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「夜の国のクーパー」伊坂幸太郎
JUGEMテーマ:読書


この国は戦争に負けたのだそうだ。占領軍の先発隊がやってきて、町の人間はそわそわ、おどおどしている。はるか昔にも鉄国に負けたらしいけれど、戦争に負けるのがどういうことなのか、町の人間は経験がないからわからない。人間より寿命が短いのだから、猫の僕だって当然わからない――。これは猫と戦争と、そして何より、世界の理のおはなし。どこか不思議になつかしいような/誰も一度も読んだことのない、破格の小説をお届けします。ジャンル分け不要不可、渾身の傑作。伊坂幸太郎が放つ、10作目の書き下ろし長編。
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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 10:39 | comments(2) | trackbacks(3) |
「PK」伊坂幸太郎
PK
伊坂 幸太郎
講談社
¥ 1,260

JUGEMテーマ:読書


中篇「PK」「超人」「密使」からなる“未来三部作”。こだわりとたくらみに満ちた三作品を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは。
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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 22:31 | comments(6) | trackbacks(4) |
「仙台ぐらし」伊坂幸太郎
JUGEMテーマ:読書


タクシーが多すぎる、見知らぬ知人が多すぎる、ずうずうしい猫が多すぎる…。仙台在住の作家・伊坂幸太郎が日々の暮らしを綴る。『仙台学』掲載を中心に書籍化。書き下ろし短編「ブックモビール」も収録。
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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 07:32 | comments(4) | trackbacks(2) |
「3652―伊坂幸太郎エッセイ集 a decade」伊坂幸太郎
JUGEMテーマ:読書


「喫茶店」で巻き起こる数々の奇跡、退職を決意したあの日のこと、「青春」の部屋の直筆間取り図、デビュー前のふたりの恩人、偏愛する本や映画に音楽、「干支」に怯える日々、恐るべき料理、封印された「小説」のアイディア―20世紀「最後」の「新人作家」が歩んできた10年。
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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
「マリアビートル」伊坂幸太郎
伊坂 幸太郎
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-09-23)

JUGEMテーマ:読書


酒浸りの元殺し屋「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた悪魔のような中学生「王子」に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線〈はやて〉に乗り込む。取り返した人質と身代金を盛岡まで護送する二人組の殺し屋「蜜柑」と「檸檬」は、車中で人質を何者かに殺され、また身代金の入ったトランクも紛失してしまう。そして、その身代金強奪を指示された、ことごとくツキのない殺し屋「七尾」は、奪った身代金を手に上野駅で新幹線を降りるはずだったのだが……。

やっぱり伊坂さんは面白い。東京駅から東北へ。殺し屋ばかりの新幹線の中で繰り広げられる会話。ただなんとなく話しているだけなのに、後にちゃんとつながっているんです。
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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 22:57 | comments(2) | trackbacks(3) |
「バイバイ、ブラックバード」伊坂幸太郎
JUGEMテーマ:読書


太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」から想像を膨らませて創った、まったく新しい物語。1話が50人だけのために書かれた「ゆうびん小説」が、いまあなたのもとに。

5股をかけていた星野一彦は、借金苦に陥り2週間後に<あのバス>と呼ばれるバスに乗せられ、どこか怖ろしい場所へ連れて行かれる事が決まっている。その前に付き合っている女性にお別れを言いたいといった星野。そこでお目付け役の身長180センチ、体重180キロの巨漢女性繭美を偽りの婚約者ということにして、5人の女性たちに別れの挨拶に行くというお話である。

各章、始まりはそれぞれの女性が星野とであったときのこと。そして現在の話は「あれも嘘だったわけね」で始まります。5股もかけちゃうような女性ってどんな男なの?!って思います。「若者らしさと成熟した大人の雰囲気を併せ持つ星野。短い髪に、高い鼻、目と耳が大きく、整っているとは言いがたいものの、個性はある」と一人の女性は語ってます。ひどい男なのかと思えば、単なる優柔不断で、だけど困ってる人を見捨てることが出来ない優しい男なのかな。

星野の婚約者という設定になっている繭美。彼女のすごさったら想像を絶しています。とにかく他人の迷惑なんて全く考えていない。いや、むしろ他人がいやな顔をするのを見るのが繭美の喜びって感じ。話の途中で小箱から出した耳かきで耳掃除をする。「常識」「気遣い」などの言葉を塗りつぶした辞書を持ち歩く繭美。繭美の辞書は書いてある字の方が少ないんじゃないかな。人を食ったような喋り方、


5人の女性との別れですが、哀しいだけじゃなく、なんとなく笑えたり、すごく幸せな気持ちになれたりするのです。最後の話が一番素敵だなって思いました。
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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 22:06 | comments(4) | trackbacks(7) |
「オー!ファーザー」伊坂幸太郎
JUGEMテーマ:読書


みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。我が家は、六人家族で大変なんだ。そんなのは珍しくない?いや、そうじゃないんだ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、みんなどこか変わっていて。俺は普通の高校生で、ごく普通に生活していたいだけなのに。そして、今回、変な事件に巻き込まれて―。

最近の伊坂さんの作品は面白いんだけど…って思ってたんです。この物語は「おぉ!好きなタイプ」って思って読んだのですが、あとがきで伊坂さんが「ゴールデンスランバー以前までを1期、以後を2期とすると、1期最後の作品」と書いてました。なるほど。だから好きなタイプだったのか。

高校生の由紀夫は母親とギャンブル好きな鷹、中学教師でスポーツ万能の勲、大学の教授で思慮深い悟、女性好きなプレイボーイの葵という個性豊かな4人の父親と暮らす。5月の中旬、クラスメイトの多恵子が下校途中の由紀夫についてきた。由紀夫に4人の父親がいることを知った多恵子に連れられて不登校の小宮山の家を訪ねたり、中学時代の同級生鱒二のせいで牛蒡男にからまれたりと散々。
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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 22:43 | comments(6) | trackbacks(7) |
「SOSの猿」伊坂幸太郎
伊坂 幸太郎
中央公論新社
(2009-11-26)

JUGEMテーマ:読書


ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、一瞬にして三〇〇億円の損失を出した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空―救いの物語をつくるのは、彼ら。

「私の話」、「猿の話」とつけられた章が交互に書かれています。そしてそれぞれにしょんぼりした男の人と猿の絵がついてる。「ゴールデンスランバー」の時と似た感じ。でも、今回の話はそれほどワクワクしなかったなぁ。

「私の話」と「猿の話」という2つのストーリィが交互に語られていきます。
「私の話」の主人公は、家電販売店に勤める遠藤二郎。彼は困っている人を無視できない性格。イタリアに滞在していた頃に悪魔祓いをしていた友人の父親の牧師について悪魔祓いの様子を見ていた。日本に帰ってから数人の相談に乗った。子どもの頃憧れていた近所の年上女性から引き篭りとなっている彼女の息子について相談を持ちかけられます。「猿の話」は誰かが語るシステム会社の品質管理部に勤める五十嵐真の物語。なんでも理論的に考えることしか出来ない五十嵐が自社システムを利用する証券会社の株の誤発注事件の原因調査を命じられます。そして物語は思わぬ展開を見せるのです。
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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 20:48 | comments(6) | trackbacks(3) |
「あるキング」伊坂幸太郎
伊坂 幸太郎
徳間書店
(2009-08-26)

JUGEMテーマ:読書


天才が同時代、同空間に存在する時、周りの人間に何をもたらすのか?野球選手になるべく運命づけられたある天才の物語。

伊坂さんぽくないと言えば「ぽくない」物語なのかもしれない。「誰も書いたことのないような伝記を書いてみました」だそうです。「おまえは…」って言いながら語っていく人って誰なんだろう。そんな事が気になりながら読みました。

万年最下位で5位とも大差がつくのが常という、仙醍キングスの熱烈なファンである山田夫妻。2人は、名将・南雲慎平太監督が亡くなった日に息子を授かった。「王が求め、王に求められるように」と我が子に「王求(おうく)」と命名し、仙醍キングス入団のために育てられる王求。生まれる瞬間から、幼児期、少年期、青年期、プロ野球時代が語られる。

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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 21:01 | comments(8) | trackbacks(5) |
「モダンタイムス」伊坂幸太郎
モダンタイムス (Morning NOVELS)
モダンタイムス (Morning NOVELS)
伊坂 幸太郎
JUGEMテーマ:読書


検索から、監視が始まる。漫画週刊誌「モーニング」で連載された伊坂作品 最長1200枚。

「人は知らないものにぶつかった時、まず何をするか?『検索するんだよ』」五反田の言う言葉ですが、本当にそうなんです。今朝も息子が何か質問してきたんだけど、それが私の知らないことだったので「後でコンピューターで調べてあげる」って言いました。そしてこの本の事思い出してちょっと怖くなった。

「魔王」から50年後の世界。今の世界からは100年くらい経ってるらしく、カセットテープを知ってる人は少ないし、ジョン・レノンだって「そんな人がいたらしい」って程度です。「魔王」の犬養は失踪しているし、犬養が首相の時に国民投票した法律改定は通ったらしく、男子は徴兵制度により訓練を受けている。そんな世界でSEをしている渡辺拓海の物語。
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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 22:23 | comments(19) | trackbacks(12) |
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