『4TEEN』続編ついに刊行!ぎこちない恋。初めての裏切り。そして、少しだけリアルさを増してきた未来…。超高層マンションを見上げる月島の路地で、ぼくたちはこの世界の仕組みを考える。ダイ、ジュン、ナオト、テツロー―永遠の青春小説。『小説新潮』掲載に書き下ろしを加え書籍化。
「4TEEN」が出版されたのが2003年5月になってました。たぶん出てすぐに読んでるので6年以上経ってます。月島に住む4人の14歳の物語だって事は覚えていたんだけど、それ以外はまったく…そんな4人が16歳になったものがたり。読むうちに語るのはテツローで、ナオトは高層マンションに住み、早く年を取ってしまう病気の子、ダイは中学時代から家庭的に問題があり、父親の死を体験したことを、あぁそうだったっけってなんとなく思い出しました。ジュンが一番印象薄めかも。
そんな4人が16歳、高校1年生に。テツローは都立高校に。ダイはユウナとその子供と一緒に暮らし始め、昼間は築地市場で働き夜は定時制高校に通う。ジュンは都内で一番の進学校に通い、ナオトは大学受験の心配のない私立のおぼっちゃん学校へ進学。
どの物語も短め。さらりと終わります。それぞれの物語は出来すぎじゃないか?って気もしますが、テンポよく読めて面白かったです。中学生からの同級生の4人。遠慮せず色々言い合えて、いいところも悪いところも、エッチなDVDの好みでさえお互いに知っている。男の子の友情ってこんな感じなのかな。
⇒ 数(自然数)は、幽霊である。 (11/17)
⇒ 式神自然数 (10/21)
⇒ アスラン (04/07)
⇒ 脱皮中 (11/10)
⇒ 三角点 (10/20)
⇒ 鶯張り (10/02)
⇒ ゆっぴ (09/26)
⇒ かぶの入門 (06/12)
⇒ 由紀 (03/16)
⇒ 秋緒 (02/02)