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「太陽の村」朱川湊人
朱川 湊人
小学館
(2010-01-28)

JUGEMテーマ:読書


ハワイ帰りの飛行機事故。目が覚めると、そこはド田舎の村。電気・ガス・水道なし。金太郎、桃太郎に仮面の男。田おこし、年貢、人身御供に仇討ち!?本当にどうする俺?フリーターが遭遇した究極の問い。著者新境地のノンストップ・エンタテインメント。

読んでる途中で「あれ?朱川さんの本だよね???」って思って確認してしまうくらい、朱川さんっぽくない物語です。どちらかと言うと奥田英朗さんっぽいって思ってしまったのは「オイアウエ漂流記」を思い出したからかしら。

主人公はオタク系のデブ・坂木龍馬。いやいやながら参加した父親の退職記念ハワイ旅行の帰りの飛行機が事故にあい、気がついたときには海岸に打ち上げられていた。そこは電気もガスも水道もなく、村人たちはみんな映画『七人の侍』のエキストラみたいな格好をしていて、言葉は通じても話が通じない。これはもしかしたらタイムスリップしてしまったか?と焦る龍馬。引きこもりのオタクだった龍馬が田起こしをし、地頭に命を狙われ、村長を助けるために地頭の城に乗り込む!
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| 本:さ行(朱川湊人) | 22:03 | comments(0) | trackbacks(1) |
「あした咲く蕾」朱川湊人
JUGEMテーマ:読書


美人だけど性格が悪い僕のおばさん。でも彼女は、正真正銘の天使だった。なぜなら、自分の命を分け与えることができたから…。表題作のほか、「雨つぶ通信」「花、散ったあと」など全7編を収録。

昭和40年代の下町を舞台にした不思議な物語。きれいなファンタジーなので印象薄めではありますが、いい息抜きになる本でした。

挿画は中島梨絵さん。最近読んだ本だと梨屋アリエさんの「スノウ・ティアーズ」森見さんの「恋文の技術」など。素敵な絵を書く方だなって思います。

「花、散ったあと」の最後の最後にくすっと笑えちゃうのがよかったです。
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| 本:さ行(朱川湊人) | 20:34 | comments(0) | trackbacks(1) |
「わくらば追慕抄」朱川湊人
わくらば追慕抄
わくらば追慕抄
朱川 湊人
JUGEMテーマ:読書


人や物の「記憶」を読み取れるという不思議な力をもった姉の鈴音と、お転婆で姉想いの妹ワッコ。固い絆で結ばれた二人の前に現れた謎の女は、鈴音と同じ力を悪用して他人の過去を暴き立てていた。女の名は御堂吹雪―その冷たい怒りと憎しみに満ちたまなざしが鈴音に向けられて…。今は遠い昭和30年代を舞台に、人の優しさと生きる哀しみをノスタルジックに描く、昭和事件簿「わくらば」シリーズ第2弾。

「わくらば日記」を読んでから3年経ってます。昭和35年から37年まで、ワッコちゃんは中学3年生から高校2年生になってます。過去の物語、記憶が曖昧で「○○がありました」なんていわれても「う〜ん、そうだったかしらね」って感じ。

今回は鈴音と同じ能力を持った、薔薇姫こと御堂吹雪が登場します。同じ能力を持ちながら、その能力で恐喝をしたり、見た人の過去をべらべらと喋ったりします。鈴音と全く対照的な吹雪ですが、鈴音の事を知っていて「お久しぶりね」と言う。そして「あなたって、前もそうだったわ。何も知らずに私を踏みつける」とさえ言ってます。鈴音がなくした小さい頃の記憶。そこら辺に関係してきそうなのに、最後までその謎は解けないままでした。次のお楽しみなのか?又3年もたったら忘れちゃうわ。
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| 本:さ行(朱川湊人) | 22:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
「本日、サービスデー」朱川湊人
本日、サービスデー
本日、サービスデー
朱川湊人
JUGEMテーマ:読書


「本日サービスデー」「東京しあわせクラブ」「あおぞら怪談」初出「週間宝石」と「気合入門」「蒼い岸辺にて」書き下ろし。5つの物語。

朱川さんの小説久しぶりです。

表題作「本日、サービスデー」が一番面白かったかな。1日だけ願い事がかなう「サービスデー」たまたま自分にとってその日がサービスデーだと知ってしまった男が天使をお供に時々官能的な悪魔にささやかれながら1日を過ごします。リストラにあいそうな冴えない男らしく、願うのが「向かいのカフェにいる美女と話す」だったりするのですが、愛惜して相手がニッコリしても会話が出来ないという情けなさ。

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| 本:さ行(朱川湊人) | 22:22 | comments(2) | trackbacks(3) |
「スメラギの国」朱川湊人
スメラギの国
スメラギの国
朱川 湊人
JUGEMテーマ:読書


結婚を決意し、幸せいっぱいの志郎と麗子。新居となるアパートの前には、猫が多く集まる不思議な空き地があった。引越しの挨拶に行った大家から空き地の丘付近の白い猫には構うなと言われた。ネコ好きな麗子の影響で、ひょっこりと部屋に現れた猫に餌をあげていた志郎。同僚から車を安く手に入れた志郎は、目の前の空き地を車庫がわりにする。しかしそれが薔薇色の生活を一変させる、可愛かった猫たちとの戦いの始まりになろうとは思いもしなかった……。

おぉ〜怖い。読んでいる途中から、表紙を見ても怖いし、テレビやネットでネコが映るとゾゾゾーっとなりました。

恋人・麗子との結婚を決意し、新築アパートに引っ越した志郎の物語と志郎の上司で息子を交通事故で亡くし、心の病気になって暫く休職していた村上の物語が二人の視点とあとはネコの視点で描かれています。

出版社の紹介に「志郎の新居の前には、猫が不思議と多く集まる空き地があった。そこを駐車場がわりにしたことが志郎を狂わせる不幸の始まりだった。」とあるのですが、そこにたどり着くまでがなんだか長い。あまりに長くて、気分転換のために他の本に浮気してみたりして。だけど、後半はもう一気でした。血なまぐさくて気持ち悪いのですが、怖いもの見たさというのか、ラストがどうなるのかそれが知りたい一心で。

続きはネタバレしていますので、ご注意下さい。
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| 本:さ行(朱川湊人) | 23:17 | comments(7) | trackbacks(4) |
「いっぺんさん」朱川湊人
いっぺんさん (いっぺんさん)
いっぺんさん (いっぺんさん)
朱川 湊人

どの物語も子供が主人公。まだ無垢で無知な子供が主人公だからこその物語なのも知れないですね。朱川さんらしいノスタルジックな世界、そして思わずゾクリのラスト。ゾクリとするんだけど、人間の愚かしさやあたたかさなんかもちゃんと出ているので、怖がりの私も読めます。

「コドモノクニ」の昔話に関連付けた子供の物語はぞっとします。「八十八姫」の物語が印象的。
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| 本:さ行(朱川湊人) | 21:00 | comments(9) | trackbacks(6) |
「超魔球スッポぬけ!」朱川湊人
超魔球スッポぬけ!
超魔球スッポぬけ!
朱川 湊人

webマガジン幻冬舎で2005年9月から2006年12月まで月に2本ずつ連載されたエッセイ。

クスクス笑っちゃいました。子どもの頃からの事、学生時代の事、日々のことなどをおかしく書いてます。特に( )でくくられてる自分ツッコミが大爆笑。1話に1度は笑いどころを作るようにとの指示で書いたとありました。なるほど。

特撮好きが高じて、ウルトラマンメビウスの脚本を手がけたとか。家に子供用に録画したDVDがあるから探し出してみてみようかしら。


| 本:さ行(朱川湊人) | 21:08 | comments(4) | trackbacks(1) |
「水銀虫」朱川湊人
水銀虫
水銀虫
朱川 湊人

人の心に潜む負の要素を書き込んだ短編集。

うーん。「赤々煉恋」を読んだ後だったし、表紙の感じからしてこんな感じを想像していましたが、ジワジワと怖い物語。

タイトルの水銀虫というのは人の魂に入り込んで這いずり回り、やがて無数の穴をあけてしまう虫だそうです。そして物語に登場するのはそんな虫に支配された人たちの物語です。

朱川さんの本、いつも難しい言葉(そう感じるのは私のレベルが低いからかしら?)が使われているように思います。タイトルの「虎落の日」のもがりとは虎落風といって冬にひゅうひゅうなる風の音の事らしい。「はだれの日」のはだれとは斑雪(はだれゆき)。俳句の春の季語で、春先に雪解けが始まって、山や野の景色が白と茶色の斑になることから来ている。「薄氷の日」はうすらいと読む。
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| 本:さ行(朱川湊人) | 23:55 | comments(4) | trackbacks(2) |
「赤々煉恋」朱川湊人
赤々煉恋
赤々煉恋
朱川 湊人



どれもこれも、ちょと気味悪くて読後感が悪い。夏に読むのにぴったりの本でした。
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| 本:さ行(朱川湊人) | 22:40 | comments(8) | trackbacks(4) |
「わくらば日記」朱川湊人
わくらば日記
朱川 湊人

色白の美人で目の色は鳶色。体は決して丈夫ではなかった。そんな姉さまが亡くなって30年。主人公のワッコこと和歌子が、昭和30年前半、不思議な力を持った姉と一緒に過ごした子供時代を振り返る5つの短編集。

前回の「かたみ歌」より少し前の時代。ちょうど映画「ALWAYS三丁目の夕日」と同じじだいでしょうか(観てないけど)。主人公ワッコの家には冷蔵庫がありません。仕事の事情で別居してる父さまの仕送りと母さまの裁縫仕事で暮らしています。貧乏だけど、みんなが同じような生活をしていた、そんな時代。

姉の鈴音は色白の美人。ハーフと間違われるくらいです。体は弱くよく熱を出します。そして人でもものでもじっと見ているとその対象物が見てきたものが「見える」のです。「見える」事をワッコが憧れていた警察官に話してしまったせいで、事件の容疑者の過去を「見る」事になります。心優しい姉さまはショックのあまり熱を出してしまう。

一番印象に残ったのは「流星のまたたき」です。毎年届く年賀状、素敵です。

人が死んだりするのですが、なんだか心温まる物語。この姉妹、心が汚れていない。特にお姉さんは本当に天使のような人なんです。読んでいるとホッとするのと同時に自分の汚れ具合がよくわかり悲しくなります。

だけど、ワッコが時々「その姉さまももういません」「27歳で亡くなった姉さまが…」と何度も何度も言うのです。最後の話は27歳の姉さまの物語なのかと思ってどきどきしてましたがそうじゃなかった。この姉妹の物語続くんですよね?気になります。
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| 本:さ行(朱川湊人) | 11:23 | comments(8) | trackbacks(3) |
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