。
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| 本:あ行(絲山秋子) | 21:35 | comments(18) | trackbacks(10) |
「海の仙人」絲山秋子
海の仙人
海の仙人
絲山 秋子

宝くじが当たり、大好きな海のそばで暮らす河野。ある日彼の元に「ファンタジー」が現れ、単調で孤独だった河野の生活が変わっていく。

なぜか読み忘れていた「海の仙人」今までの糸山さんの本の中で一番好きかも…

敦賀で隠居生活をする河野。そこにやってくる「ファンタジー」と名乗る神様が現れる。ファンタジーが「運命の女だ」というかりん。河野の元同僚で河野に好意を持っている片桐もファンタジーの存在をスンナリと受け入れる。そこら辺がいいなぁって思いました。

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| 本:あ行(絲山秋子) | 22:11 | comments(5) | trackbacks(8) |
「エスケイプ/アブセント」絲山秋子
エスケイプ/アブセント
エスケイプ/アブセント
絲山 秋子


元職業革命家の〈おれ〉こと江崎正臣を語り手にした一人称の中篇小説「エスケイプ」と、その中で正臣がしきりに気にかける〈あいつ〉を主人公にした三人称の短い作品「アブセント」

なんだか絲山さん、男です。冴えないおっさんの世界。

「エスケイプ」は職業革命家を20年やってきた40歳の江崎正臣。活動をやめ、妹が経営する事になった育児所を手伝う為故郷に帰る。その前に旅に出ることにした。東京駅で決めた行き先は大阪、と思ったけど大阪手前の京都、あいつがいた京都が気になる。降り立った京都であいつが通っていた京大吉野寮に行ってみたり、不思議な外人とあったり、町で男を引っかけたり…

「アブセント」は正臣が気にするあいつの物語。あいつは京都でやばい事になって九州に逃げて行き、本屋でバイトをしている。現在36歳。バイト先の本屋に大学時代の友達が偶然本を買いに来た。それから数年後、逃げる時にお金を借りた友人が亡くなったと聞く。
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| 本:あ行(絲山秋子) | 22:20 | comments(14) | trackbacks(10) |
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