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「ビリジアン」柴崎友香
柴崎 友香
毎日新聞社
(2011-02-15)

JUGEMテーマ:読書


黄色い日、白い日、赤い日―。映画、ロック、火花、そして街。10歳から19歳まで、誰かにいつか存在した、ある瞬間。

一人の女性が10歳から19歳までの日々を書いているエッセイのよう。昔を思い出し、その時見たまんまを書いているって感じ。映像が頭の中に残ります。淡々と書かれた文章に心がやすまります。が、やすまりすぎて気がついたら寝ていたり…
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| 本:さ行(柴崎友香) | 20:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
「寝ても覚めても」柴崎友香
JUGEMテーマ:読書


人は、人のどこに恋をするんだろう?消えた恋人・麦を忘れられない朝子。ある日、麦に顔がそっくりな人が現れて、彼女は恋に落ちるが…朝子22歳から31歳までの“10年の恋”を描く各紙誌絶賛の話題作。

主人公が写真を撮るのが好きだったり、一緒にいる人のTシャツの柄をいつもチェックしていたり。そこら辺が柴崎さんらしかった。

1999年、22歳の朝子は展望フロアである青年に一目惚れする。そして同じ日にバーで再開し付き合い始めたのが麦。全く生活観のないアパートで暮らす麦は時々ふらりといなくなってしまう癖がある。そして「上海に行きたい」と言って、渡航したまま帰ってこなくなった。2005年、東京に引っ越した朝子の前に、麦と顔が瓜二つの青年・亮介が現れる。朝子はやがて亮介と付き合うようになる。だが2007年、突然テレビに俳優になった麦の顔が映る。どんどん人気が上昇してスターになっていく麦に、また朝子の気持ちが揺れていく。そして…
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| 本:さ行(柴崎友香) | 22:24 | comments(2) | trackbacks(1) |
「よそ見津々」柴崎友香
柴崎 友香
日本経済新聞出版社
(2010-09-23)

JUGEMテーマ:読書


あっちに気を取られ、こっちが気になり…好きなもの、したいこと、わからないこと、今のこの感じ…世界とかかわること。初の本格エッセイ集。

大阪から東京に出てきて5年間。日経新聞夕刊、朝日新聞夕刊、CREA、ベターホーム、そのほかさまざまな媒体に書いたエッセイ。

食べ物のこと、ファッション、東京の事、大阪の事、そして本や映画のこと。同じような事を色々な媒体に書いているので「ん?さっきも読んだ」って言うのもいくつかあります。でも、それだけ柴崎さんの思いがぶれていないって事なんでしょうね。

柴崎さん、20代女性の物語をたくさん書いているのでご本人も「若い」って印象でしたが、もう30代なんですね。ビックリだ。
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| 本:さ行(柴崎友香) | 21:45 | comments(2) | trackbacks(1) |
「見とれていたい 私のアイドルたち」柴崎友香
JUGEMテーマ:読書


素敵な女の子はこの世の宝!―映画&テレビ好きの著者が、とびきりお気に入りの女優・タレント・ミュージシャンについて綴った、クールでちょっぴりミーハーな21章。

柴崎さんの小説に出てくる女の子達は、かわいい子がダイスキで知り合いになったかわいい子のことをあれこれ言い合います。この本はそんな柴崎さんらしいエッセイ。

登場するのは…スカーレット・ヨハンソン/ジュリー・デルピー/エマニュエル・べアール/ケイト・ブランシェット/インリン・オブ・ジョイトイ/ニコール・キッドマン/クリスティーナ・リッチ/カイリー・ミノーグ/ペネロペ・クルス/松坂慶子/ヴァネッサ・パラディ/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/ナタリー・ポートマン/ドリュー・バリモア/ヘレン・ミレン/ジュディ・デンチ/カトリーヌ・ドヌーヴ/マドンナ などなど。

私も好き〜〜〜〜って思う女優さんたちがたくさん登場します。主に女優さんなのですが、色んな映画の中でどの映画が一番素敵かってことを詳しく紹介しているので、見たことない映画は見たくなります。

表紙は若い頃の松坂慶子さんだそうです。私、黒谷友香かと思ってました。
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| 本:さ行(柴崎友香) | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ドリーマーズ」柴崎友香
JUGEMテーマ:読書


目の前にある世界が、夢のように思える瞬間がある。いくつもの風景からあふれ出す、大切な誰かへのたしかな想い。現実と夢のあわいを流れる時間を絶妙に描く表題作ほか、ゆるやかな日常からふと外れた瞬間をヴィヴィッドに映し出す、読むたびに味わい深まる連作短篇集。

出だしから柴崎さん!って感じの文章で、あぁやっぱり好きだなぁってニヤニヤしながら読みました。日常の中で友達と会話していてもふとした拍子に自分の内側に入り込んじゃって、どうでもいいようなこと考えてる事ってあります。特別何かがあるわけじゃなく、ある女の子の日常を切り取ってる感じ。

一応、物忘れの激しい自分の為にあらすじっぽいもの書いてみたけど、それ以外の部分に色々面白いところがあって、むずかしいぞ。

舞台が大阪だけでなく、新宿辺りも登場してました。それでも主人公は関西弁なんだけどね。
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| 本:さ行(柴崎友香) | 20:56 | comments(2) | trackbacks(2) |
「星のしるし」柴崎友香
星のしるし
星のしるし
柴崎 友香
JUGEMテーマ:読書


30歳を目前にした会社員・果絵と、その恋人、友人、同僚、居候らが大阪の街を舞台に織りなすゆったりとしたドラマ。

大阪を舞台にした、柴崎さんらしい日常を切り取った物語。年齢的に自分とは少し離れているからなのか、共感するものはなかったけど、映像を見ているかのように流れ込んでくる情報を頭の中で一つずつ組み立てながら楽しみました。

中学のときからの友達・皆子の車で彼氏・朝陽の家に居候するカツオ君と一緒に友人宅に行った帰り道のファミレスで祖父が亡くなった事を知る。そんなところから始まる物語。
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| 本:さ行(柴崎友香) | 22:24 | comments(4) | trackbacks(3) |
「主題歌」柴崎友香

主題歌
柴崎 友香
JUGEMテーマ:読書


第137回芥川賞候補作の「主題歌」「六十の半分」「ブルー、イエロー、オレンジ、オレンジ、レッド」短編3作収録。

柴崎さんの文章。好きです。物語に音楽や写真や絵がいっぱい出てくる。バンドをやっている友達がいて、メジャーデビューしている人よりずっと上手なのに…とかなるほどな〜って思います。そういえば「フライヤー」って言葉は柴崎さんの物語で初めて知ったのでした。

今回は主人公の視点で物語が進む中で、ふらりと他の人の視点になるんです。それがあまり好きじゃなかったな。なにか、意図的にやっていたんだろうとは思うんだけど、ちょっと苦手でした。

「主題歌」はかわいい女の子が好きな実加の日々ですが、私もかわいい子はだ〜〜〜いすき。中学から女子校だったのですが、高校から入ってきた子に「ななの周りってかわいいこばっかりだね」って言われたことがあります。知らぬ間に友達になる子を選んでいたんでしょうね。かわいいこを見るとじーーーーーーっと見つめちゃいます。実加の友達の小田ちゃんのように声をかけて友達になるなんて事は出来ないけど、とにかくじーっと観察します。

女の子限定カフェ。日にちを決めて、何か一つ持ち寄って下さいって連絡して。自分の友達を誘っても良し。そんな面白そうなところ行ってみたい。落ち込んでいた愛ちゃんがボロボロ泣き出し、小田ちゃんのお母さんも含めみんなで励ましている姿がすごく素敵でした。そして実加の彼氏・洋治がタイミングよく(悪く?)帰ってくるのですが。なんだか洋治君もいい子です。
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| 本:さ行(柴崎友香) | 23:13 | comments(10) | trackbacks(5) |
「ガールズファイル」柴崎友香

ガールズファイル―27人のはたらく女の子たちの報告書
柴崎 友香
JUGEMテーマ:読書


「ハナコ ウエスト」2005年6月号から2007年8月号に掲載された「West Girl’s File」に加筆修正した「ガールズファイル」と2004年5月号から2005年5月号に連載した「毎日、寄り道。」

「ガールズファイル」は毎回一人の人にインタビューをしてその人がどうして今の仕事についたか、彼がいるならどんな付き合いをしてるのか、家族との事なんかを聞いてます。

女の子(って柴崎さんが使ってますので…いったいいつまでが「女の子」なんだろうか?)って結構30歳を前に仕事?結婚?転職?何か自分のしたい事?って悩むのかもしれないですね。そういえば私も27歳の時に「結婚する前にアメリカに行ってみるべきだ」って仕事を辞めて一年間留学したんでした。行ってよかったなって、あの時決断してなかったら後悔していただろうとは思うのですが、ここに出て来る女の子たちのようにその後に繋げていない。情けないです。

「毎日、寄り道。」は柴崎さんが実際にお店でごはんを食べながら関西で働いている女の子たちの会話を聞かせてもらってショートストーリーを作るという企画だったようです。主人公が同僚と、友達とランチやディナーをしながら、結婚・仕事・彼や元彼について語ってます。

結婚式があったり、元彼にであったり、友達の恋話を聞いたり、「そうそう、こうだったよな〜」って思うシーンがいっぱい。大阪の街を全く知らないのですが、知ってる人は景色が浮かぶんでしょうね。
| 本:さ行(柴崎友香) | 21:41 | comments(4) | trackbacks(2) |
「また会う日まで」柴崎友香
また会う日まで
また会う日まで
柴崎 友香

6日間の休暇を取って東京に滞在する有麻。日曜日に出席した高校の同級生・徹生の結婚式で高校時代に気になっていた鳴海君のことを聞き、連絡を取ってもらう。そんな有麻の6日間。

主人公の有麻は25歳。写真を趣味にしています。見る景色を撮影したり、この瞬間を取りたい…そんな事を考えながら東京をブラブラします。見ている景色、その一瞬を写真に残せたらいいのにって思うことあります。だけど、目に見た景色がそのまま写真として残る事なんてほとんどないんですよね。

泊まり先は大学の時写真部の仲間だったしょうちゃん。元同僚で今はモデルをしている李花ちゃんと会ったり、同僚の人と食事に行ったり、ライブを見に行ったり。李花ちゃんに会いに行って、ちょこっとモデルの仕事をしてみたり。

今回、一番気になるのは鳴海君。高2の修学旅行の時に、心理テストで鳴海君が有麻に対して「セックスフレンド」と思っていると出る。そして自分もなんとなく同じ気持ちを持っていることがわかる。そんな鳴海君の名前が急に出て会ってみたいって思う。

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| 本:さ行(柴崎友香) | 22:45 | comments(10) | trackbacks(6) |
「その街の今は」柴崎友香
その街の今は
その街の今は
柴崎 友香

大阪に住むウタちゃんは事務をしていた会社が倒産して、OL時代に通っていたカフェでバイトをする日々。合コン、好きな人、気になる人、そして趣味である大阪の古い写真集め。そんな日々。

柴崎さんらしい、ある女の子の日記のような淡々とした日々の物語。ウタちゃんを通して大阪の風景が浮かんでくる。(大阪、全くわからないので、私が読んだところでイメージできないのですが、きっと大阪をよく知る人には目の前に街並みが広がるんだと思います)

失敗続きの合コン。ライブで偶然であった知り合いの男の子と酔った勢いでメールアドレス交換したり、好きだったけど結婚してしまった男の人が働いてるカフェに来てドキドキしたり。仕事を探さなきゃと思いつつ、ちょっとのつもりで働いているカフェが居心地よかったり。本当に28歳の女の子の日常なんです。
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| 本:さ行(柴崎友香) | 21:25 | comments(9) | trackbacks(7) |
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